【この記事には「ひぐらしのなく頃に業」のネタバレを含みます】
雛見沢の結束
老若男女問わず、20人程度に囲まれたヤンキー3人組。
何をするわけでもありませんが、彼らをじっと凝視し周囲を囲む……。
3人組、腰が引け気味です。
すぐに通報を受けた警察が到着。
大石さんを見つけた詩音の
「恐喝の現行犯です」
という言葉とともに、連行される3人組。
騒動収束後、エンジェルモート内で詩音とお茶しながら、おしゃべり。
「何か礼をしないとな」
という圭一に対し、
「今度、私がピンチの時に助けてくれればいいです」
と返す詩音。
話題は先ほどの出来事。
ヤンキーに絡まれた圭一を助けに、周りに集まってきたのは雛見沢の住人たちでした。
「1人の敵はみんなの敵」

オリジナルにもあったダム工事反対運動時の「鬼ヶ淵死守同盟」のスローガンでもあり、仲間意識・絆の強い雛見沢ですね。
その夜、自宅に戻った圭一のもとに電話が。
「園崎さんから」という母の言葉に、てっきり魅音からと思った圭一。
「これから部活の夜戦なんて言うんじゃないだろうな」
と言い出しますが、電話の相手は詩音でした。
エンジェルモートでデザートのモニターを募集してる。
「もし良かったら、圭ちゃんモニターになってくれませんか?」
という依頼でした。
翌日、エンジェルモートに行くことになった圭一。
借りを返す番
6月16日、木曜日。
詩音に言われた通り、圭一は放課後エンジェルモートに。
入店直後、
「バイトの後、ちょっとご一緒していいですか?」
と言う詩音。
特に用事のない圭一は承諾。
「それまで、ゆっくりしていってください」
という詩音の言葉に甘え、次々と運ばれてくるデザートに舌鼓を打つ圭一。
と、近くの席で何かを落とす物音が。
見ればキモヲタに絡まれる詩音。
詩音がこぼし、キモヲタの股間にかかったクリームを
「誠心誠意、拭き拭きしてもらわないと」
どうやら足を引っ掛けられたらしい詩音。
困惑の表情を隠せません。
ここぞとばかり、借りを返しに間に立つ圭一。
「これはお仕置きなんだ」
というキモヲタに対し、
「本当にお仕置きが必要なのはお前らだ~!」
と殴りかかりますが、ヲタのパンチ一発で気絶……。
目が覚めると、エンジェルモートのバックヤード。
ソファで横になになる圭一。
枕元には詩音。
「助けるつもりだったのに……」
と謝る圭一ですが、詩音は
「助けに来てくれただけで嬉しい」
詩音≠魅音?
詩音のバイト終わりを待ち、2人連れだって店を後にする圭一と詩音。







オリジナルの「綿流し編」通りであれば、この流れでおもちゃ屋でバイトする魅音と遭遇するはずですが……。
話題は魅音の話に。
「私、魅音のどことなく甘えたところ、好きじゃないんです」
という詩音。
「仲悪いのか?」
と圭一に聞かれると
「まあ…そこそこは仲良くやってます。でも許せないなー、って思うところは色々ありますよ」







含んだ言い方であり、オリジナルには無かったセリフかと。
通りかかったのはおもちゃ屋の前。
ショーウィンドウに並ぶ人形を見て、
「欲しいって言ったら買ってくれますか?」
と上目遣いの詩音。
「これまでのお礼に…何でも好きなの買ってやるよ」
と返す圭一。
詩音が指差したのは可愛らしい人形。
魅音にあげたものと同じものです。
ここまで魅音=詩音だと思っている圭一。
『お前にあげたやつだよな?』
という感じで戸惑いますが…。
おもちゃ屋の引き戸を開け、
「スミマセン!表にあるドレスの人形が欲しいんですけれど~!」
店内に入る圭一。
「はーい!」
と出てきたのは魅音……。







やっぱりそうですよね。
今の今まで魅音=詩音だと思ってきた圭一ですが、魅音≠詩音だということに初めて気づきます。
当然圭一は当惑しますが、圭一に想いを寄せる魅音は、圭一と詩音が2人で歩いてるところ見てもっと当惑します。
その様子を見て、更に魅音を揶揄う詩音…。
2人の力関係は、オリジナルと同じような感じですね。


祭りの準備
6月18日、土曜日。
翌日に控えた綿流しのお祭り。
その準備を手伝う圭一。
1日の手伝いを終え、夕方の境内隅で座り込む圭一。
そんな圭一に麦茶を持ってきたのは、魅音……ではなく詩音です。
そこに現れたのは 魅音。
オリジナルと同じように2杯の麦茶を持って。
「お姉には圭ちゃんのために麦茶なんて持ってくるような、甲斐甲斐しさなんてありませんよね~」
と煽られた魅音は2杯の麦茶を一気に飲み干します。
そんな3人の様子をカメラに収める富竹さん。
その傍らには鷹野さん。
5人で話をしているところに、今度は大石さんが現れます。
軽く挨拶をしただけで去っていく大石さん。
「お仕事頑張ってください。今年はどうか皆さんの手を煩わせないような、綿流しにしたいです」
詩音が声をかけます。
「オヤシロ様の祟りか……」
富竹さんの独り言に、不快感を顕にする魅音。
「お腹が空いたから酒盛りのテントで、何かもらってこよう!」
と圭一の手を引きます。
「今年は誰が死んで、誰が消えるんでしょうね……」
鷹野さんの言葉に足を止める圭一。
余計な事を圭一の耳に入れたくない魅音。
真実を話した方が良いという詩音。
自分だけ何のことかわからず疎外感を感じる圭一は、何のことかを聞くためその場に残ります。


「早く来ないと圭ちゃんの分、無くなっちゃうからね」
何事もなかったかのように圭一に言い、走っていく魅音。
その表情は曇っています。
オヤシロ様の祟り
詩音・富竹さん・鷹野さんの3人から「オヤシロ様の祟り」について説明を受ける圭一。
いつもの流れでダム工事の現場監督殺害~雛見沢の主婦撲殺まで。
一連の事件必ず綿流しの夜に起こる、という説明を。
ダム計画の関係者が次々と死んでいく。
村人たちは「オヤシロ様の祟り」だと怯え始めた。
祟りだと思う気持ちもわかるが、祟りの存在そのものには否定的な圭一。
「祟りでも偶然でもないなら…どういうことなのかしらね?」
鷹野さんが意味深な言葉を投げかけます。
「鷹野さんは人の仕業なんじゃないか、と考えているんだよ」
と補う富竹さん。
「だってそうでしょう?人の意志が働いているとしか考えられないもの」







確かにオリジナルはそうでしたね。
鷹野さんの強い意志によって、オヤシロ様の祟りは実現されてきました。
おじいちゃん(高野一二三)の研究を世間に認めさせるという、強い意志によって。
鷹野さんの「人の仕業説」を後押しする詩音。
必ず1人が死んで1人が消える。
雛見沢の古い風習で、簀巻きにした人間を時間をかけて沼に沈める生贄。
1人をオヤシロ様の祟りとして殺し、1人を生贄として消す。
だからこれは、雛見沢の人間の犯行だと…。
共犯
綿流しのお祭り当日です。
五凶爆闘も終わり、梨花ちゃんの演舞が始まります。
人だかりで梨花ちゃんの姿が見えない圭一。
後ろから詩音が肩を叩きます。
「こっちです」
詩音に連れられた先は祭具殿。
富竹さんと鷹野さんが中に入ろうとしています。
騙されて出てこられた圭一が詩音とやりあっている間に、鷹野さん・富竹さんに見つかってしまいます。
「あなた達も共犯なんだし…せっかくだから一緒に見学しない?」
鷹野さんの提案に乗る詩音
「面白いじゃないですか!覗いてみましょうよ!」
「絶対いけないことだって…神聖な倉庫なんだろう?」
頑なに拒絶する圭一ですが、
「私は一応、園崎の人間ですから…この中にあるものはおおよそ予想はついています。それは圭ちゃんにも見てもらいたいものです。それとも怖いですか?祟りが」
詩音に煽られ、自分も祭具殿の中に入るという圭一…。







「綿騙し編」第2話まで終わりましたが、ここまででオリジナルと違うところは
圭一が人形を渡した相手が魅音だった
ということぐらいでしょうか?
あれをレナに渡していれば、オリジナルの綿流し編のトレースですね。
次は綿騙し編第3話。
ここらで少しずつ、オリジナルとの違いが出てくると思います。
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