
表紙は長女・一花です。
今のところ、そこまで風太郎との絡みは多くありませんが…。
個人的にはショートカットでグラマラス……ドストライクです。
今後、風太郎との絡みも増え、「長女らしい」一花も見えてくることでしょう。
第6話 扉を開けて
第5話で、棚から落ちてくる本から次女・二乃を庇うため、「風呂上がりでバスタオル一枚」の二乃を、押し倒す格好になった風太郎。
しかも、タイミングよく帰宅した五女・五月に「証拠写真」を撮られる始末…。
急遽「五つ子裁判」(四女・四葉はバスケ部の助っ人で、まだ帰宅していないので、欠席)が開かれます。
二乃の剣幕に押され、不利な展開の裁判ですが…風太郎を嫌っている五月が、
「棚から落ちた本から、二乃を守った…?
よく見ればそうとも受け取れますが、違いますか?」
まさかの助け舟。
長女・一花も三女・三玖も、「フータローにそんな度胸はない」と同調します。
納得がいかない二乃ですが、一花の
「そうカッカしないで…私たち、昔は仲良し五人姉妹だったじゃん」
その言葉を聞いた途端、家を飛び出します。
晴れて無罪放免となった風太郎、帰宅しようとしますが……マンションの外には、不貞腐れた二乃。
「過度な干渉は良くない」と、その場を立ち去ろうとする風太郎ですが…
「どうしても解けない問題があるから、解いてから帰らないとスッキリしない」
と、とってつけたような理由で、二乃の傍に。
「あんたみたいな得体のしれない男を招き入れるなんて、どうかしてるわ」
その言葉の裏に、五人の姉妹が大好きだから、その間に入ってくる風太郎が邪魔、だから嫌い、という気持ちを読み取った風太郎。
図星を突かれた二乃も、開き直って
「やっぱ決めた、私はあんたを認めない。たとえそれで、あの子たちに嫌われようとも」
風太郎が嫌いだと、改めて宣言する二乃……。
第7話 今日はお休み①
日曜は家庭教師が休み。風太郎は思う存分、自分の勉強に時間が割けます。
そんな上杉家を訪れたのは、五月。
風太郎の「給料」を届けに来たのです。
「まだ何も教えていない」から、受け取れないとする風太郎に対し、五月は
「あなたの存在は、五人の何かを変え始めてます」
言った後で改めて、自分は貴方が嫌いだという姿勢を、取り繕う五月ですが、五月も含めた五人姉妹に、少しづつ影響を与えているのは確かなようです。
せっかくもらった給料なので、妹・らいはに欲しいものを尋ねると、「ゲームセンターに行きたい」と。
二乃に一泡吹かされた際同様、
「五月さんももちろん行くよね?ダメ?」
という、らいはの潤んだ瞳に五月も逆らえず…三人でゲーセンに。
らいはを中心に撮るプリ●ラ、
「なんかこれ、家族写真みたいだね」


なに?五月嫁フラグ?って感じもしなくないですが…。
まだ2巻ですからね、先は長い。
結論を急ぐのは早計です。
やっと帰って勉強できる…と帰りかけた風太郎ですが、
「お兄ちゃん、五月さんが四人いる」
花火大会に出かけるところだった、一花~四葉の四人。
風太郎が、らいはの花火大会に行きたい、というおねだりを断れるはずもなく…風太郎の日曜日は、あえなく潰れました。
第8話 今日はお休み②
週末なのに宿題を終わらせていなかった、五人姉妹……。
時間ギリギリまで頑張って、何とか宿題を終わらせ、花火大会に出かけます。
「花火はお母さんとの思い出」
三玖の言葉通り、「五人姉妹が大好き」な二乃は、お店の屋上を借り切って、花火を見る準備は万端。
しかし、あまりの人の多さにはぐれてしまった、五人姉妹+上杉兄妹。
とりあえず合流できた、風太郎と二乃の二人で、予約を取っていた店の屋上に急ぎますが……。
「どうしよう…よく考えたら今年のお店の場所、私しか知らない…!」
張り切り過ぎて、大事なところをミスってしまった二乃…花火大会が終わるまでに、合流できるのか?
第9話 今日はお休み③
「花火はお母さんとの思い出なんだ」
その大事な「思い出」のために、何とか合流を計ろうとする「五人姉妹が大好き」な二乃。


二乃の懸命な姿を見た風太郎、止むなく五人の合流のため、自分がみんなを連れてくる、と。
まず最初に一花を見つけますが、見知らぬ「髭のおじさん」と一緒……「誰??」と考えている間に、一花を見失った風太郎。
直後、足を踏まれて負傷した三玖と合流。
その後、五月とも合流し、二乃の方は四葉、らいはと合流。
残るは「髭のおじさん」と一緒だった一花だけですが…。
自ら現れた一花は、風太郎を走って連れ出し、
「さっきのことは、秘密にしておいて。
私は、皆と一緒に花火を見られない」


何やら訳アリのようですが…。
髭のおじさんとの関係は、一体……?
第10話 今日はお休み④
「急なお仕事頼まれちゃって…だから花火は見に行けない」
聞けば「髭のおじさん」は仕事仲間だと。
その「髭のおじさん」が、「一花ちゃん見つけた!」と連れて行こうとしているのは…髪を結った三玖。
普段は髪型で見分けがつきますが、髪型を変えたりすると、やはり五つ子、そっくりなわけで…。
懸命に走って、やっと「髭のおじさん」と三玖に追い付き、三玖を取り返す風太郎。
「君は…なんだ君は……君は、この子の何なんだ!?」
『勉強関係ないのに協力的。フータローのくせに 』
『なんで、勉強でもないのに、私たちのために一生懸命になるんですか? 』
『なんでお節介焼いてくれるの? 』
三玖にも、五月にも、一花にも聞かれた、「五人姉妹との関係性」。
「俺はこいつの、こいつらの、パートナーだ。返してもらいたい。」


「知り合い」「友達」「顔なじみ」ましてや「恋人」でもなく、風太郎が出した関係性は「パートナー」。
対して「髭のおじさん」は……、
「訳の分からないことを…うちの大切な若手女優を放しなさい!」



一花、女優だってよ……。
第11話 今日はお休み⑤
一花の言っていた「急なお仕事」とは、映画のオーディションでした。
「髭のおじさん」は、一花をスカウトした芸能事務所の社長だったのです。
花火大会を諦め、オーディションを受けることに決めた一花。
「とりあえず役、勝ち取ってくるよ」
笑いながら駆けていこうとする一花に、風太郎は
「その作り笑いをやめろ。
おまえはいつも大事なところで、笑って本心を隠す。ムカッとくるぜ。
お前をパートナーだと言ったよな?
俺の家には借金がある。
その借金を返すために、家庭教師をやっている。
だが、おまえたち五人には手を焼きっぱなしだ。
結局、何の成果もあげられないまま、給料貰っちまった。
せめてもらった分の義理は果たしたい、それが俺の本心だ!」
風太郎の本心を聞き、オーディションに臨む一花。
『こんな時、みんなはどうやって笑うんだろう。四葉なら、三玖なら、五月なら、二乃なら』
「先生、あなたが先生でよかった。あなたの生徒でよかった」


審査員を唸らせる笑顔を魅せる、一花…。
第12話 今日はお休み⑥
「お母さんとの思い出」の花火も終わった頃、一花のオーディションは終了。
一花を連れて風太郎が向かった先は…一花を除く姉妹と、らいはの待つ公園。
「みんな怒ってるよね。花火を見られなかったこと、謝らなくちゃ」
という一花に対し、風太郎は、
「花火を諦めるには、まだ早いんじゃないか?」
四葉がらいはにあげるために買ってくれた花火、それを一花も含めた「五人」でやろうと待っていてくれたのです。
「ごめん。私の勝手でこんなことになっちゃって…本当にごめんね」
深々と頭を下げる一花。
「全くよ。今回の原因の一端は、アンタにあるわ。あと、目的地を伝え忘れた私も悪い」
自分の失敗を反省する二乃。
他の三人も、各々に反省……。
そして、五人は母親の言葉を思い出します。
「誰かの失敗は、五人で乗り越えること。誰かの幸せは、五人で分かち合うこと。
喜びも、悲しみも、怒りも、慈しみも、私達全員で五等分」
五人に花火を見せるために、走り回った風太郎は、公園のベンチで眠ってしまいます。


「頑張ったね、ありがとう。今日はおやすみ」
第13話 人好きのお人好し
放課後の勉強会、「友達の友達が入院した」と、千羽鶴を折る四葉。
早く勉強会を始めたい風太郎は、千羽鶴折りを手伝いますが…そこを通りがかった教師が、このノートを配っておいてくれ、と四葉に頼みます。
そう、四葉は底なしの「お人好し」。
二乃に邪魔された第5話の家庭教師の時も、「 バスケ部の知り合いが、大会の臨時メンバー探してる 」というのを聞いて、急いで駆けつけてましたし…。
『もしや、勉強を避けるために時間を稼いでいるのでは…!?
だとしたら、二乃なんて目じゃないほどの悪女だぜ』
四葉に疑いを向ける、風太郎。
そこへ、件の「バスケ部」から四葉に電話。
バスケ部の部室に走る四葉を、追う風太郎。
「中野さん、入部の件考えてくれた?」
「はい、誘ってもらえて嬉しいです」
『あいつやっぱり!最初から勉強する気なんて、さらさら無かったんだ!』
「でもごめんなさい、お断りさせてください。放課後は大切な約束があるんです。」
「才能あるのに…勿体ないわね…」というバスケ部の部長に対し、
「才能が無い私を、応援してくれる人がいるんです」




可愛い……。
第14話 始まりの写真
風太郎の父から、
「昔は俺そっくりの、ワイルドな男だった。あの子に会ってから、こんなに勉強するようになったんだよな。その頃の写真、生徒手帳に忍ばせてるの、知ってるぞ。」
と暴露される風太郎。
妹・らいはは写真を見たがりますが……前話でメアドを書いてもらうのに、生徒手帳を二乃に渡したままでした。
中野家に生徒手帳を取りに行った風太郎。
「返してほしかったら付いて来なさい」
生徒手帳を返す交換条件は、「ピアサーで穴をあけること」。
どうやら、自分でやるのは怖いようです、二乃。
「3,2,1,0,って言ったら開けますよ~!」
とお約束でじゃれ付いてるうちに、生徒手帳が落ちて「悪ガキ」風太郎の写真が…。
「めっちゃタイプかも!」
という二乃に、「親戚の子だ」とごまかす風太郎。
折り目の反対側に写っている、件の「あの子」に気付かれず、セーフでしたが…。
風太郎と五姉妹、それぞれが子供の頃の写真を見ていると……風太郎の隣に写る「あの子」は、どうやら姉妹のうちの誰か…?


子供の頃、姉妹と風太郎は出会っていた……?

Renta!:あなたがしてくれなくても 5
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