「ぼくらの」あらすじ紹介【ネタバレを含みます】(11.アンコ⑤~アイドル~)


「ぼくらの」目次ページ

スポンサーリンク

アンコ(往住愛子・とこすみ あいこ)編⑤

7巻表紙がアンコです。

【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】

敵の溶解液がコックピット内に流れ込み、足を一部失ったアンコ。

そのアンコの父親で、今回ジアースに同乗しているニュースキャスターの往住明の判断は…。

「撮り続けてくれ」

「放送倫理に関しては、スタジオで判断するだろう」

娘の大けがよりも、放送を優先するかのような発言。

往住明にキレそうなカンジ……よりも先にキレたのはマチ。

アンタ!それでも父親か!!

自分のスーツの上着を、アンコの足にかける往住明。

「ありがとう

感覚がマヒしてよく分かんない感じ」

周りの憤怒をよそに、通じ合っている父娘。

「負けられない、負けられないよね」

一方、テレビで中継を見ていた視聴者。

アンコの足が溶解液をかぶった瞬間が、テレビで放送されてしまったようです。

「今…女の子の足…」

「本当に今まで…こんな戦いを…?」

「地球のために…戦っているの…?」

「このおねーちゃん、かっこいいね~」

スタジオから往住明を通し、テレビ局に応援の電話が殺到していることが、アンコに伝えられます。

「アイドルみたい?アイドルみたいだね」

『アイドルか…イチかバチか…』

何かを思いついた様子のアンコ。

ジアースに刺さっている敵の針を抜き、武器にして剣のように斬りつけ、矢のように投げつけます。

しかしそれを上回る素早さを見せる相手ロボット。

焦りからか、針がすっぽ抜けて真上に飛んでしまいます。

「すっぽ抜けてる!」とマチ。

「分かってる!」とすかさずアンコ。

何か狙っている…?

攻撃を続け、相手との間合いを縮めながら…、真上に飛んだ針をキャッチ!

すかさず反転して斬りつけます。

アンコが憂さ晴らしにやっていた「アイドルごっこ」の動きそのまま。

真上に投げたマイクをキャッチする様子そのままです。

意表を突いた攻撃に、まともにその攻撃を食らう相手ロボット。

「逃がすな!」

「モチ!」

マチとアンコの急造コンビ、息ピッタリです。

いったん捕まえてしまえば、ジアースのものです。

相手ロボットは、素早いですが力はなさそうですし。

あっという間に敵ロボットの急所(相手の地球のパイロットが乗るコックピット)を取り出します。

あとはこれを破壊(厳密には、コックピット内の相手パイロットを殺害)するだけ。

ここで佐々見さんが、ジャーナリスト側(往住明とカメラマン)に、コックピットからの移動を求めます。

あらかじめの約束でしたね。

しかしここでコエムシが、いつものひねくれ発言を。

オレ様は今すこぶる機嫌が悪い。

 2人とも出してやらね~

佐々見さんとしては、戦闘後(敵コックピット破壊後)、往住明の目の前で、娘のアンコが目の前で亡くなるのを見せないように、という配慮だったのでしょうが…コエムシによってその配慮は無駄になります。

「知っています」

力強い声で、往住明がコエムシと佐々見さんのやり取りを遮ります。

「知っています

戦闘後、パイロットがどうなるのか…」

コモの父親・小茂田巴から聞いたようです。

もちろん二人とも守秘義務違反ですが。

「パパ、ゴメンね、だまってて…」

やっぱいい子だった…アンコ…。

「まだ時間はあるか?

テレビを見ている人たちに話してみるか」

急遽、ジアースパイロット・往住愛子からのメッセージ。

自分たちはとある事情から、ジアースと契約することになった。

契約したのは自分とコモとカタリくんの3人だが、カタリくんが不幸なことになってしまい、今は2人だけ。

相手は地球を滅ぼさんとするロボットだが、どこから来るのかは不明。

ジアース自体も、どこから来たのか不明。

自分たちは地球を救わなきゃならないので、一生懸命頑張っている。

でも、自分たちの力量不足で、街や人に大きな被害を出してしまっている。

一度街に大きな被害を出したことがあるが、敵性ロボットからパイロットが逃げたために、やむなくジアースでそれを追いかけた。

逃がしていれば、もっと被害は広がっていた。

自分たちは、社会全体の奉仕者であることを自覚している。

許してもらおうなんて思ってないし、そんなことは言えない。

けれど、頑張って最後まで戦うので、もう少しだけ時間をください。

「愛子…

お前いつの間にそんなしっかり話を…」

「だって、あたしずっとパパのテレビ見てたもん…」

相手ロボットの急所を破壊し、ジアースは勝利。

そして、アンコは亡くなります。

おバカちゃんなんてとんでもなかった。

最後のメッセージ発信、本当にしっかりしていました。

チズが自分を辱めた犯人たちを殺すために暴れたことも、敵が逃げたため、という嘘でフォロー。

人は、社会に対する奉仕者だというナカマの口癖も、メッセージに盛り込み。

今まで戦ってきたすべてのパイロットの言葉を代弁するメッセージだったと思います。

前の記事:アンコ編④
次の記事:カンジ編①


「ぼくらの」目次ページ

ぼくらの
スポンサーリンク
スポンサーリンク
旦那をフォローする
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました