「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 」「223話☆四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編⑧」の ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介します。
中学時代の石上とミコ。
「浮いてる」と言う意味合いでは、石上にシンパシーを感じていたミコ。
「陰ながら」ミコを支える石上の姿に、仄かな思いを寄せる大仏こばち……。
そんな中、石上の起こした「大友京子事件」
今まで石上に支えてもらった恩を、返すなら今。
そう考えるこばちですが、「支えてもらった」自覚のないミコは
「オマエには関係ないから」
と言う石上の言葉を真に受け、
「何それ……。ふーん、そういう感じ。じゃあいい」
ミコの対応に怒りを覚えるこばち。
そして同時に、
「ミコちゃんのポジションに私が居たら、絶対に……」
石上を救ったのに、石上の支えになったのに……。
第223話☆四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編⑧
学校の廊下ですれ違うミコとこばち。
その一瞬の雰囲気で、
「2人はケンカしている」
と察知する聡い小野寺さん。
こばちの話を直接聞き、現状を唯一正確に把握しているかぐやは疲れ切っていました。
「本当に……女って面倒ですよね……そう思いませんか?」
同意を求められた白銀会長は
「ははは、いやそんな……」
軽く否定しますが、心の中では
『滅茶苦茶思う!!』
と激しく同意。
最大級に面倒な女が、目の前にいて自分の彼女ですからね…。
人名は伏せたうえで、事の顛末を説明するかぐや。
「その時こうしていれば…」
「その子は本当に好意を持っていたのか?」
論理的にツッコミを入れますが
「そこも色々あるんですよぉぉぉ!!」
女性特有の面倒臭さだったり、「好き」と「推し」の違いだったり…。
とにかく「色々ある」ために、上手くいっていないと。
そんな会長も、たまたまミコとこばちが廊下ですれ違う所に遭遇し、2人の微妙な空気感に気付きます。
『なるほど、そういう感じか……』
生徒会室に一人残ったかぐやの元に、ミコが入室。
「伊井野さん、大仏さんとは仲直りしないのですか?」
「しません。裏で陰口叩く人と、仲良くしたいとは思いませんから」
正義・正しさを何より重んじる、ミコらしい返しです。
「大仏さんの立場に立って考えてみれば、違う考えが見えるかもしれない」
というかぐやの説得にも、
「私のことキライな人の立場なんて、考えたくない!」
と固辞するミコ。
「だから貴女は子供なのよ。すぐに正しい正しくないで物事を片付け、その過程を見ようともしない。幼い正義」

生徒会会長選の話を持ち出すかぐや。
白銀会長に勝ってほしくて、他の立候補者を蹴落としにかかっていたかぐや。
ミコのその例外ではありませんでした。
「来年の選挙」を、全面的にバックアップする、と。
あの言葉に嘘はなかったが、今のミコを見ていると躊躇う。
物事を正すには、順序が必要。
ミコはその順序を無視し、見つけた間違いを端から裁く。
結果、より多くの間違いを産んでいる。
ミコは思い込みが激しく、人を誤解しやすい。
それは「自分の物差し」が自分の中にしかないから。
身近な人とも会話せず、他車の価値観も含めた物差しなんて、出来るわけがない。
正論ですが、なかなか厳しい言葉をミコにぶつけるかぐや。
「だから…あの時石上を支えられなかった…そう言いたいんでしょう?私だって今なら分かりますよ!!」
かぐや(とこばち)の思いと裏腹に、そこに辿り着いていたミコ。
ならばこそ。
「大仏こばちと仲直りして見せなさい。親友と仲直り一つできないような人を、私は生徒会長に認めないわ!」
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