*ネタバレ注意*「死役所」あらすじ・感想 第96条 「松重謙三①」


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【この記事では死役所 第96条 「松重謙三①」のあらすじをご紹介します】








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第96条 松重謙三①


(個人的に)待ちに待った松シゲさん回です。

本人は否定しているものの、「加護の会」と関係していると思われる描写がいくつもあります。

シ村さんは自身の娘・美幸の死に関与しているのでは、と疑念を抱いている松シゲさん。

松シゲさんの過去に、一体何があったのか……。


タバコ


ローカル線の車内で一服するサラリーマン。

昔はこんな風景が割と当たり前でしたね。

四人掛けのボックス席には灰皿が設置されてましたし。





「なぁ、おでにも一本くでよ」

この活舌の悪い喋り方、生前の松シゲさんですね。

盗みを犯して懲役刑を食らい、「娑婆に出たばっか」という松シゲさん。

見ず知らずのサラリーマンにタバコを強請ねだります。


渋々、一本与えるサラリーマン。

出所して妹の所に身を寄せるという松シゲさん。

奥さんには逃げられたようです。


目的の駅に着き、下車しようとするサラリーマンに

「あっ、降ぢづのか?タバコもう一本くでよ」

断られると

「あー!?あんた金持ちだど!?」

声を荒げます。


金持ちだからと言って、強請っていいわけではないと思いますが…。

やむを得ず箱ごとタバコを与えるサラリーマン。

「妹さんに迷惑かけるなよ」

遠慮知らずな性格の松シゲさんに、注意を促すサラリーマン。


タバコを受け取り

『けっ、いい身なぢしやがって』

心の中で悪態をつく松シゲさん。


菊子


駅で妹・菊子さんと落ち合った松シゲさん。

早速世話になる家に向かおうとする松シゲさんですが、菊子さんは松シゲさんを喫茶店に誘います。


美味しいと評判のサンドウィッチに舌鼓を打ち、

「娑婆の食いもんはうまいなー」

とご満悦の松シゲさんと、その言動を窘める菊子さん。

死役所ではよく、亡くなった方を慰めている松シゲさんですが…生前はかなり厚顔無恥な方だったようですね。


甥の国彦が大学に進学したと聞き、

「金持ちのお遊び」「大学なんて何の意味もねぇ」

と吐き捨てる松シゲさん。

終いには

「俺が言って辞めさせてやづ!」

とまで……。


そんな松シゲさんに、妹の菊子さんは数千円を渡し、頭を下げます。

妹さんの所では面倒を見れない、という意思表示です。

『菊子の薄情者っ!金渡せばいいと思いやがって!』

悪態をつく松シゲさんですが、せっかくもらった数千円も、すぐにスられて文無しに。。。


大学に行っている甥・国彦に会いに行きますが、母から「伯父とは関わるな」と言われており、袖にされる松シゲさん。

大隈講堂らしき建物が描写されており、学費値上げ反対の学生運動に参加しているらしき国彦。

頭が良く、志が高い子なのでしょう。

早大の授業料値上げ反対運動は、昭和四十年頃だったと思います。

電車内でタバコを吸っている描写からも、時代的にはその頃の方なんですね、松シゲさん。


国彦に袖にされながらも、毎日大学に足を運ぶ松シゲさん。

そんな折、窓の外から見た学長室の豪華さに、憤りを感じます。

『綺麗な身なぢで、綺麗な家に住んで、白い飯食って、何不自由なく暮だしてづかだか?俺みたいな奴のこと、見下して笑ってんのか?』


伯父


事務室で学長の住所を聞き出す松シゲさん。

完全に逆恨みではありますが、大学の学長に憎悪を感じ、物取りに入るつもりです。

「赤坂国彦の伯父さん。甥が世話になってづかだお礼を」


忍び入った学長宅の台所で、白飯にありついていると、学長夫人に見つかりますが、包丁を突きつけて現金のある部屋に案内させます。

ふくよかな身体の夫人、広い持ち家、高級な調度品…。




不満を募らせる松シゲさん。


「神様は不公平だよなぁ……同じ人間なのに、何でこうも人生が違う?俺は神様に嫌わでてづのか?俺が悪いのか?」

松シゲさんの様子に狂気を感じた夫人は、恐怖のあまり背を向け逃げようとしますが……。

反射的にその背を刺してしまう松シゲさん。

騒ぎで目を覚ました学長の腹部にも包丁を刺し、現金を奪って逃走。


全国に指名手配された松シゲさんは、逃走中に農家の夫婦を殺害。

計四人を殺害の後、逮捕されます。


成仏


死役所。

ハヤシくんとニシ川さんが立ち話をしているところに、シ村さんが通りがかります。

「シ村さん、松シゲさんのこと聞きました?成仏するって」

いつもの作り笑いが解け、真顔になるシ村さん。

そのまま走って松シゲさんの許へ。


松シゲさん!!

シ村さんらしからぬ大声で、松シゲさんを呼び止めます。

さっき辞令が出た、という松シゲさんは

「思いの外早かったな。きっと俺の頑張ぢが認めだでたんだどう」


推測では昭和二十年過ぎ、一人娘(正確には弟夫婦の娘を引き取った)を強姦した相手二人を殺害したイシ間さんが成仏したのが、第8巻の出来事

昭和四十年代に、身勝手な強盗殺人で四人の命を奪った松シゲさんの成仏が…早過ぎる気もしますが……。

本人の言う「頑張り」が認められたのでしょうか…。


そんな松シゲさんに、

「教えてください、松シゲさん。あなたですよね?」




美幸を殺したのは・・・・と続くのでしょうか?

シ村さんにとっては、松シゲさんが成仏したらもう聞く機会は無いのですから…必死です。

松シゲさんはどう答えるのか……。




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死役所
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