ひぐらしのなく頃に 解 ~祭囃し編~ 其の拾壱「オシマイ」

長かった「祭囃し編」も最後、「ひぐらしのなく頃に 解」、完結です。
村境に山狗が張った封鎖線。
富竹と赤坂は、東京に「番犬」出動を要請するため、通信手段の無くなった雛見沢を出て、興宮まで行く必要があります。
封鎖線に車で突っ込む2人。
相手は対戦車ミサイル。
その発射直前、砲手の肩に銃弾が…遠距離からの狙撃です。
マシンガンで銃撃するも、その弾を跳ね返す車。
詩音曰く、
「園崎家御用達の防弾仕様」
だそう。
封鎖線を突破する2人。
山狗は突破した車を追おうとするも、全てのタイヤに狙撃されパンク。
狙撃したのは葛西、入江機関襲撃から大活躍です。
興宮の公衆電話。
富竹さんが東京に、現状を報告中。
「入江機関の早急な制圧を。
彼らはすでに地上での発砲を繰り返しており、このままでは村人の発覚するのも時間の問題です。
番犬の緊急出動を強く要請します。」
番犬が出動することで、話しがつきました。
富竹さんが言うには、「山狗が機密保持のための多目的部隊だとしたら、番犬は戦闘のために特化した精鋭部隊。装備も人材も、山狗とは比べ物にならない。」
番犬が到着すれば、一件落着、となりそうです。
興宮でそれを待ってもいいわけですが…2人は違いました。
「富竹さん。私、雛見沢に戻ろうと思っています。まだみんな、戦ってる。」
「いいのかい?一度はくぐり抜けた死線だよ?」
「梨花ちゃんが待ってる。私はまだ、約束を果たしていない」
「なら、戻ろう。僕もやり残したことがある。」
「やり残したこと…?」

富竹さんがやりのことしたこととは…何でしょう?
雛見沢の山中。
部隊員の戦意、体力の消耗を考え、自身を除く全員を、山の麓に戻した小此木。
「何をしてるの!?奴らは目の前なのよ?小此木!私に逆らう気なの!?」
言った傍から、小此木の向こうに見えた部活メンバー。
「小此木!捕らえなさい!何してるの!?早く捕まえなさい!」
「ちぃとだまっとりゃあ!!」
怒鳴り返す小此木。
「『山狗』の小此木だ!お前らのリーダーに敬意を表する!名前を聞かせてくれ!」
「部長、園崎魅音!」
「この戦いはお前らの勝ちだ!富竹は封鎖線を突破、鎮圧部隊が到着するのも時間の問題だ。」
「小此木!!」
鷹野さんの割り込みを、制する小此木。
「大したもんだよ、アンタ。鍛えようによっちゃ、SASでもデルタフォースでも、どこでも最高の人材になれるだろうぜ。」
小此木なりの、最大の賛辞なのでしょう。
しかし、そんなものに興味はないと、一笑に付す魅音。
「私がやりたいのはたった一つ!雛見沢分校の、我が部の部長だけさ!
口先の魔術師、前原圭一
かぁいいモードの竜宮レナ
トラップ使いの沙都子に、タヌキの梨花ちゃん、
そして期待の新人、古手羽入。
これだけ揃ってりゃあ、世界のどこだろうと退屈しないね!」
根本的な部分が異なる両者。
なんのために戦うのか、という所から違っています。
小此木も笑うしかありません。
「小此木!何やってるの!!その女は敵のリーダーよ、倒しなさい!!」
「自分の目的」のために、悪あがきを続ける鷹野さん。
呆れながらも、「まぁ、勝負はついてるんだが…お姫様の命令なんでなぁ…」
魅音に銃を向けます。
その時、上空にヘリ。
「入江機関の全職員に告ぐ。本日1230に、入江機関の全権限は凍結された。直ちに武装解除し、投降せよ。これに従わない場合、厳正に対処することをここに通告する!」
番犬の登場で、「詰み」です。
銃を降ろし、麓に向かって歩き出す小此木。
「まだよ!まだ終わってないわ!!」
小此木を追い、走り出す鷹野さん。
ヘリからはロープを伝って、次々と「番犬部隊」が降りてきます。
「これで、終わりですの?」
「分かりませんです…初めてのことなので…」
鷹野さんに「殺され続けてきた」梨花ちゃん。
初めての状況に戸惑いを隠せません。
そこに、興宮から戻った赤坂が到着。
張り詰めた緊張の糸が切れたのか、赤坂に抱きつき、泣き出す梨花ちゃん。
「入江先生の先導で、入江診療所も彼らが制圧したよ。」
「監督も無事だったんだね!」
「良かったぁ!」
「山狗の隊員たちも、続々と投降に応じている。一緒にいた少年も、彼らに保護されたようだよ。」
「ん…?少年?」
悟史のことですが…沙都子だけは、その事実を知りません。
「あれ?…羽入は?」
「さっきまで、いたよね…?」
「羽入……」
「どういうことなの!?状況がサッパリ、分からないわよ!!」
「『手詰まり』ってやつですんね。番犬が到着したんですわ。」
「番犬…?どうして応戦しないの!?」
「御冗談を…山狗は所詮防諜部隊です。対して番犬は、ほんまもんの戦闘部隊ですわ。ハナから勝ち目なんざ、ありませんよ!」
「だいたい、どうして番犬が来るのよ!?」
「富竹二尉が診療所から逃走。『東京』に連絡したんですわ。」
「そんなの聞いてないわ!!いつよ!?どうなってるの、小此木!!!」
その時、小此木に無線が。
「郭公」からの最終連絡。
「『後片付け』を実行せよ。」
「了解した。」
無線を送ってきた指揮車は、番犬に包囲されており、投降を勧告されている、と。
「投降を許可する。」と言った小此木に対し、鷹野さんが反論します。
「まだよ!!何とか東京の野村さんと連絡を取るのよ!!梨花は生きていたのよ!!!終末作戦の実行は可能だわ!!」
「三佐ぁ、このゲームはうちらの負けです。往生際の悪さは互いの得になりませんねぇ。」
「何を言うの……小此木…」
「あんたの『役割』は、もうおしまいです。」
鷹野さんの持っていたファイルを取り上げ、投げ捨てる小此木。
ファイルの中には高野一二三先生の論文が。
慌てて拾いに走る鷹野さんに、「そんな研究、ハナッからどうでもええんですわ。」
「何言っているの!?ここには人類の……未来の可能性が……」
「そんなこと、誰も信じとらんですよ。ましてや本当かどうかなんて、東京には何の関係もないことですわ。
大事なのはそれが東京の連中にとって、政治的アクションに使えるかどうか…。
幸いなことに、東京のクライアントがまだ三佐に、期待している役割があるんですわ。」
小此木に銃を渡される鷹野さん。
「一発だけ入ってます。『自決用』ってやつですわ。三佐ぁ、そいつで自分の頭ぁ、ぶち抜いてくれませんか?
よくあるやつですわ。トカゲのしっぽですよ。
それでクライアントも、三佐が一人であることないことやってくれたってことで、丸く終わらせるつもりですわ。
既に東京はその準備に入ってますんね」

野村が「郭公」として小此木にアプローチしてきたのは、そういう事だったんですね。
「48時間作戦」が実行され、山狗が混乱状態に陥った。
その時すでにこの状況を見越し、鷹野さんとは別に、小此木との連絡ルートを築いておいた。
そして、「後片付け」を指示してきた…。
「ば…バカなこと言わないで……そんなこと……できるわけ……」
「投降を説得するも頑なに拒否。銃撃戦になり止むなく射殺、って方の筋書きですか?」
「何よそれ……誰が考えた筋書きよ!!」
「あんたが頼りにしてた『野村さん』ですよ。」
野村に裏切られたことで、強烈なストレスを感じ、雛見沢症候群を発症したのでしょうか。
首筋を掻き始める鷹野さん。
その鷹野さんに対し、拳銃を数発発砲する小此木。
訓練を受けている小此木が、至近距離で当てていないので、わざと外しているのでしょう。
拾い上げたスクラップ帳を抱え、泣きながら走り去る鷹野さん。
「おれも…甘えなぁ……」

山狗のリーダー、小此木も投降し、残るは鷹野さんのみ。
ヒールのまま山中を走って転び、雨は降り、「うっ…えっ…死にたくない…死にたくないよ……」
ボロボロになって、泣きながら歩くその様子は、高野一二三先生に引き取られる前。
児童養護施設を脱走した、まさにその時と同じ様。
あてもなく彷徨う、鷹野さんの前に姿を現したのは羽入。
「人の子よ。お前は人の世に、何を求めたのか。」
「わたしは…わたしはただ…『生きていいよ』って…人として『生きていていいよ』って……誰かに認めてもらいたかっただけなのに……」
優しい両親との幸せな日々。
両親が事故で亡くなり、児童養護施設での辛い日々。
そこから救ってくれた、高野一二三先生。
「なのに…なんでこんな……。これが、私の罪に対する『報い』なのね…」
「我は人にあらず。人を超える存在にして、人の罪を赦す存在。人の罪は、人には赦せぬ。我こそは、人を赦そう。そなたを赦そう。」
「無理よ……もう無理……」
「羽入~~!!」
部活メンバーが駆けつけます。
「最後の最後で一矢報いることはできそうね
魅音ちゃ~ん。お友達を撃たれたくなかったら、一歩前に出なさ~い」
言われた通り、メンバーの前に出る魅音。
「あなたのせいでメチャクチャよ。どうせ私は赦されない。でも、このままではあまりに悔しいわ。
だから…ね?せめてお返しをさせて!!」
「や、やけくそかよ!!」
「その通りよ!弾も一発しかないもの!でも一発あれば…ね~♪」

追い込まれ、絶望し、壊れている鷹野さん…。
「誰も動いちゃだめよ~?焦って撃ったら誰に当たるか、分かんなくなっちゃうからね~♪…ウフフアハハハハ♪」
魅音は両手を広げ、
「みんな、あたしの後ろに隠れてて!」

「アッハハハ♪勇敢ねぇ♪誰かを撃たれるくらいなら、自分が撃たれるという自己犠牲?」
「ああ、撃ちなよ!その代わり、絶対あたしに当てな!あたし以外の仲間に当ててみろ!!あんたを死ぬよりつらい目に遭わせてやる!!!」
「こわ~い♪ウフフフフフ」
「あなたたち、よくゲームをやるわよね?トランプの『ババ抜き』はやる?」
「やらないね!うちらはジジ抜きばっかだよ!」
「ふんっ、同じようなルールよ!人の世の罪は『ババ抜き』と同じ。誰もが一枚のババを互いに押し付け合う。
それは勝ちを求めるゲームではなく、一人の敗者という『生贄』を求めるゲーム。私はそのババを引いた。
だからその腹いせにあなたを撃つの!!」
魅音の前に、羽入が立ちはだかります。
「勇敢なる魅音、あなたの勇気はそれで充分です。人の世のババ抜きは、必ず誰かに押し付けなければならないのなら、それを引き受けるのが、私の役目。」
「羽入!あんた何を!!」
「さあ!撃て人の子よ!!人の世の、押し付けずには済まぬ罪を放て!!それを受け止めてやる!!」
「分かった…分かったわ……死ねぇ~~!!」

放たれる銃弾………は、羽入を逸れ、後ろの木に着弾します。
「へへ…外しやがった!」
「この私が…この距離で…外すなんて…」
「鷹野も羽入も、魅音の話を聞いていたの?私たちは『ババ抜き』ではなく、『ジジ抜き』しかやらない。
それを鷹野は同じだと笑ったけど、全然違うゲームなのよ。
だって、ジジ抜きは欠けた一枚のカードが足されたら、敗者が出ないゲームになる。
羽入という賭けた一枚のカードが加わり、この世界は、敗者が出ない世界になった。
それをわざわざ一枚抜こうなんて、愚の骨頂。
この世界に敗者はいらない。それが、古手梨花が奇跡を求めた、1,000年の旅の最後に辿り着いた答えよ。」
番犬部隊が鷹野さんを取り囲みます。
「鷹野三佐、あなたを逮捕します。」
「私が……私が全部悪いということになるのね…」

おそらく、「東京」からしてみれば、小此木の言うように「鷹野があることないことやってくれた」というのが、一番被害の少ない落としどころなのでしょう。
スケープゴート、トカゲのしっぽ切り、ってやつですね。
身柄を拘束されそうになると、駄々っ子のように騒ぎ始める鷹野さん。
「いやっ、いやよ!!いやぁ~~!!おじいちゃんのスクラップ!持っていくの~~!」
水たまりに落ちたスクラップを、必死に取ろうとします。
「待て!!」
「やり残したことがある」と言っていた、富竹さんの登場。
「調査部の富竹二尉だ。彼女は調査部が保護する。」
「しかし、司令部から『直ちに東京へ連行せよ』と…」
「君たちは彼女を見て気づかないのか!?彼女の身体を見てみろ、掻き毟った痕でいっぱいじゃないか。
雛見沢症候群の、かなり高いレベルの発症が疑われる。
彼女を直ちに、入江機関本部へ移送し、発症レベルの検査に入る。
鷹野三佐の治療体制を準備させるよう、入江所長に連絡を!」
鷹野さんをそっと包み込む富竹さん。
「ジロウさん……ジロウさん…ジロウさん…うっ、うわあああぁぁぁ~~ん……」
富竹さんに抱きつき、泣きじゃくる鷹野さん。

「48時間作戦」発動前、梨花ちゃんに合わせて学校に登校しなかった沙都子。梨花ちゃんと一緒で夏風邪だ、という沙都子を、村の年寄りと、園崎お魎が心配するシーン。
あれと同じくらい泣けます。
個人的に好きなキャラってわけではないのですが、沙都子と鷹野さんが救われるシーンは、何やら涙が出てしまいます。
沙都子と鷹野さん、2人とも髪が黄色ですが、そういう性癖もありません。
午前4時半からの「48時間作戦」もあり、ひどく長い一日でしたが、この日は綿流しのお祭り。
部活メンバーは、山狗との戦いの疲れも感じさせず、屋台で大騒ぎ。
梨花ちゃんは奉納演舞を披露し、最後はみんなで、川に綿を流します。
長らく願っていた、何の事件も起こらない、綿流しのお祭り。
数日後、
「梨ぃ~花ぁ~!、早く起きないと遅刻してしまいますわよ~!」
沙都子に起こされた、梨花ちゃんと羽入。
梨花ちゃんがめくった、日めくりカレンダーの日付は……「昭和58年7月1日」。
「昭和58年6月」の繰り返しを、初めて抜け出したのでした…。

エンディングが流れた後、もう一つの短いお話。
田無美代子は
「遊びに行ってくるね~!」
と家を飛び出します。
急いで走って、曲がり角の先でぶつかったのは、すらりとした女性。
「ご…ごめんなさい!」
美代子の謝罪に返答なく、質問をぶつける女性。
「あなた、生きたい?死にたい?」
声は梨花ちゃんと同じですね。
困惑しながらも「生きたい」と答える美代子。
「そう、ならお行きなさい。どうせ行っても、お友達は留守だけど。お行きなさい。」
「留守なの…?じゃあ、死にたいわ。」
「お子様ランチの旗が、もう一本手に入るわ。」
「え……!?…あ!!ズルい!!私に内緒で、お父さんとお母さん、デパートに行く気だ!!ズルいズルい~!」
「いいのね?後悔はしないのね?」
「何で、後悔するの?」
「教えてあげないわ。意地悪だから。」
「ふ~ん?ふふっ♪大丈夫だよ!お姉ちゃん!何があっても、お父さんとお母さんが一緒だもん!」
走って家に戻る美代子。
両親とバスに乗ってデパートへ。
途中、バスの運転手が胸を押さえて苦しみだします。
美代子の両親が亡くなり、養護施設に引き取られるきっかけとなった事故と同じように。
バスは大きく蛇行し、対向車と正面衝突…。
衝突したかの描写はなく、夜。
茶箪笥の海苔缶に入っているのは、美代子の宝物である「お子様ランチの旗」。
今日で20本目になった旗を、缶に入れます。
「20本揃った…。神様、これで私、幸せになれるのかなぁ?」
母の、歯を磨いてから寝るのよ、という声に「は~~い!」と大きく返事し、海苔缶を茶箪笥に戻す美代子。
家の外では、昼間美代子とぶつかった女性が「フッ」と微笑み、立ち去ります…。

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