「考察」なんて言うほど大げさなものではありませんが、
「ひぐらしのなく頃に」(アニメ版)
一通りのご紹介が終わりました。
「罪滅し編」で完結…と思いきや、「昨夜、富竹ジロウさんと鷹野三四さんが…」という、お決まりのセリフが。
「それこそが万能のカギのはずだった」「終わらない6月を」という梨花ちゃんのセリフから、昭和58年6月を何度も繰り返しており、「罪滅し編」の終わり方(仲間に相談する、という鍵)では足りなかった。
そのため、再び富竹さんと鷹野さんが亡くなった、「綿流しのお祭り」の前に戻った、ということです。
続編の「ひぐらしのなく頃に 解」では、「終わらない昭和58年6月」を終わらせて、「昭和58年7月」を迎えるために、皆が再び奮闘することになります、
さて、「ひぐらしのなく頃に」を「鬼隠し編」から振り返ってみると、各編誰かが暴走して、惨劇を生み出す結果になっています。
鬼隠し編では圭一が、祟殺し編では沙都子が、罪滅し編ではレナが。
綿流し編と目明し編は対になっていて、綿流し編=圭一目線、目明し編=詩音目線になっています。
綿流し編=目明し編では、詩音が暴走しています。
この暴走の特徴に、「疑心暗鬼」があります。
「罪滅し編」でレナが言っていたように、「仲間を信じたいのに、信じられなくなった」
誰のことも信じられなくなり、周りの人間がすべて敵に見えて、殺戮行為に至る。
この「疑心暗鬼」がなぜ起こるのか、これが「昭和58年7月」を迎えるための、キーになります。
もう一つ、各編で必ず発生する「昨夜、富竹ジロウさんと鷹野三四さんが…」です。
この2人の死は必ず発生するイベントで、これを「誰が」「何のために」起こしているのか。
これがもう一つのキーになります。
これまでご紹介した人物の中に、「真犯人」と呼ぶべき人がいます。
「真犯人」の意思と策に抗(あらが)い、「仲間を信じて」対抗する。
それが「ひぐらしのなく頃に 解」の見どころになります。
ちなみに、公式な設定がどうなっているのか分からないのですが、「昭和58年6月」のループは、世界線自体が繰り返しになっているんでしょうかね?
或いは、物語の中で「ループ」していること知っているのは、(今のところ)梨花だけですが、梨花だけがループしているのか…。
だとしたら、惨劇の数だけ世界線があって、惨劇が起きた後の世界で生き続ける人がいるわけですよね。
「ひぐらしのなく頃に 解」の最初のお話が、実は「罪滅し編」の20数年後のお話なんです。
そこには、20数年前に籠城事件を起こしたレナがいました。
「幸せ」とは程遠いレナが。
もし、最終的にループを抜け出し、梨花ちゃんが「昭和58年7月」を迎えたとして、その世界線はハッピーエンドかもしれないけど、そうでない世界線も存在するとしたら、ちょっと救われないな、と思ってしまいます。
そうではない、と思いたいです。
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