「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 」「202話☆四条帝は馴染みたい」の ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介します。
3年生に進級したかぐや達。
校長の指金で、「多くの助けが必要になる」かぐやに有利なクラス替え。
四条眞妃、柏木渚、柏木さんの彼氏、早坂愛、そして藤原に会長。
謎の人気者「渡部神童」…。
見知った面々(一部見知らぬ顔)のクラスに転向してきたのは、四条眞妃の弟・四条帝でした…。
第202話☆四条帝は馴染みたい
四宮家と対を成す四条グループの跡取りと目される男でありながら、高校サッカー大会で無名校を全国大会優勝に導いた男。
そして学力においても…全国模試でトップ争いを繰り広げていた会長の前に、1年の試験で彗星のごとく現れ、大差で会長に勝利した男。
家柄・運動・学力、そのいずれにおいてもトップクラス。
「帝」の名を冠するに相応しい四条帝は……。
『うっ……うまくやれるかな……』
転校初日、緊張していました……!!
「年頃の男の子」って感じで好感が持てます。
「サッカーに一区切りついたら秀知院に行く」というのが親との約束だった、四条帝。
しかし、高校3年のこの時期の転校は、本人にとって不安だらけ……。
クラスの皆は遠巻きに見ているだけで、誰も絡んでこず…。
頼りの姉はニヤニヤ見ているだけ……。
高校サッカー界では有名人の四条帝。
その名は当然、クラスの人気者(?)渡部神童くんも知るところ。
神童くんも「恐怖を覚えた」という、帝のプレー。
多くのサッカー少年の心を打ち砕いた帝に、敬意を込めて「ボーイファッカー帝」と呼ぶ神童くん……。
ミリの敬意も込もっていない……。
全国大会の直前まで「インドにいた」という噂を聞いたことがある、という神童くん。
クリスマスに涅槃を目指しにインドに行った姉を心配し、一緒にインドに行った帝…。
高校サッカーの全国大会(選手権)は、年末~年明け開催ですから…その時期にインドにいたら、そりゃちょっと変わった子。
「オレ達とはものを考えるステージが違う」
と、クラスメイトとの距離は広がるばかり…。
それでも一応は財界の人間である帝。
秀知院にも多少なり、関わりのある人はいます。
まずは柏木渚さん。
姉・四条眞妃の親友でもある渚さんは、何度か家に遊びに来たこともあります。
しかし……。
『でもなんか怖いんだよな、あの人……。できれば関わり合いになりたくねぇ……』
彼氏の翼くんと「神っちゃってる」柏木さんですが、基本サイコな方ですから……。
次に目を付けたのは、四宮かぐや。
遠いとはいえ親戚ですし、小さい頃に何度かパーティーで会っていて、割と仲良くしていたし…。
意を決し、
「やぁ、姫様久しぶり!元気してた?」
かぐやに声を掛ける帝ですが……。
「姫…?妙な呼び方をしないでいただけますか?」
基本「犬猿の仲」の四宮と四条。
眞妃さんとは何だかんだ仲良くなりつつあるものの、帝には警戒心を顕にするかぐや。
「落としたぞ」
ペンケースを落した帝に、声を掛けたのは会長。
「あっ、ありがと」
と返す帝に、ペンケースを握りつぶしながら
「気にするな、四条帝」
とおっかない顔の会長。
会長の唯一の拠り所である「学力」
そこにいきなり現れ、自分を軽々と越えて行った四条帝。
「打倒帝」を掲げ、帝を憎み、勉学に取り組んできた会長。
しかしその後、当の帝は一度も模試に出てこず…。
その理由を面と向かって尋ねる会長。
実は「模試で上位取ったらサッカー続けていい」と親に言われた帝は、たった一度きり、死ぬほど勉強して1位を取っていたのです。
その後、模試は受けていたものの、結果はズタボロ。
だから帝は、ずっと1位を取り続けている会長を「めちゃくちゃ意識してた」と。
憎むほど意識していた帝に面と向かって褒められ、乙女の様に恥じらう会長。
「帝」「御行」と呼び合う仲に。
「無駄に賢く、ビビりで実直」
弟・帝と会長を「似た者同士」だという四条眞妃。
帝に友達ができたことを、素直でなくも喜びます。
『会長と帝さんは全然違いますよ』
会長を良く知るかぐやは、心の中で眞妃の言葉を否定します。
夏休みに入ったら、スタンフォードの外国人向け事前セミナーに合流しなければならない会長。
3年の1学期が、普通に学校生活を送れる最後の学期になります。
四宮家と戦う覚悟を決めたかぐや。
それを会長に話すのにも、ずいぶん勇気が要ったでしょう。
自分の手元には、多くのカードがあるはず。
この学園で得たもの、それを全部使い切ったとしても。
「四宮のために、オレも戦う」
白銀御行の戦い編、開幕です。
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