「ひぐらしのなく頃に業」祟騙し編を見終わった感想と考察です。
祟騙し編 其の伍まで視聴しましたが……。
レナの言う通り「意味が分かんない」ですね。
鉄平が雛見沢に帰ってきたことで、沙都子が壊れていく…。
オリジナル「祟殺し編」そのままの展開でしたが、「祟騙し編」の圭一は鉄平を殺すことはせず、あくまで正攻法を貫きました。
児童相談所に陳情し、分校の生徒を引き連れ、町会の圧力にも屈せず、園崎家当主・お魎が認める大立ち回り…。
「皆殺し編」で沙都子を助け出したルートそのままの展開。
オリジナルの「祟殺し編」→「皆殺し編」というルートをたどってきたはずなのに、最後の最後で様子が変わります。
お魎の発した号令で、大人数が児童相談所に押し掛けたところを、「解散せよ」と言ってきた大石さん。
「皆殺し編」にもあったシーンで、その時もほぼ「解散させるフリ」だけだった大石さん。
「祟騙し編」も似たような対応でしたが、
「花を持たせるのも茶番に付き合うのも、今だけです」
という意味深なセリフ。
そして児童相談所の課長、原川を北条家まで送り届ける。
これも「祟殺し編」には無い展開でした。
そして「綿流しのお祭り」の夜以降は、完全なオリジナルストーリー。
沙都子が圭一を連れ出したこと。
「にーにー」と呼び、抱きつくほど圭一に情愛を見せる沙都子。
北条家に「連行されたはず」の鉄平がいたこと。
「真っ赤な目」をした鉄平が。
そして……古手神社の境内で、大石さんが魅音・詩音・梨花ちゃんに沙都子を殺したと……。
訳が分からないし、沙都子は圭一と一緒に北条家にいたはずなのに、なぜ古手神社の境内で殺されたのか…。
そもそもなぜ、大石さんが皆を殺したのか…。
なぜ、レナだけが助かったのか…。
「鬼騙し編」でもそうでしたが、結構な重傷を負った圭一が、何故無事なのか……。
「祟騙し編」が終わって「ひぐらしのなく頃に業」も折り返し地点ですが、後半であっと驚く真相が明らかになるのか…。
ちなみに今回、雛見沢分校の「江田島平八」みたいな校長先生、出てませんね。
特に大きな意味はないと思いますが……。
前の話:祟騙し編 其の伍
次の話:猫騙し編 其の壱
コメント
コメント失礼します。
問題編である業も終わり、改めて祟騙し編を再検討してみました。
鉄平の改心を考慮すれば、沙都子は単純に部活メンバーに鉄平に虐待されているとアピールしていただけには留まらないと思われます。鉄平に対しては、『学校の方でイジメられている』と嘯いていた。
その前提で考えると、鉄平が高圧的な態度でアニメや漫画で知恵先生や圭一達に接していたのも分かります。彼らしてみれば、沙都子をイジメている連中とイジメに対して何もしない先生なのですから。沙都子を守ろうとするのは保護者として当然です。
恐らく、鉄平は鉄平なりに沙都子をなんとかしようと、これまでの贖罪を込めて立ち回っていたと思います。
その相談相手が警察の大石。大石も沙都子の周りにいる圭一達が過去に問題を起こした人物だと知っていたから、なんとかしようとした。だが、警察がイジメ問題に介入はできず、あれよあれよと言う間に、鉄平を悪役にしようとする動きに変わってしまった。
大石が「花を持たせるのも茶番に付き合うのも、今だけです」と言ったのも、ありもしない虐待をもっともらしく騒ぎ立てる圭一達に対する皮肉。
もしかしたら、この時点で大石はイジメられていると主張する沙都子のことを少し疑っていたかもしれません。
それで沙都子を問いただそうとするも、反対に雛見沢症候群を発症させられてしまい凶行に及んでしまった。
鉄平はどうなったのかは不明です。本当に圭一を襲ったのか、それとも沙都子によって始末されたのか、はたまた雛見沢から避難したのか。それでも、大筋の祟騙し編の真相はこれだと思います。
長文失礼しました。