この記事には、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」(作者:谷川ニコさん)第1巻あらすじをご紹介するもので、ネタバレを含みます。
最新刊となる17巻が、今月(2020/03/12)に発売され、タイトルに違い、モテるようになった智子。 (ただし女子に限る)
モテなかったときは、それはそれで面白かったけど、モテたらモテたで面白いし大変そう。
アニメ化も遠い昔の出来事(2013年夏)で、作者曰く「部数も減らされてきてる」らしいですが、いやいやむしろ面白いよ、と思ったので、改めて1巻からご紹介です。
喪1:モテないしちょっとイメチェンするわ
喪女とは
「もじょ」。「もおんな」とも。
定義として、
①男性との交際経験が皆無。
②告白されたことがない人。
③純潔であること。
ネガティブ思考で自虐的な事が多い。
(対義語⇔)リア充
「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」第01巻より
喪女を
「要するに男にモテないブスのことか…」
とバカにしていた、主人公の黒木智子(くろきともこ)、15歳中学3年生。
・中学3年間で男子に6回話しかけられている
・消しゴムを落すと3回に1回は拾ってもらえる
という理由で、
「自分はモテる」
と思っていた。
更に翌月からJK(女子高生)。
人生で一番モテる時期。
早く女子高生になりたいと願ったいたが、入学2か月後も、誰とも会話なし。
さすがに焦った智子は、一念発起してイメチェン。
・デコ出し
・潤んだ瞳
・アヒル口
のイメチェン後を弟に見せるも、
「うわっ!?すげーブス!!?」
と素で驚かれる。
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喪2:モテないし人見知り
モテない上に人見知りの智子は、学校帰りに担任の先生に声を掛けられるも、学校で話しかけれらるのが久し振り過ぎて「さよなら」という言葉が出てこない。
リハビリ(?)のために弟と話そうとするも、
「出ていけ!死ね!!」
と言われ、
「うん…分かった。自殺する。」
どうやら高校に入って周りに馴染めないことで、高校生活をハードモードと感じているよう。
これから大学・社会人になるにつれ、ナイトメアモードになるくらいなら、いっそ今エンディングでも、という考えに至った智子。
仕方なく付き合う弟。
「お姉ちゃんってかわいい?」
「……普通」
「普通ってどれくらい?中の上?中の中?中の下?」
『こんなのを毎日!?嘘だろ!!』
弟の協力のおかげで、担任に
「あっ…あっ…さ…さ…さよなら~~、ふふ…へへへ…」
とコミュ障丸出しのあいさつで満足する智子。
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喪3:モテないし昔の友達に会う
中学からの友達(ほぼ「唯一」と言っていい友達)の「ゆうちゃん(成瀬優)」と、久しぶりに会うことになった智子。
ゆうちゃんは地味でオタクで、成績は中の下。
智子よりレベルの低い高校に通っています。
久し振りにあったゆうちゃんは、「高校デビュー」を体現したようなイメチェンぶり。
ただし、「モテたい」とか邪な理由でなく、「周りに合わせて」「浮かないように」あか抜けたゆうちゃんは、中身は昔のままのオタク。
「やっぱりもこっち(智子のあだ名)といると楽しいなー。」
置いていかれた感があり、萎縮気味だった智子も、すっかり昔を思い出し、楽しい時を過ごします。
帰り際、
「もこっちありがとう!私くだらないことで悩んでた!高校で初めてできた彼氏とケンカしたくらいで、何落ち込んでたんだろー。」
智子はそっとヘッドホンを装着し、「ヤンデレ男子言葉攻めCD」で、ゆうちゃんの言葉から逃げる…。
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喪4:モテないし寄り道
カラオケに行くクラスメイトを傍目に、今日もボッチの智子。
『密室をいいことにエロいことばっかして…
「おっと、俺の下のマイクがハウリングしちゃったぞ」ってふざけんな!
「あぁーん、私のスピーカーいい音なっちゃうー」ってか、やかましいわ!』
と一人で妄想にふけりつつ、ボッチも安心ブック〇フに寄り道。
20冊を立ち読みして、足が限界の智子は、マクド〇ルドで休憩。
「子供かバカの食べ物」
と見下していたハンバーガーを貪った後に、入店してきたのは件のカラオケクラスメイト。
ボッチがバレないように、変装して外に出ようとした智子は、弟・智貴と遭遇。
智貴の友達に「ある意味レアなブス」と評される…。
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喪5:モテないし宿る
コンビニで立ち読み後の帰宅途中、雨に降られ、公園の藤棚で雨宿りする智子。
そこに同年代の男子二人が。
男子に話しかけられるも、コミュ障が災いして空回り…。
極度の緊張状態でダラダラと滴り落ちる汗をかき、
「ああ…あー、すごい汗~~!こ、これじゃバスケ漫画みたいだ~!」
とボケるも、「あっ、もしかして俺に言ってる?」
トイレに行っている間に、男子二人は去り、相変わらずの雨に、藤棚の下のベンチで眠ってしまう智子。
寝ている間に先ほどの男子が、コンビニから傘を買って、横に置いて行ってくれたにもかかわらず、それを知らない智子は
「一度でいいから、男の子に優しくされたい……」
喪6:モテないしゲームする
ネットで評判の乙女ゲーにはまった智子は、心なしか美人に。
学校帰りに立ち読みした女性雑誌には、「女性は恋をすると、女性ホルモンを分泌します。手っ取り早く美しくなるには、セッ〇スすることです」。
乙女ゲーでエア恋愛し、エアセッ〇スしていたから美人になった。
そう思い込んだ智子は、風呂にも入らず一晩中乙女ゲー。
翌朝、弟・智貴曰く「油で汚れたカラス」の様相を呈す智子。
(汚いものを)ジロジロ見てくる弟を、欲情させてしまったと勘違いした智子。
「ごめんな」
数日後、評判の乙女ゲーとはいえ、所詮ゲームなので、同じことの繰り返し。
「やっぱさ、いい女になるには誰かひとりじゃなく、色んな恋愛しないと駄目だな。」
と、悟ったようなことを智貴に言いますが、
『何言ってんだこいつ…バカなのかな…』
喪7:モテないし何気ない日常生活を送る
いい天気、夜更かしして2時間しか寝てないけど、朝の占いは1位だし、朝ごはんもいっぱい食べた。
妙なハイテンションで走り出す智子は、しばらくして路地で嘔吐…。
朝から胃の中身をぶちまけ、空腹の智子は早弁。
「アニメのヒロインみたく、腹ペコキャラでかわいいかも……」
「なー、何か臭くね?」「あー思った。弁当くせーよな。」「まだ2限目なのに、食ったの誰だよ。」
男子のヒソヒソ声に、泣きそうになる智子。
色々あった一日だけど、下校中、歩道橋で前を歩くカップルの女子のパンツで、色々が塗りつぶされる智子…。
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喪8:モテないし見えないとこに気を遣う
衣替えし、女子の下着が透ける時期。
喪7で見た、女子高生のパンツの可愛さを思い出し、可愛い下着を買うことに。
唯一の友達「ゆうちゃん」にアドバイスを求めるべく電話し、
「ゆ、ゆっゆうちゃん?その……はあはあ…ど、どんな…パ、パンツ履いてる?」
完全に変態電話。
学校帰り、ゆうちゃんと待ち合わせて下着を買いに行くも、目的を見失い、ゆうちゃんのパンツを想像して
「こりゃホンマ勃起もんやで…」
結局、ゆうちゃんの勧める下着を買った智子。
制服のスカートのポケットに入れていたのを忘れ、ハンカチと間違えて汗を拭き、パタパタ扇ぐ様をクラスの男子に見られる…。
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喪9:モテないし似顔絵を描く
美術の授業を休んだ智子は、同じく美術の授業を休んだ他クラスの男子と、放課後、互いの似顔絵を描くことに。
相手男子に挨拶程度、話しかけようとするも、「限定じゃんけんで裏切りそうな顔」の男子の態度に、イラつく智子。
「あんのブタがー!!やな奴、やな奴、やな奴!!」
安藤…もとい、他クラスの男子・初芝と、お互いの似顔絵を描き始めるが、初芝の方はササっと書き終え部活に。
安藤…もとい、初芝の絵を見ると、智子とは似ても似つかぬ美少女。
「美少女智子」の絵を、コピーして持ち帰る智子。
実は初芝、漫研に入っており、「一番早く描ける」背景キャラを描いただけでした…。
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