【この記事には「ひぐらしのなく頃に業」のネタバレを含みます】
つばめ返し
「あと、5回……5回だけ頑張って…それでダメなら………もう、諦めよう…」
5回とリミットを決めて、頑張ってみることにした梨花ちゃん。
この雛見沢では、一体何が起こるのか……。
学校での話題は、綿流しのお祭りでの「叩き売りオークション」の司会に、圭一が抜擢されたこと。
オリジナルの「皆殺し編」にもあった展開。
オークションに出品する品物を「もらい」に、部活メンバーは興宮のおもちゃ屋へ。
「綿騙し編」では魅音がバイトをしていた、園崎一族の「善郎おじさん」のおもちゃ屋ですね。
「お魎」の名を使い、しぶしぶ商品の提供を了承させた魅音。
「遠慮なく持ってっていいからね!」
品物を見定めていると……店の奥には麻雀卓。
何でも昼休みに「つばめ返し」を見せてもらったと。
房州さんもやってたやつですね、つばめ返し。
「去年の暮れに部活で麻雀をやった」ことのあるメンバー。
「つばめ返し」にチャレンジしますが、誰一人出来ず…。
そこへ現れたのは「非番の」大石さん。
前の世界で自分を殺した人物。
当然梨花ちゃんの表情は曇ります…。
が、「皆殺し編」同様、この世界の大石さんは部活メンバーと良好な関係を築いてくれます。
善郎おじさんが言っていた、「つばめ返しを見せてくれた人」こそ、この大石さんだったのです。
メンバーに頼まれ、「つばめ返し」をレクチャーする大石さん。
そして、「皆殺し編」のこの流れで登場したのは……。
赤坂衛
「大石さん!」
「お店、すぐ分かりましたか?赤坂さん!」
やはり、赤坂です。
昭和53年、まだダム戦争中。
当時の建設大臣の孫が誘拐される事件が発生。
比較的「可能性が低い」ため、まだ新米の公安刑事だった赤坂が「鬼が淵死守同盟」の捜査に来たのが、オリジナルの「暇潰し編」でした。
「東京へ帰れ、でないとひどく後悔することになる」
と忠告し、妊娠・入院中の赤坂の妻が階段から転落死するのを助けた梨花ちゃん。
「皆殺し編」では梨花ちゃんと再会したものの、奥さんと温泉に行った赤坂は梨花ちゃんの力になれず…。
「祭囃子し編」では汚名返上とばかりに、大活躍した赤坂。
そんな赤坂が雛見沢に来てくれた…そして梨花ちゃんの「わがまま」、綿流しのお祭りまで雛見沢に居て欲しい、と言うお願いまで聞いてくれるという。
奥さんと2人で温泉に行く予定だったという赤坂は、妻は少し不機嫌になるかもしれないけど、1人で温泉に行ってもらうと。
「それは一大事なのです」
これで惨劇を回避できるかもしれない……と思いきや、次のシーンではいきなり血まみれの梨花ちゃん。
どうやら赤坂が「発症」したようです。
「体内のウジ虫を追い出す」と梨花ちゃんをメッタ刺しにし、自身の喉も掻き毟ります。
梨花ちゃんと沙都子の住む家に、梨花ちゃんを人質に立てこもった赤坂。
梨花ちゃんを殺害し、家に灯油を撒き火をつけ、自身も焼死……。
「あと4回…」
園崎茜
次の雛見沢では、魅音・詩音の母親である園崎茜が「発症」
喉を掻き毟りながら、魅音やお魎を含めた家の人間を日本刀で殺害。
魅音に至っては、首を刎ね落とされます。
「あんたも…おばさんが今、楽にしてあげるからね!!」
すでに身体中を切り刻まれ、動くこともままならない梨花ちゃん。
「さっさと終わらせて…次へ進ませて…」
茜の刀一閃で、首を落されます…。
「あと3回…」
公由喜一郎
次の雛見沢では、公由村長が「発症」
「このままじゃこの村は、オヤシロ様の祟りに飲み込まれちまう」
何があったかは分かりませんが、雛見沢症候群を発症した公由村長は、オヤシロ様の怒りを鎮めるため、鬼が淵沼に「生贄」として梨花ちゃんを沈めるつもりのようです。
「鬼隠し」ですね。
すでにかなりの暴行、拷問を受けた後なのでしょうか。
梨花ちゃんの身体はボロボロです。
さらに縄で縛られ、引きずられながら沼に連れていかれる梨花ちゃん。
「公由……お願い…やるなら一思いに……今すぐ殺して……」
公由村長に懇願します。
「梨花ちゃま……生贄はね、生きたまま捧げるから意味があるんだよ」
そのまま引きずられ、沼に連れていかれた梨花ちゃん。
「このままじゃ…村は沼から湧く地獄の瘴気に飲み込まれて、大変なことになっちまうんだ!誰かが手を汚さなきゃならねんだ!園崎家がやらないなら、公由家がやるしか!!」
どうやらお魎や魅音に袖にされ、暴走したようですね…。
「独り言なら…あたしを沼に沈めてからにして……さっきから……あんたの口が臭いのよ!!」
早く殺してほしい一念での、悪態なのでしょう。
「何ちゅう口のきき方だ……この、だらずがぁ~!!」
沼に沈められる梨花ちゃん…。
「あと2回…」
前原圭一
次の雛見沢では、圭一が「発症」……。
エンジェルモートに立て籠もり、金属バットを武器に店員と客を次々撲殺していきます。
すでに圭一に殴られたのか、梨花ちゃんは頭から血を流し、重傷。
沙都子は床に倒れ、ピクリとも動きません……。
唯一無傷なのはレナ。
必死に説得を試みますが、雛見沢症候群を発症した圭一には届きません。
喉を掻き毟りながら、レナにもバットを振り回す圭一。
「楽しいなぁ、レナ!こう熱くなると、部活を思い出すなぁ!!」
「そうだね、でも!こんな世界は誰も望んでない!!これは悪い夢なんだよ…目を醒まして!圭一く…」
圭一の振り降ろした金属バットが、レナの頭に命中。
助かりようのないダメージであることは、容易に見て取れます。
『どうして私だけが…こんな目に遭わなくちゃならないの……?永遠にこんな目に遭い続ける……私が、それほどのどんな罪を犯したっていうのよ……?』
「さぁ、今度こそ話してもらうぞ、梨花ちゃん。ウジ虫病の特効薬は、どこにあるんだよ??」
雛見沢症候群の末期症状。
「ウジ虫が湧いてくる」妄想に苛まれた圭一は、特効薬を梨花ちゃんが知っていると思い込んでいる様子。
「ここよ」
梨花ちゃんが指差すのは、自身の頭。
「私の頭を割って、脳みそを啜れば治るわよ…」
「へへ……そこかぁ~~!!そこにあったのかぁ~~!!!」
『悪い夢なら…どれほど良かっただろう……。朝目が覚めると、そこは聖ルチーア学園で、当たり前のように私の知らない一日が始まる……。私が望んでいるのは…そんな些細な…』
「聖ルチーア」は詩音が幽閉されていた、お嬢様学校ですね。
高校生(であろう)になった梨花ちゃんは雛見沢を離れ、寄宿制の聖ルチーアに進学していたんですね。
圭一の金属バットが、梨花ちゃんの頭に振り下ろされます。
「あと1回…」
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