「ぼくらの」あらすじ紹介【ネタバレを含みます】(15.マチ②~遺された人~)


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マチ(町 洋子・まち ようこ)編②

この記事には「ぼくらの」のあらすじをご紹介するものであり、ネタバレを含みます。

10巻表紙がマチです。

マチの提案で、今まで戦ったみんなの、残された人達のところをまわる、ウシロとマチ。

佐々見さんたち国防の手助けを断り、コエムシの転送も使わず、電車やバス、自分たちの足で。

もちろん、遺族の住所は佐々見さんに教えてもらい、護衛もついている。

『でもそれでいい。

だって、まだほんの子供なんだから。

できることを、できる範囲で、ちょっとだけ背のびをして。』

初めに訪れたのは、最初のパイロットであるワクの家。

ワクの両親は、ワクの死以降、家にこもりがち。

自然学校参加者のリスト流出後は、それが顕著だと。

父親は会社を休職中。

まだまだ、「ワクの死」から立ち直れていない様子の、ワクの両親。

そんな雰囲気を察してか、インターホンを押すのを躊躇うウシロ。

「おまえが押せ。」

「いいけど…いいの?」

「だって、おまえだってみんなを契約させた責任あんだろ!?」

「あんた何言ってんの!?あんたが罪悪感抱いてんじゃないかと、優しく言ってやってんのに…」

玄関前で騒々しくしているところを、ワクの父が気付いて玄関を開けます。

ウシロとマチの、こういうやり取り好きです。

ウシロはずっと、「おれは関係ない」的なスタンスで、みんなと一線をおいていたところがありましたからね。

物語が進むにつれ、徐々に「自分」を出すようになったウシロ。

そして、ワクを「突き落とす」格好になった(実際は、ウシロが小突いたときには、ワクは死んでいた)ウシロに、「あんたが罪悪感抱いてんじゃないか」とかズケズケ言っちゃうマチもいいです。

「お待ちしていました。」

あらかじめ連絡を受けていたワクの父親は、2人を招き入れます。

「あたし町洋子です。」

「ぼくは宇白順です。」

『ぼく!?』

ぼくらの ©小学館/鬼頭莫宏

マチは、ウシロと兄を重ねているところがありますからね。

ウシロにしても兄(コエムシ)にしても、「おれ」「オレ様」が一人称。

「ぼく」という当たり前な一人称にも、違和感を感じたのでしょう。

「世間に迷惑をかけてる怪獣に、隆(ワク)が関わってたなんて…

あの子は何か、悪いことをしませんでしたか?

政府の人に聞いても、『そんなことはないから安心しろ』の一点張りで…」

自分の子供の理不尽な死より、その行動による影響を心配する、ワクの母。

「ワクくんは…ただの被害者です!

あたしがワクくんを殺したんです!!」

マチは、コエムシ、ココペリと同じで、「今いる地球」の人間ではありません。

「自分たちの地球」の戦闘を終え、「今いる地球」が次の戦いに選ばれたから、そのパイロットを探す手伝いをしていて、自然学校の子供たちを、洞窟に誘った。

ジアースと子供たちとの、契約の手引きをしたわけですね。

その罪悪感から、「あたしが殺した」ととっさに言ってしまったのでしょう。

察したウシロが、ワクの両親に説明します。

「ぼくらは自然学校近くの、海岸の洞窟に行ったことから、偶然この事件に巻き込まれました。

そこへ誘ったのがこの子で、それで今でも責任を感じてるんです。

ワクくんは、正義感の強い立派な奴でした。

ワクくんが最初に模範を示してくれたから、僕らは今まで敵性怪獣を倒してこれたんです。」

マチのことは隠しながら、他は本当のことしか言っていません。

それがワクの母にも通じたのか、安堵の涙を流す、ワクの母。

「ワクの普通なら、語るに値しないエピソードでも、この2人(ワクの両親)にはかけがえのないもの」だろうからと、これまでの話をする2人。

特に自然学校の話。

マチが驚かされたのが、ウシロの観察力と記憶力。

マチがすっかり忘れているようなことまで、まるでメモが取ってあるかのように、覚えてたウシロ。

『普段、他人に全く興味が無いように、振る舞ってるくせに…』

ワクの家の泊ったウシロとマチは、翌日別の遺族に会うため、ワクの家を発ちます。

2人の歩く背を見ながら、ワクの両親が話します。

「あれが、本当にもうすぐ死ぬ子供なのか?

あんなに気丈に、振る舞えるものなのか?」

「立派じゃなくてもいいのに…

どんなにみっともなくても、生きていてくれた方が…」

「あの子たちは、残り少ない貴重な時間を割いて、おれ達のために来てくれたんだ。

わかるか?

それはとてつもないことだよ。

そんななのに、生きてる俺たちは、どうしていかなくちゃならないんだろうな…。」

「あんた、『ぼく』って言ってたね。」

「言ってねえよ。」

ちょっとムキになるウシロ。

「ぼく、ぼくら、

あたしたちはそんなに長く一緒にいたわけじゃないし、別にまとまってるわけじゃないけど、

でもこんな状況だから、ウソでもいいから一体感が欲しいよね。

ぼくら、ぼくらの、ぼくらの--」

「ぼくらの」というタイトルになっている言葉、作中で出てきたのはこれが初めてだと思います。

「で、その後は?なんて続くんだ?」

「人それぞれでいいんじゃない?

どうせまとまりのあるメンツのわけじゃなし。」

「一体感はどうしたんだよ。」

ぼくらの ©小学館/鬼頭莫宏

やっぱこの2人、ウシロとマチのやり取りはいいですね。

みんなの「残された人達」をまわる旅は、まだ続きます。

「ぼくらの」

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