※「キングダム 第661話 利有り」をご紹介するもので、ネタバレを含みます。
什虎軍の満羽、その壮絶な「過去」を聞いた蒙武、騰。
「もういいぞ、首をはねろ」
潔い什虎軍軍師・寿胡王の処遇は如何に……。
禍燐
「首をはねろ」とする寿胡王に対し、拒否する騰。
この先の戦いのため、寿胡王から楚軍の情報を得たい。
そして何より…
「満羽の結末は、お前がその目で見届けろ」
一方、敗走の満羽は什虎城が落とされたことを知ります。
そして行き先を楚の王都・郢に変更します。
その郢では、「什虎城が落とされた」という情報に、大臣たちが混乱中。
宰相の大女・禍燐もご機嫌斜めのようですが……。
魏と秦が手を組んだことが気に入らないようですが、秦魏同盟に什虎城を落されたことが気に入らないのではなく、
「この二国同盟は双方にとって裏目に出るんだよ」

ちょっと何言ってるか分からないですが……禍燐、見た目に騙されてはいけませんからね。
傾いた見た目とふてぶてしい態度とは裏腹に、非常に知略に長けた人。
その禍燐が「双方にとって裏目に出る」というのですから、捨て置けませんね…。
そして禍燐、敗軍の将・満羽と話をしてくると。
経歴と戦歴しか知らない満羽が、負けて城の奪還もせずさっさと王都に戻るただのバカか、使い道のある大バカか。
「前者ならその場で切り刻む」
息を撒いて、大臣の集まる広間を後にする禍燐。
利有り
一方、秦の王都・咸陽も「什虎城陥落」の報に、大いに沸きます。
魏が同盟に「利が有る」と考えたのと同じに、秦にも「利が有る」。
勿論、趙王都・邯鄲攻略に全力を注げることです。
そして昌平君が「本当によくやった」と評する現場の兵は、什虎城に入城します。
「同盟」を組んでいるとはいえ、実際に相対すると一触即発の秦魏両軍。
まずは騰が、呉鳳明に礼を。

同盟を受けてくれたことと、秦軍主攻という上策に対する礼。
しかし、呉鳳明の返答は
「策の礼はもらっておくが、同盟の礼は不要だぞ、騰」
今回の同盟は魏に大きな利が有るが、秦にとっては大失敗だからと。
魏は四国境界の重要地である什虎をもらい、三年間秦から攻められる憂いがなく領土拡大に出る。
そして三年後、東へ領土拡大する秦にとって、この什虎城が最悪の脅威となる、と。
騰も負けてはいません。
魏が三年で得るのはせいぜい「什虎一帯」。
自分たちは「趙国すべてを獲る」と。
呉鳳明が否定します。
「趙は落ちぬ。お前たちは結局、李牧には勝てない」
現在「司馬尚」のいる青歌に身を寄せている李牧。
彼がただでは起き上がらない、というのが呉鳳明の見立てです。
「関係ない、李牧が戻ろうと三年で趙を取る。その次は魏だ。覚悟をしておけ、呉鳳明」
「三年後、趙攻略に失敗した死に体の秦に、止めを刺して滅ぼしてやる。それまでくたばらぬことだな、騰」
この同盟によって本当に利を得るのは、秦か魏か……。
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