【この記事には「ひぐらしのなく頃に業」のネタバレを含みます】
綿流し
梨花ちゃんの演舞も無事に終わり、次は綿流し会場の川辺に移動する魅音と沙都子、そしてレナと圭一。
梨花ちゃんの演舞中、ここで落ち合っていた鷹野さんと富竹さんですが……2人はまだいるでしょうか?
レナが綿流しやり方を圭一に教えてくれます。
渡された綿を頭に2回、胸に2回、そしてお腹に2回ポンポンと当てながら
「オヤシロ様ありがとう」
と唱えるのだそう。
レナに教わった通りに綿流しした後、
「魅音と沙都子と合流しよう」
という圭一に対し、
「レナが探してくる」
と駆け出していきます。
1人になった圭一が川辺を歩いていると、富竹さん鷹野さんが一緒にいるところを見かけます。
声をかけようとする圭一ですが
「邪魔しちゃ悪いか」
と踵を返します。

オリジナルではここで富竹さんに話しかけ、鷹野さんから「オヤシロ様の祟り」について教えてもらうシーンでしたが…。
鬼騙し編では、そうはならないようです。
その様子を少し離れたところから、見つめるレナ。
ダム工事現場跡のゴミ山で、圭一に向けたのと同じ表情のない視線で……。










鬼騙し編に関しては、完全にレナが壊れているように見えるのですが…気のせいでしょうか。
大石蔵人
6月19日(日)の綿流しのお祭りを終え、翌6月20日月曜日。
分校の知恵先生から
「玄関にお客様がいらしてますよ」
と言われ、昇降口に向かう圭一。
オリジナルと同じく大石さんが待っています。










富竹さんの時報イベント発生でしょうか…。
しかし鬼騙し編の大石さんは、オリジナルよりも随分恰幅が良くなっています。
お腹、ちょっと出過ぎです……。
大石さんに誘われ、「エアコンがガンガンに効いた」車の中で話をします。
オリジナル同様、見せられたのは富竹さんの写真。
「写真の男性について、知ってることがあったら教えてください」
次に見せられたのは、もちろん鷹野さんの写真。
富竹さんは喉を掻き毟って死に、鷹野さんは焼死体で見つかったものかと思いきや…。
大石さん曰く、2人は「行方不明」になったと。
鷹野さんの車は神社の駐車場に放置されたまま。
富竹さんの自転車も同様。
警察は何か事件に巻き込まれたものとして、捜査しているそう。
オヤシロ様の祟り
続けて大石さんから、オヤシロ様の祟りについて説明されます。
4年前のダム建設現場でのバラバラ殺人。
翌年はダム誘致派の男性が、旅行先で濁流に流され死亡。
妻も濁流に流されたが死体は上がっていない。
さらに翌年は神社の神主が原因不明の奇病で急死。
奥さんはその日のうちに沼に入水自殺。
翌年、つまり去年は雛見沢に住む主婦が撲殺体で発見される。
これら全てが「綿流しのお祭り」の日に起こっている。
それを雛見沢の住民は「オヤシロ様の祟り」と呼んでいると。
オヤシロ様の祟りを恐れる村人たちは、事件の話になると口が重い。
だから富竹さん・鷹野さんの2人の捜査協力に「よそ者」である圭一を選んだのです。










2人が亡くなったのでなく「行方不明」になったということを除けば、オリジナルと同じ展開ですね。
そして、自分と話したことを魅音ら友達には内緒にして欲しいと、口止めする大石さん。
オリジナル同様、オヤシロ様の祟りに園崎家が絡んでいると疑っているためでしょう。
最終的には「友達に無用な心配をかけないように、黙っていてください」という言葉で言いくるめられる圭一。
大石さんとの話を終えた圭一が教室に戻ると、部活メンバーは「推理ゲーム」の真っ最中。
「敵前逃亡」と見做された圭一は、レナと一緒に罰ゲームを受けます。
魅音が頼まれた買い物、を代わりに買いに行ってくるという罰ゲームを……。
昼間の大石さんの話が頭から離れず、眠れない圭一。
夜更かしして例の「バラバラ殺人事件」の記事が載っている週刊誌を読み耽ります。
鬼隠し
翌日6月21日火曜日。
寝不足の圭一は、弁当も食わず睡眠を貪ります。
圭一の後ろでは、魅音とレナが弁当を食べながらお話し中。
どうやら富竹さんと鷹野さんが、行方不明になった話をしているよう。
「鬼隠し」といワードが頭に残った圭一。
その日の放課後、圭一の帰宅を待っていた大石さんの車で、連れて行かれた場所は興宮のファミレス・エンジェルモート。
「鬼隠し」について大石さんに尋ねるた圭一は
「雛見沢は昔、鬼の棲む里として恐れられていたこと」
「鬼とは人食い鬼を指す」
ことを知ります。
そして「鬼隠し」とは、人食い鬼に攫われ、いなくなってしまうこと…。
過去4年のオヤシロ様の祟りも、1人が亡くなり1人が「鬼隠し」に遭っています。
最初の年は死者:ダム工事の現場監督/鬼隠し:現場監督殺害の主犯、行方不明
2年目は死者:ダム誘致派夫妻の夫(沙都子の父)/鬼隠し:夫妻の妻(沙都子の母)
3年目は死者:古手神社の神主(梨花ちゃんの父)/鬼隠し:神主の妻(梨花ちゃんの母)
4年目は死者:雛見沢に住む主婦(沙都子の叔母)/鬼隠し:主婦宅の中学生(沙都子の兄・悟史)










この流れもオリジナル踏襲ですね。
嘘だ
翌6月22日水曜日。
この日はレナと2人で下校する圭一。
圭一は思い切って、レナに尋ねます。
「みんなは俺に、嘘や隠し事はしてないよな?」
「してないよ、そんなの」
と答えるレナに対し、
「嘘だよ、してるよな俺に。隠し事」
と返す圭一。
オリジナルにもあったあの展開。
ここからレナの雰囲気が変わります。
「じゃあさ、圭一君こそレナに嘘や隠し事してないかな?レナ知ってるよ?圭一君、ゴミの山で何か隠してた」










バラバラ殺人の記事が載った週刊誌のことですね。
レナには気づかれていたようです。
「部活を休んだ時、本当は職員室なんて行かなかった」
大石さんと車で話をしていた時の事ですね。
教室に戻った圭一は「職員室に呼ばれた」と言い訳をしていたのです。
「車の中で話をしてたよね?知らないおじさんと」
大石さんとの話がレナに知れていることは、オリジナルの通りです。
「誰?あの人」
「知らない人だよ」
「じゃあ何の話をしてたの?」
「みんなとは…関係のない話だよ…」
「嘘だ!!!」












レナの最も有名なシーン。
鬼騙し編でも再び見れて嬉しいです。
しかしここから、オリジナルとは少し違います。
「レナは正しい努力をしたんだよ?人って幸せになるために、どれだけの努力は許されるのかな?レナは頑張ったよ。すごいすごい頑張り物語だったよ?」
豹変したレナが圭一に詰め寄ります。
「圭一君に隠し事があるように、レナにだってあるんだよ……。行こう!だいぶ涼しくなってきたよ!」
元の様子に戻ったレナが、先に歩き始めます。










おおよそオリジナルと同じなのですが……。
気になるのは「嘘だ!!」のあとのセリフですね。
「人って幸せになるためにどれだけの努力が許されるのかな」
「頑張り物語」
この二つのキーワードは、オリジナルの「罪滅し編」でレナの口から発せられた言葉です。
父以外に男を作り、その男と結婚するためレナの父と離婚したレナの母。
離婚前からレナにその男と会わせ、懐かせようとしていたレナの母。
そのやり口に反発し、父と一緒にいることを選んだレナ。
母からもらった多額の慰謝料。
その慰謝料目当てに、レナの父に近づいてきた間宮リナ。
間宮リナの裏にいる北条鉄平。
父親を、平和な生活を守るため、2人を殺害したレナ。
その罪滅し編の冒頭で、レナが話していた言葉です。
やはりこの鬼騙し編、圭一が雛見沢症候群L5発症というよりは、レナがおかしくなっている感じがします。
竜宮礼奈
自宅に戻った圭一のもとに大石さんから電話。
大石さんの話はレナの過去のこと。
「とてもつまらない話になります。前原さんがつまらないと思ったら、いつでもおっしゃってください」










聞きたくなければそう言ってくれ。
聞くからには覚悟を持って聞け。
そういう意味の忠告でしょう。
「聞かせてください」
と答える圭一。
茨城から雛見沢に戻ってくる前に、学校中のガラスを割って回り、謹慎処分にあっていたこと。
自律神経失調症と診断され、精神科に通っていたレナ。
主治医のカルテに「ある言葉」が多く登場していた。
「オヤシロ様」という言葉が。
レナはもともと雛見沢の出身で、小学校に上がる前に茨城に引っ越していたこと。
等々知らされた圭一。
と、圭一の部屋の襖がノックされ父親が声をかけてきます。
大石さんとの電話はここで終了。
オリジナルにもあった展開ですが、大石さんとの電話中レナが遊びに来ていたのです。
圭一の父親は家の中に通し、圭一の部屋教えます。
その後2人に紅茶とお菓子を出しに来たのですが…。
既にレナはいませんでした。
襖の向こうのレナに、大石さんとの電話の内容を聞かれていた……?
戦慄する圭一……。
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