「監獄実験~プリズンラボ~」第3巻ネタバレ・あらすじ紹介



【この記事では「監獄実験~プリズンラボ~」第3巻のネタバレ・あらすじをご紹介します。原作: 貫徹/作画:水瀬チホ】

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名前当て


四ヶ月前、娘の幸が複数の男に強姦された、現場の公園を訪れる勝又政治。

『犯人は現場に戻る……そんなことも、あるかもしれない』

公園まで、勝又誠司を連れてきた担当の長嶺が、監禁ゲーム会場に行くよう促します。


勝又誠司は監禁ゲームに対し、あまり危機感を抱いていませんでした。

ゲームが上手くいきすぎて。

監禁相手が予想以上に従順だったこともあり、このまま倉梨エリカが耐えてくれれば、賞金は得たも同然

しかし勝又誠司には、一つ疑問がありました。

倉梨エリカが、「なぜ自分に協力してくれるのか」

家には夫も子供もいるはずなのに…。


そして今日は、最初の「名前当て」。

すでに監禁相手を殺した、三崎由乃は失格。

残るは勝又誠司と、藍都だけです。

「もし江山が名前を当てられて失格になったら、残った自分だけが勝利で終了とかにならないのか?」

「監禁ゲームは、期日まで参加者が一人になっても終わりません」

長峰は答えます。

続けて藍都の状況を聞きます。

「名前は相手に隠せているのか?」

江山さんはもうすでに、仮面をつけてはいないそうです

藍都の勝敗は、直接自分には関係しない。

それでも自分一人でやれる方が、気楽にやれて好都合かもしれない。

長峰の運転で監禁ゲーム会場に向かうことにした、勝又誠司。


そして、第一回の「名前当て」が開催されます

桐島彩が脱走を画策した際、使用したタブレット。

そのタブレットに表示されたバニーガールが、「名前当て」の説明を行います。

名前当ての前に、監禁相手は監禁者に「三つまで質問ができる」

ただし「名前を聞く」のはダメ。

質問タイムが終わったら「名前当て」を行います。

一分以内に監禁者のフルネームを回答するのが条件です。


質問タイムでは、桐島彩からの質問は発生しません。

そして質問時間が終了し、「名前当て」に。

「あなたを監禁したのは…だ~れだ?」

桐島彩は、声を絞り出すように「江山藍都」という名前を発しようとしますが、

「え…え……え…やあ…あぃど!」

正確に聞き取れる名前を、発声できなかったため、「不正解」となります。


第一回「名前当て」終了。

日間、水も食料も与えられず、苦しめられた桐島彩は、まともに声が出せない状態でした。

こうして「名前当て」を回避した藍都。

監禁部屋を出ると、担当の原川が待っています。

「追加ルール」の説明があるから、一緒に来て欲しいと。


旦那
旦那

第二巻の最後で言っていた、「名前当ての後、参加者同士の対決」のことなのでしょう。


追加ゲーム


大広間に藍都と、もう一人の参加者・勝又誠司が連れて来られます。

長峰から、「もう仮面をつけていない」と聞かされていた勝又誠司。

藍都は既に失格、と思っていましたが……追加ルールの説明の場に現れたことに、驚きます。


二人が揃ったところで、音声が流れます。

監禁ゲームの主催者である「九字間」の音声です


人を拉致監禁し、このような監禁ゲームを開催できる九字間は、明らかに「まともな立場」の人間ではありません。

参加者として呼ばれた身とはいえ、九字間の機嫌を損ねれば、何をされるか分からない。

九字間の機嫌は損ねないに越したことはない、と考える勝又誠司ですが……藍都は全く違っていました。

九字間の機嫌を逆なでするような言動を、繰り返します。


そして九字間から発表されたのは、追加ルールである簡単なゲーム「情報聴取ゲーム」です。


監獄実験~プリズンラボ~/貫徹・水瀬チホ©双葉社




監禁者が監禁相手に、質問をして答えてもらう。

聞き出す情報は7個。

先に7個全部、訊き出したほうの勝ち。

期間は一週間

訊き出せるのは毎日1時間だけ。

勝者には報酬が与えられる


藍都や三崎由乃が考えていた「監禁者同士の勝負」

勝者には報酬が与えられるのと同時に、このゲームには「ペナルティ」がありました

期限内に回答を全部得られなければ、聞けなかった情報の数だけ二人には罰則を受けてもらう。

期限までに聞き出せなかった情報の数だけ「肉体を支払う」ものとする。

小指・左耳・右腕・左足・右目・心臓・脳


旦那
旦那

最低5つは聞き出さないと、確実なのは「監禁者の死」ですね。



先に相手が全部の情報を聞き出しても、自分も7つ期限内に訊き出せば、罰則はない。


藍都は一つ、気づきました。

質問の項目に「夫に隠していること」というものがあことに。

藍都の監禁相手・桐島彩は、もちろん結婚していません。

これが意味することとは…「監禁相手の交換」です。

藍都は倉梨エリカに、勝又誠司は桐島彩に、質問をして情報を引き出すのです。

以上が追加ルールの説明でした。


勘違い


最後の最後、藍都が九字間に不満をぶちまけます。

「ここにきて急に追加のゲーム、そんな話が通るかよ。ふざけんな!なら最初から、書いておくのが筋だろう。こんなゲームやります、ってね。違います?九字間さん」

藍都の言い分に対し、

「追加ルールはもともと、会場内に隠してあった。建物内の様々な場所に。それを見つけられなかった、貴様らのせいだ。文句言われる筋合いはない

食堂のメニューに「裏オプション」が書かれていたように、追加ルールのことも建物内のどこかには書いてあった、というのが九字間の主張です。

「そんなの最初から隠してあったにすれば、何でもあり。気に入らない」

という藍都に対し、

「結局…何が言いたいのだ?」

と問い質す九字間。

「今まで通り桐島に復讐したいだけ。情報聴取なんかやりたくない」

「参加しなくても、罰則は受けてもらう。それに君は、少し勘違いをしている。『監禁者』という役をもらい、少々強気になっているようだが、その地位は君が実力で得たものではない。我々が与えた、この場所だけの役なのだ。今ここでそこから降りて、弱い自分に戻りたいか?」


監獄実験(3)

監獄実験(3)

  • 作者:水瀬 チホ/貫徹
  • 出版社:双葉社
  • 発売日: 2016年12月28日頃




九字間が画面から姿を消すと同時に、笑いながら

「ちょっとゴネてみたけど、駄目でした。やるしかなさそうですね、この情報聴取」


監獄実験~プリズンラボ~/貫徹・水瀬チホ©双葉社




笑いながら勝又誠司に話しかける、藍都。


この無邪気な笑顔と、相反する狂暴性が同居する藍都。

そのギャップに、勝又誠司も恐怖を覚えます。


報酬

九字間の説明の際に詳細な説明が無かった、「情報聴取の報酬」

二人に渡された資料に、その記載がありました。

勝又誠司に渡された紙に記載してある、情報聴取の報酬には「7つの項目のうち、3つ選択可能」と書かれ、その7つ目には

娘 幸 殺人未遂事件 犯人グループに関する情報

の記載が。

犯人への復讐を誓う勝又誠司にとって、犯人の特定に繋がる情報は、喉がから手が出るほど欲しいもの。


一方藍都に渡された紙にも、情報聴取の報酬が書いてあります。

「桐島彩への復讐」が至上目的である藍都にとって、「賞金の上乗せ」「監禁ゲーム1週間の短縮」「他の参加者に関する情報」など、特に興味のない報酬ばかり

唯一目を引いたのが、「監禁相手の追加権利」

追加するなら秋山奈美

「桐島が悪口の元凶だとしたら、秋山奈美はそれを信じて広めたクズ」

そこでふと、思考が止まります。

そもそも自分はなぜ、そこまで桐島彩に嫌われたのか。

自分は桐島彩に、何かをしたのか……。


「監禁ゲーム」主催側。

三崎由乃の担当・新村は、九字間から直接指令を受けて実行する、パイプ役でもあります。

三崎由乃が失格となった今、三崎由乃の監視を他の人間に任せ、パイプ役に集中したい。

そう考えた新村は、園枝という後輩に三崎由乃の監視を任せます。


情報聴取


監禁者同士で始まった、追加ゲーム「情報聴取」

まずは藍都が、勝又誠司の監禁部屋に入ります。

監禁相手・倉梨エリカから情報を得ようとする藍都ですが、素直に応じてはもらえません。

勝又誠司は、報酬3つのうち

1つは娘・幸を強姦した犯人の情報、

残りの2つを監禁期間の短縮に使う、

つまり2週間、ゲームの期間を短縮する約束を、倉梨エリカとしていたのです。


一方の勝又誠司。

藍都の監禁室に入ります。

そこには、蹴られ殴られ、水も栄養も与えられず、瀕死の状態の桐島彩が、転がっています。


監獄実験~プリズンラボ~/貫徹・水瀬チホ©双葉社




勝又誠司は、自分の考えが甘かったことを思い知らされます。

「所詮は子供。人間としての常識は超えないだろう」

そんな勝又誠司の思い込みを、藍都の行為は軽々、超えていました。

『江山に逆らうな……倉梨、そいつは異常だ!』


その倉梨エリカは、藍都からの情報聴取に答えることをせず、「裏オプション」を使って、お互い監禁相手の情報を買って、交換することを提案します。

その場合、引き分けで得られる報酬は、それぞれ1つに減ってしまいます

報酬が1つでは、犯人の情報を得るだけで、監禁期間の短縮ができない。

なので勝又誠司は藍都に、その提案ができずにいました。


「ならやはり、協力なんてしない方がいいワケだ」

藍都は倉梨エリカの首を絞め、無理やり情報を吐かせようとします。

「協力し合えばきっと、全部うまくいきます」

藍都を説得しようとする倉梨エリカに対し、

「そう言ってお前も、どうせ裏切る!」

という藍都に、

「裏切らない……私は誰も、裏切りたくない……私は嘘で、大事な人を裏切りました……だけど、とても辛くて後悔しました……だから人を裏切らず、優しい自分でありたい……」

絞め殺されそうになりながらも、一切の情報を口に出さない倉梨エリカ。


監獄実験~プリズンラボ~/貫徹・水瀬チホ©双葉社




一方の勝又誠司は、瀕死の桐島彩を前に迷います。

『情報を聞き出すために、まず治療を』

と考えますが、同時に

『桐島彩が死ねば、江山は失格。情報聴取も終わり。そちらの方が好都合ではないか……このまま部屋を出た方が、良いのではないか?』

踵を返す、勝又誠司。

後ろから、

「たズ……け…テ……」

娘のために、勝たないといけない。

そう考えて出口に向かう勝又誠司ですが、桐島彩のうわごとが聞こえてきます。

「エ……や…マ……ち…がう……の……」

「夢でも……見ているのか……?」

朦朧とする意識の中、桐島彩の脳裏には3年前の出来事が……。


江山くんと桐島さん


まだ中学生の藍都と桐島彩。

中1の秋、担任から「江山をクラスに馴染ませてくれ」と頼まれた桐島彩

屋上に出る扉の前で、一人小説を読む江山藍都。

「江山くんって、何でいつも一人なの?」

それが藍都と桐島彩の、最初の接点でした。


優等生で面倒見がよく、優しい桐島彩は、先生や周りの生徒から頼りにされ、疲れ果てる毎日。

お互いに「嫌われるのが怖いから、 本当の自分を見せたくない。」2人。

優等生の仮面をつけた霧島彩と、自分の世界に引きこもる江山藍都。

気が付くと、毎日藍都の元に通い、「クラスに馴染ませる」という目的を忘れ、 単純に「藍都と2人でいる時間」を楽しんでいました。


藍都へのイジメの加担者の1人・秋山奈美は、桐島彩とはこの頃からの友達。

藍都を気にかける桐島彩に対し、彩は優しい、としながらも、

「江山ってキモくない?喋らないし、何考えてるかわかんない」

少し「イラッ」とした桐島彩。

そこで、自分が藍都のことをどう思っているのか気づいた、桐島彩


秋山奈美の話を聞いていた藍都は、

「桐島さん、毎日僕のところに来てくれるの、止めていいよ?桐島さんの時間を、無駄にしちゃうと思うから」

「江山君さぁ……勘違いしないで?江山君と一緒にいるのが楽しいから……だからあの場所に行くんだよ?江山君にもう来るなって言われたら…行かないけど……嫌じゃないなら……また行きたいけど……」


監獄実験~プリズンラボ~/貫徹・水瀬チホ©双葉社




旦那
旦那

数ページ前までのバイオレンス・サスペンス要素の無い、中学生の淡い恋。

何これ?「監獄実験」だよね!?




父親


2人で一緒に帰る様子を見かけた、桐島彩の上の弟・優。

「彩姉ちゃ~~ん、おーい!!」

声をかけたところに、後ろから中年男性が優の口を塞ぎます。

そのまま連れて行かれる優。

その姿を見た桐島彩は、すぐに優の後を追いかけます。


「優に近寄るな!クソ親父!!」

優を拉致同然で攫っていったのは、実の父親だったようです。

身体の弱い母親が、無理をして働いて稼いだ金を、父が遊ぶために奪いに来る。

そんな家庭環境の桐島家。

この日は家に行ったが、まだ母は帰っておらず、「金をもらう当てが外れた」という父。

もうお前らには近づかないから、今晩少しだけドライブに付き合え。父親からの最後の頼みだ


「最後の頼み」という言葉を信じ、承諾した霧島彩。

連れて行かれたのは、マンションの一室。

中には複数の男がおり、桐島彩は男達に輪●されます。

父親に売られたのです。





『今日のことを忘れたい…明日の朝もあの場所に行けば…江山の隣に座れば……全部忘れられるかな……』

嫌な記憶の封印を、切に願う桐島彩。

翌日、肉体的にも精神的にも限界寸前の桐島彩は、学校内で倒れてしまいます。

迎えに来たのは父親。

「昨日あの後、競馬で負けてよ。金欠だからまた。あいつらとヤってくれや。どうせ2回も3回も同じだろう?」

頑なに拒絶する桐島彩ですが、

また殴られてぇか!?弱いくせによー!


監獄実験~プリズンラボ~/貫徹・水瀬チホ©双葉社




父親に怒鳴られます。


はじめまして


この時桐島彩に、ある考えが芽生えます。

『弱いから悪いんだ……怖がって、逃げ回ってたからやられるんだ……戦わなきゃ……ダメなんだ……』

桐島彩は父親を誘うフリをして、車を人気のない場所に移動させます。

自分から父親に抱きつき……右手にはカッターナイフ。

そのまま父親の後頚部を刺します


父親の反撃に遭った桐島彩は、なんとか逃げ出します。

父親は、昨日娘を宛がった男に連絡を取ります。

「すぐに来てくれ!」

という電話の途中で……スマホを取り上げた男。

原川でした

そのまま、桐島彩の父親の頭を、拳銃で打ち抜きます

「彼女は大事な実験体……死なれちゃ困るんですよ、その日まで…」


旦那
旦那

やはり桐島彩が監禁相手に選ばれたのは、偶然ではなく、何年も前から監視され、「来たる日」に向けてに備えられていたようです。

藍都が「監禁者」に選ばれたというよりは、「監禁相手に桐島彩を選ぶ」ために、藍都を監禁者にした、という感じですかね。




父親を刺した後、その場から逃げた桐島彩。

ダメなんだ……変わらなきゃ…捨てるんだ…今までの桐島彩を……。奪われるのは…もう嫌だから……

父親を刺した現場に戻ると、父親の車も血の跡すらも消えて、自分の鞄だけが残されていました。

死んだ父親を「誰かが勝手に処理した」。

そう思って自分を納得させます。


翌日、早朝から秋山奈美を屋上に呼び出し、髪を切ってもらう桐島彩。

過去の自分を捨てるために、必要な儀式だったのでしょう。


そして、桐島彩は秋山奈美にもう1つ、お願いをします……。


後悔


屋上で髪を切ったその日、

「ねえ…江山くん。今からデートしよ?」

学校をサボって藍都と2人、恋人のようなデートをした、桐島彩。

デートの最後、藍都が勇気を振り絞り桐島彩に告白します。


その瞬間……「シャッター音」

桐島彩は秋山奈美に、藍都からストーカーされている。

気のある素振りで確認するから、その証拠写真を撮ってくれと、頼んでいたのです。


もちろん桐島彩の嘘ですが、秋山奈美はそれを信じ、

「あんたががストーカーだって、言いふらすから」


旦那
旦那

これが発端で、藍都は「ストーカー」認定され、イジメが始まったわけですね…。




「あんたは何も変わろうとしなかった。強くなろうとしなかった。それは間違ってる。弱い奴は好き勝手奪われて、壊されていくしかないんだよ。私みたいに。私は強くなった。江山、あんたも強くなりなよ。待ってるから。早く強くなってよ


旦那
旦那

桐島彩は弱く、奪われるばかりだった。

だから強くなった。

本当は、藍都に強くなって、守ってほしかったのかもしれません。

でも、結局は自分が強くなり、自分を守らざるを得なかった。

だから、今度は藍都に強くなってほしい。

藍都に強くなってもらって、今度は守ってほしい。

そんな感じなのかな……。




薄れる意識の中、そんな3年前のことを思い出していた、桐島彩。

勝又誠司は散々迷いながらも、桐島彩を助けるべく、懸命に看護します。

「お前は……生きろ。助けてやる!」


朦朧とする意識の中、桐島彩は思います。

『……助けてあげれば……支えてあげればよかったんだ……江山が強くなれるように……今更……許してなんて言えないよね……ねぇ、江山くん……


旦那
旦那

完全に好き同士であり、寧ろ桐島彩の方が先に藍都に対して、好意を持っていた。

けれども家庭環境、父親のせいで辛い目に遭い、強くならなければと考えた桐島彩。

そして藍都にも同じく、その強さを求め、変わることを求めた。

しかしそのやり方は、間違っていたのかもしれない。

そう気付いた桐島彩。

藍都と、3年前のように、仲良く笑える日が戻るのでしょうか……。



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