【本記事は「五等分の花嫁」第1巻のあらすじを紹介するもので、ネタバレを含みます】
原作は今年の二月で完結していますが、アニメの二期(一期は2019年冬放送済み)「五等分の花嫁∬」が、十月から放送開始「予定」だったのですが…コロナの影響で延期が決まっております…。
私の場合、入りはマンガで、アニメ放映時も「やってるな~」くらいの感覚だったのですが、よくよく見たら「中の人」が豪華で……(花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのり)。
(一期)最終回までに、急いで「見逃し配信」とかで、追いついた覚えがあります。
ですので、二期も非常に楽しみにしていたのですが…こればかりは仕方ありません。
「やらない」わけでななく、あくまでも「2021年1月」までの延期ですから。
お預け食らって「ブヒブヒ」言いながら待ちましょう!
というわけで、「2021年1月」放送予定の「五等分の花嫁∬」を楽しみに、原作マンガをご紹介していきます。
第1話 五等分の花嫁
高校二年生の「上杉風太郎」は、成績優秀だが家の借金のため、貧乏な男子高生。
学食の最安値・ライス(200円)< 焼き肉定食 焼き肉抜き(200円でライス+味噌汁+お新香)を注文し、お水は飲み放題!…しかしいつもボッチ飯、というちょっとかわいそうな子。
いつもの通り「指定席」に座ろうとするも、同時に(他校の制服を着た)女子とバッティング。
双方譲らず、結局一緒に昼食をとる羽目になります。
うどんのトッピングに天ぷら各種、おまけにデザートで、しめて1,000円オーバーの学食昼食をとる「セレブ」女生徒。
風太郎が「100点」の答案を持っており、成績優秀であることを知った女生徒は、
「勉強、教えてくださいよ」
とお願いしますが、「即座に拒否」する風太郎。
あまつ、「焼肉定食 焼き肉抜き(ライス+味噌汁+お新香)」の貧相な昼食を見かねた女生徒が、
「お昼ごはん、それっぽっちでいいのですか?私の少し、分けましょうか?」
という提案に、
「あんたが頼みすぎなんだよ、太るぞ」
というデリカシーの無い返答…そんなこんなで、お互いの印象は最悪…。
そこに風太郎の妹・らいは(小六)から電話で、「いいバイト」の情報が。
家庭教師のバイトで、給料は相場の五倍。相手は風太郎の高校に転入してきた、女子高生。
ここまで来たら、まぁ「お定まり」の展開ではありますが、学食でひと悶着あった「中野五月」相手の家庭教師なのです。
バイトのため、昨日の印象を挽回すべく、再び学食で中野五月と一緒に、昼食を摂ろうとする風太郎ですが…すでに「友達四人」と昼食を摂っていた五月。
その後も何とか、五月と接触を図ろうとするも、「友達四人」のうち、誰かと一緒にいる状態…。
やむなく五月のマンションに侵入し(法的に大丈夫か?)、接触を図る風太郎。
「昨日は悪かった…」
と謝ろうとする風太郎に対し、
「これから家庭教師の先生が来てくれるので、急いでるんです」
と急かす五月。
「それ、俺。家庭教師、俺」
印象最悪な風太郎が家庭教師と知り、愕然とする五月。
「こんな人が…私たちの家庭教師だなんて……」
「私…たち…?」
同じマンションのフロアに、エレベーターから降りてきたのは、お昼に見た五月の「友達四人」。
この四人、もちろん「友達」などではなく……「五つ子の姉妹」でした……。
左から次女・二乃、三女・三玖、五女・五月、四女・四葉、長女・一花です。
ちなみにこのお話、風太郎の「回想」メインで書かれています。
いつ時点の回想かというと、「結婚式直前」です。
五人姉妹と初めて出会った「あの時」のことを、結婚式直前の「今」でも時々思い出す…。
そして、これから式を挙げようとする「相手」は、「五人姉妹の誰か」です。
つまり、これから数年後にこの五人の誰かと結婚するから、若い男女のキャッキャウフフを読み、最終的に風太郎が誰を選ぶのか当てやがれ、ということです。
ここだけ読むと「バチェラー」みたいだな…。
第2話 お宅訪問
改めてバイトの依頼人である、五人姉妹の父親に確認したところ、「五人を卒業まで導いてやってほしい」と頼まれます。
兎に角、五人を集めて勉強を始めなければならないのですが…集まったのは「一人」だけ。
五人姉妹は
長女が「一花」、腐海の森(汚部屋)に棲むセクシーずぼら少女。
次女が「二乃」、気が強く、お料理上手な正義の子。
三女が「三玖」、声のトーンが低く、どちらかと言えば「陰」、首には常にヘッドホン。
四女が「四葉」、風太郎の家庭教師に唯一協力的だが、「0点」を取るくらいのおバカな天然元気っ子。
五女が「五月」、風太郎にも敬語で話す、真面目でちょっと融通の利かない子。
四葉以外は集まってくれず、五月にいたっては「学食でのひと悶着」で印象最悪で、部屋からも出ない始末。
そんな中、二乃が焼いたクッキー目当てに、リビングに集合した五月以外の四人ですが、勉強する気は皆無。
止むなく風太郎も、二乃の焼いたクッキーを食べ始めます……が、二乃の出したお水を飲んで……目が覚めたらタクシーの中、そして自分家の前。
どうやら二乃にはめられたようです。
貧乏な風太郎には、タクシー代を払う余裕はなく、焦っていると…、
「カードで」
助手席には五月が乗っていました。
「一泡吹かされましたね、これに懲りたなら、私たちの家庭教師は諦めることです」
そこに風太郎の妹・「上杉らいは」が。
五月を見て「家庭教師の生徒さん」と気づき、夕飯に誘います。
風太郎を嫌っている五月は、当然断ろうとしますが、小六女児の「嫌…ですか……?」という潤んだ瞳に勝てず、夕飯をごちそうに。
父子家庭で借金があり、下には健気な妹…。
事情を察した五月は、
「勉強はしますが、教えは乞いません。あなたの手を借りずとも、やり遂げてみせます」
風太郎は気づきます。
姉妹の父親からの依頼は「卒業」させること。
無理に全員を相手にする必要はなく、赤点候補だけを相手にすればいい。
風太郎お手製のテストで「50点」取れば、「金輪際近づかない」約束をします。
テストの結果は……何と100点!!……「五人合わせて」ですが…。
実は「全員が赤点候補」で前の学校で「落第しかけて転校してきた」のでした……。
第3話 屋上の告白
「五人合わせて」100点を取った翌々日の月曜、朝一で風太郎に出くわした五人姉妹は、口々に「勉強は自分でできる」「家庭教師は必要ない」と。
「じゃあ、一昨日のテストは当然復習したよな?問一.厳島の戦いで、毛利元就が破った武将を答えよ」
残念ながら、答えられる者は無し……。
改めて五人が勉強嫌い、そして「風太郎嫌い」であることを認識し、「一人ずつ信頼関係を築く」ことにした風太郎。
朝一の問題で、三女「三玖」だけが一昨日正解していることに気付きます。
「じゃあ、朝はなぜ答えなかった?」
不思議に思った風太郎は、昼の学食で三玖との接触を図ります。
たまたま一緒になった四女「四葉」が、
「三玖は今、恋をしています」
と断言。
教室に戻った風太郎の机には、三玖からの手紙で
「フータローに伝えたいことがある。どうしてもこの気持ちが、抑えられないの」
手紙+四葉の言葉=告白 という結論に至った風太郎は、手紙の通り屋上で三玖を待ちます。
「フータロー…あのね、ずっと言いたかったの…す…す……陶晴賢」
朝一の問題の答えです。陶晴賢。
実は筋金入りの「歴女」で戦国武将好きの三玖は、その趣味を「変わっている」と自覚し、姉妹にも秘密にしていたのです。
自分も戦国武将好きだと嘘をつく風太郎、
「次の家庭教師の内容は、日本史を中心にしよう。三玖、受けてくれるか?」
「そこまで言うなら、いいよ」
距離が縮まったかに見えた二人ですが、三玖が「友好の印」として奢ってくれた抹茶ソーダを、風太郎に渡す際、
「鼻水なんて入ってないよ」
「鼻水入りのお茶」という歴史上の有名な逸話を知らなかった風太郎、せっかく得た三玖の信頼を、一瞬にして失います……。
第4話 合計100点
「鼻水の逸話」を知らなかった風太郎は、二日間かけて図書室の戦国関連の本、全てに目を通し、三玖に再戦を挑みます。
逃げながらも「武将しりとり」に応じる三玖。
「運動能力は不要」と切り捨てた風太郎と、「クラスで一番足の遅かった」三玖の、走りながらの「武将しりとり」は、体力の限界と「ら」から始まる武将が思いつかず、風太郎の負け。
汗だくになった三玖に、「抹茶ソーダ」を買ってくる風太郎。
もちろん今度は「鼻水の逸話」を知っていた風太郎、「武将好き」であることを「誇るべき特技」と称賛します。
鼻水の逸話
ハンセン病を患っていた武将・大谷吉継が口を当てた茶器を、皆が敬遠する中で、三成が平然とその茶器で、茶を飲んだと言うお話です。
しかし、五人の中で一番の落ちこぼれが、自分だと考えている三玖、
「私程度に出来ること、他の四人も出来るに決まってる」
そこで風太郎は気づきます、先日の「五人合わせて」100点のテスト、正解した問題が「一問も被っていない」ことに。
つまり、一人ができることは全員出来る、「全員が100点の潜在能力を持っている」と。
四葉だけが参加していた、「放課後の居残り勉強」に、姿を現した三玖。
「フータローのせいで考えちゃった。ほんのちょっとだけ、私にも…できるんじゃないかって。
だから……責任、取ってよね」
見事、三玖の信頼を勝ち得た風太郎でした……。
第5話 問題は山積み
四葉に加えて三玖も協力的になってくれた、風太郎の家庭教師。
一花は「見学」、五月は近くのテーブルで「自習」と、何だかんだ「ほぼ」全員集まってくれましたが…。
唯一の欠席者で、前回風太郎が「一泡吹かされた」次女の「二乃」。
姿を現せたと思ったら、
「四葉、バスケ部の知り合いが、大会の臨時メンバー探してるんだけど。このままだと大会に出られないらしいの…」
断れない性格の四葉、「上杉さん、すみません!」と出て行ってしまいます。
「一花も、二時からバイトって言ってなかったっけ?」
「五月、こんなうるさいとこより、図書館行った方がいいよ」
気が付けば、残りは三玖のみ……。
どうやら、風太郎を一番嫌って追い出したいのは、二乃のようです。
売り言葉に買い言葉で始まった、二乃 vs 三玖の料理対決。
二乃が勝ったら「勉強なし」ということになります。
料理上手の二乃の「旬の野菜と生ハムのダッチベイビー」に対し、三玖のボロッボロの「オムライス」。
圧倒的に二乃有利ですが、「貧乏舌」の風太郎は
「どっちも普通にうまい」
料理上手のプライドを傷つけられた二乃は、怒り心頭。
結局、この日も家庭教師はできず……。
帰り際、財布を忘れて中野家に戻った風太郎、風呂上がりの二乃を、上から落ちてくる本から守るため、押し倒してしまう格好に…。
そこに、図書館から帰宅した五月。
「最低」
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