マキ(阿野万記・あの まき)編③
5巻表紙がマキです。
【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】
戦闘が始まり、強制的にジアースのコックピットに転送されるパイロットたち。
「もう少しって時に…本当性格悪い!!」
コエムシに対して文句を言うマキに、
「おいおい、オレ様が決めてるわけじゃねーぞ
なんでもイメージだけで決めつけるのはよくないぜ?」
相変わらず毒づくコエムシ。
戦闘に際し、ナカマが亡くなった時の約束、
「ダイチ君たちのユニフォームはわたしたちが作る」
をきちんと守り、コックピットに持って来たマキ。
やっぱり女の子らしい子ですね、マキ。
コモにも手伝ってもらったそうですが、残り少ない時間に、
ワク・コダマ・ダイチの分のユニフォームを作っていました。
ユニフォームに着替え、戦闘開始を待つマキ。
いつものように、未契約のカナちゃんと一緒にベビーベッドに座ります。
今までのパイロットの場合は、(イスは馬の蹄のように並んでいるのですが)
パイロットのイスが真ん中に移動していたのですが、
マキのベビーベッドは移動しません。
不思議に思うマキ。
「ま、そーいうこともあんだろ」
何かごまかしている雰囲気のコエムシ。
キリエは何か思ったところがある様子。
しかし、戦闘が始まるとマキの意思でジアースを動かせたので、問題はないようです。
その点に関しては。
問題があったのは……戦闘時、関さんが司令本部と通信連絡を取っていたのですが、
その通信がつながりません。
司令本部からの指示で、街に被害を出さないように移動したうえで
戦おうとしていたのですが…。
先に敵ロボットが動き出します。
ジアースに対する攻撃ではなく、移動、ですね。
海に向かって移動している様子…。
ジアースもついていきます。
「街に被害を出さないように」っていう意思で、
敵ロボットも移動している(少なくともそう見える)わけですから、
やっぱり敵ロボットの中にも…。
ということですよね。
敵ロボットの形は6本足で、後ろ足が短い形状……と思ったのですが、
移動が終わり海に出たところで、敵ロボットが立ち上がり(?)ます。
よく見ると、人型のロボットの頭部に、
先のとがった大きな腕が左右2本ずつ付いている、そんな形です。
その4本の腕を水平に大きく広げ、回り始める敵ロボット。
竹とんぼのようですが、その威力は抜群です。
敵の攻撃を食らい、海に倒されるジアース。
倒れたところを尖った腕で突こうとする、敵ロボット。
避けようと立ち上がったところを、再び回転攻撃で倒されるジアース。
敵も考えて攻撃してきています。
ミリヲタの先輩、父の言葉を思い出すマキ。
人間の形は戦闘に向かない、敵に対して向く面が面積最大で、攻撃を受けやすいから。
だから兵隊はまず、ほふく前進を教えられるんだ、と。
ジアースも人型に拘(こだわ)る必要はない。
リンボーダンスのような姿勢で、回転する相手ロボットの腕の下に入り込むジアース。
回転する相手の腕を足で蹴り、相手の腕を破壊します。
一気に畳みかけるジアース。
相手の急所を取り出したマキ。
いつでも潰せる状態…というところで、
「コエムシ…このまま1日くらい待てるかな?」
「なんだ?ガキが産まれるまで待ちたいってか?」
そんなやり取りをしている間に……攻撃を受けます。
相手は急所を取り出され、もう攻撃できない状態のはずなのに…。
見ると、攻撃は戦闘機から。
国防軍ならなぜジアースを攻撃するのか?
戦闘機をよく見ると…。
「あたし知らない…あんな戦闘機、知らない!!」
なんとなーく…分かってきましたね。
何と、誰と戦っているのか。
知らない戦闘機が飛ぶ、ここはどこなのか……。
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