「ぼくらの」あらすじ紹介【ネタバレを含みます】(09.チズ④)


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チズ編③

3巻表紙の真ん中がチズです。

【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】

今までのパイロット(ワク・コダマ・ダイチ・ナカマ・カコ)

にはありませんでしたが、チズには戦死した後にエピローグが用意されています。

作者さんにとって、チズ(或いは姉・市子)がお気に入りだったのか…。

チズと家族(主に姉)のお話になっています。

せっかくなので、こちらもご紹介します。

市子の高校進学祝いと、父親の昇進祝いを兼ねて旅行に出かける本田一家。

春休みです。

チズが「来年中学」と言っているので、小6になる歳で、

姉・市子が高1になる歳、4つ違いの姉妹ですね。

車中、来年自分が中学に進学する際もお祝いしようと言うチズ。

父は、中学は放っておいても入れるし、制服も市子のときと同じだからなぁ…と。

そういうのが子供のやる気を摘み取るんだよ~、とふてくされるチズ。

市子が「でも、高校はお姉ちゃんと違うとこになるでしょ?」

とチズに聞くと、相変わらずふてくされながらも、少し赤面して

「お姉ちゃんと同じ高校がいい」。

お姉ちゃん大好きなんですね…。

そして、物語より1年ちょっと前、小学生とはいえ、まだまだ子供らしいチズ。

物語中ではだいぶ大人びてましたからね。

可愛らしいです。

旅の目的地は「タイガーカップランド」

「春休みは当日券も出ない」そうなので、人気のテーマパークなんでしょうね。

夢の国みたいなものでしょうか。

が……「やっとのことで手に入れた」チケットを、家に忘れた父。

戻るにしても、前日深夜帰りだった父は運転が厳しい、と。

止む無く「タイガーカップはまた今度」にした一家ですが、

楽しみにしていたチズは怒り心頭。

ことあるごとに喚(わめ)き散らします。

まるで、ジアースと契約した後のカコのよう…。

道中、脱輪して動けなくなっている車を発見。

変なことに関わらない方が、というチズの反対をよそに、助けに向かう父。

運転手のおじさんは、「お礼に昼を持たせてくれ」と。

食事中、姉・市子が難しい高校に合格したこと、

父がタイガーカップのチケットを忘れたことなどをおじさんに話すチズ。

変なことに関わらない方が、と言っていたチズが、一番おじさんと話しています。

「じゃあ、支払いはしておくからごゆっくり」

おじさんは先に席を立ち、本田一家の分も会計を済ませて店を出ます。

店を出たおじさんに声をかける市子。

若干慌てるおじさん。

市子がおじさんに手渡したのは、お守り。

「合格祈願で申し訳ないけれど…」

チズからもらったお守りでしたが、自分は高校に合格し、ご利益があったから。

「もう脱輪しないように」と。

なんと言うか…よくできた子、よくできた女性、よくできた人。

博愛精神がすごいですね。

「お疲れシーモア、する?」
高橋一生さんのCMでおなじみの「コミックシーモア」です。


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食事を終えて店を出た本田一家。

車どこだっけ?確かあのおじさんの隣に…。

おじさんの車はあり、本田家の車はなし。

「ぼくの鞄…」

おまけにお父さんの鞄も行方不明…。

導き出される答えは、おじさんが窃盗犯であり、お父さんの鞄をとって、

中に入っていたカギで車を開け、乗って逃げた!

あまりに当たり前の答えでしたね、すみません。

警察に連絡しようよ!

当たり前のことを言うチズに対し、騒ぎ立てるとあのおじさんが

困るかもしれないから…もう少し待ってみよう、と呑気な父母と姉。

ここは普通にチズが当たり前のことを言っていると思うんだけどなぁ…。

きれいな景色…と、呑気を通り越して…なんだろ?

バカなの?を言いたくなるくらい、呑気でお人好しな一家(チズを除く)

夕方まで待つものの、おじさんが戻る気配はもちろんなし。

「警察に連絡してくる!!」

さすがにしびれを切らしたチズが、警察に通報します。

「もっと早く通報してもらわなければ困りますよ」

早速警官から注意が。

お昼に盗難に遭って、夕方まで待ってからの通報ですからね…注意されても

仕方ないでしょう。

おじさんはやはり窃盗の常習犯。

脱輪させていた車も彼の持ち物でなく、盗難車でした。

本田家の車の通行履歴から、おじさんが本田家周辺を通行した記録が3時間前。

昼ご飯の後、一直線に本田家に向かったようです。

そこに無線が入り、本田家の車が見つかった、と。

お昼を食べた食堂近くに乗り捨てられていたそうです。

おじさんはさらに別の車に乗り換え、警ら中のパトカーの

停止命令を無視し、逃走後に事故。

重症だそうです。

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乗り捨てされた本田家の車に向かう一行。

車の中の物を盗られた形跡はなさそうですが…。

増えたものがいくつか。

封筒、手紙、そしてお守り。

お守りは市子がおじさんに渡したもの。

封筒には、家に忘れてきたタイガーカップのチケット。

そして手紙には、「なにも取っていません 信じてください」。

どうやらおじさん、本田家に向かってタイガーカップのチケットを

取ってきてくれたようです。

はじめは車を盗み、家に入って物取り…という予定だったのでしょうが、

市子の「お守り」がおじさんの気を変えたんでしょう。

警官から、今日は時間が遅いから、明日また話を聞かせてください、と。

「わたしが通報しなかったら、おじさん事故に遭わなかったかな」

「そうだね、そしたら明日、タイガーカップ行けたかもね

でも、事故を起こしたのは悪いことをしたおじさんの責任。

だから今度は、もう事故を起こさないように、お守りをもってお見舞いに行こうね」

やばい、天使か?市子。

まぁ、そんなだからおじさんも本田家からの盗みを諦めたんでしょうが…。

「そんなんじゃ…」

損ばっかりするよ、と言いたいチズ。

しかし、「本人が損だと思わなければ、損じゃないんだよ」

と言われることが分かってます。

「なぁに?チズちゃん?」

「…何でもない」

「変なチズちゃん」

大好きな姉に「幸せになって」と願うチズ。

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この願いは当時のものなのか、或いはジアースの戦闘後のものなのか…。

おそらく、昔からずっとチズが思い続けている願い。

もちろん死の間際まで…。

そう思いたいです。

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