「死役所」最新話あらすじ・感想・ネタバレ 第79条 「正義②」[前半]



これまでのあらすじ

他人に厳しく、自分にはもっと厳しい「正義漢」を絵に描いたような、警察官の「豊田さん」。

通報を受けて向かった現場は、「ひき逃げ事件」現場。

被害者は三歳の男の子は、心肺停止状態。

AEDで蘇生措置を施した豊田さんは、加害車両の捜査に当たります。

部下の松田さんは、仕事中に遭遇した「交通死亡事故」の衝撃が大きく、約一か月「不眠状態」

松田さんの同期も、既に三人辞めており、松田もマズいかも…。

そんな中、二浪中で二十歳の豊田さんの長男・翼さんが、飲酒運転の末、当て逃げ事故を起こします。

息子の不祥事に、親として責任を取るべく、警察官を退職する覚悟を決めた豊田さん。

警察官としての最後の事件、「ひき逃げ事件」を追います。




遺留品と目撃証言から、「ひき逃げ事件」の加害車両の車種を特定した警察。

早速「車当たり捜査」を開始します。


旦那
旦那

「警察24時」とかで、ひき逃げ事件を取り扱う際、よく出てくる用語ですね、「車当たり捜査」。

遺留物の鑑定や防犯カメラ映像の解析で、犯行車両の車種を割り出した後、所有者を1台1台捜す捜査ですね。



上司から「翼くんと話をしたのか」と尋ねられる豊田さん。

二浪して、無職の息子が飲酒運転の末、当て逃げ事故。

情けなくて、何を話したらいいか分からない、と答える豊田さん。

死役所 ©新潮社/あずみきし



励ますなり叱るなりしてやれ、親として、警察官として。もし今死んだら、後悔するぞ


旦那
旦那

死んだらおしまいだから、後悔のしようなんてない、という豊田さんですが…。

これ、フラグ?



その後、拘置所から釈放された、豊田さんの長男・翼さん

安心したな、という上司に対し、

家におろうが拘置所におろうが、関係ない

とキレ気味に返す豊田さん。


精神を病んで休んでいる、部下の松田さんのことを聞かれても、

知らん。復帰するならするし、辞めるなら辞めるじゃろ

冷たい、とする上司に対し、

仕事でメンタルやられたんじゃ。俺なんかが連絡したら、悪化するだけじゃろ」


旦那
旦那

案外、優しいところもあるんですね。



その時、本部から無線。

交通事故を知らせるものでした。

豊田さんと上司が現場に到着すると、車が信号機に衝突し、信号機を倒していました。


高齢の運転手から事情を聞く上司。

その後ろから聞こえる、衝突音


死役所 ©新潮社/あずみきし




信号機が倒れて機能していないため、交通整理をしなければ、と考えた豊田さんが交差点に立ち入った際、交差点に進入してきた乗用車に撥ねられたようです。

豊田ぁ!!大丈夫か豊田!返事せぇ!!おい!!

上司の呼びかけに、ピクリとも反応しない豊田さん……。


死役所。

人為災害死課」の岩シ水くんが担当したのは、公務員の「豊田啓五」さん。

公務中の事故で、殉職した警察官

申請書の字が読みづらくて、データ通りに許可証を作成していいのか、迷っていました。

通りがかかったシ村さんが、「本人に聞いてみては?」というと、

申請書を書いて、すぐにどこかへいなくなってしまった」と。


シ村さんが死役所内を探すと、やはりあの「豊田さん」でした。

死役所を訪れた人たちに、例の「ひき逃げ事件」のことを聞いて回っていたのです。

自分より後に亡くなった方に、ひき逃げ事件の犯人が捕まったかどうかを…。


しかし、死役所を訪れる大半は「病死」。

「病床に伏せっていた方が、直前までニュースを見ていて、それを覚えているかと言われたら、難しいかもしれません。」

シ村さんのアドバイスを基に、ターゲットの年齢層を下げる豊田さん。


旦那
旦那

続きは明日…。


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  • 作者:あずみきし
  • 出版社:新潮社
  • 発売日: 2020年06月09日



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