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「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 」「239話☆かぐや様は別れたい②」の ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介します。
第239話☆かぐや様は別れたい②
かぐやに別れを告げられ、学園の屋上で呆然と座り込む会長。
四宮本家の使用人が現れ、会長に「一千万円」を差し出します。
「手切れ金」ということでしょう。
当然納得のいかない会長。
「いくら四宮家と言え、金だけ渡してハイさよなら、なんてことはしないさ」
会長の前に姿を現したのは、四宮家次男・青龍。
長男・黄光、次男・青龍、三男・雲鷹、長女・かぐや。
これでかぐやの兄弟が全て登場しましたね。
長男・黄光が多忙のため、自分で容赦してくれという青龍。
用件はもちろん「納得してかぐやと別れてもらうこと」
金をもらおうが四宮家の幹部が来ようが、納得などできない会長。
青龍が四宮家と四条家の状況について、説明します。
バチバチに殴り合っているところは、一般にも報道されている通り。
その実、四条家は「四宮憎し」で動いているため、引き下がる気配がない。
このままだとお互いに大損失を出して共倒れ。
そうならないよう、「落とし所」を探っているのが青龍です。
幸い四条家も一枚岩じゃない。
四宮との心中などまっぴら、という人々もいる。
そういう人たちを取り込むべく、かぐやには四宮家と四条家の懸け橋になってもらいたい。
要は、かぐやを四条家に「嫁に出す」ということです。
かぐやがいれば、大勢の人が救われる。
この不毛な戦いが終わる。
そのために、会長には納得の上身を引いてほしい。
というのが、青龍の言い分です。
会長に差し出した一千万。
会長にお金を払うというのは、かぐやが言い出したことだそう。
かぐやは自由にお金を動かせないため、実際には青龍がポケットマネーから出すことになる。
「これは誠意の一つの形だ。どうかこれで納得してくれないかな……」
「納得なんて出来る訳ないでしょう!」
かぐやの父・四宮雁庵は四宮グループの株の20%を保持。
その資産評価額は2兆ともいわれる。
もうじき亡くなる雁庵の遺産を、かぐやが継いだ場合。
たとえ1%でも200億、20%なら4,000億。
自分がかぐやと結婚していれば、かぐやが継いだ遺産は自分のものでもあったはず。
「それをたかだか一千万で手放せと?ふざけてるのか?」
青龍にとっても、想定内の反応だったようです。
「やれやれ……いくら欲しい?」
「この百倍、10億で手を打つ!」
「クソガキめ、しばき倒したろか、ほんま」
悪態をつく青龍ですが、自分が同じ立場でもそれくらいはふっかけたとし、会長の口座に残額を即振り込みます。
「では、これっきりだ」
入れ違いで現れたのは早坂。
おそらく青龍とのやり取りを見ていたのでしょう。
「……もしかしたら、かぐやのために最後までみっともなく足掻いてくれると期待してた。君が私達のヒーローになって、かぐやをあの家から解放して幸せにしてくれるって……。でも、違うんだね……」
青龍から10億ふんだくった会長を見て、金に目がくらんだと思い込んだ早坂。
「早坂。いつ俺が諦めたなんて言った?」
会長は金に目がくらんでなどいませんでした。
生徒会メンバーで十五夜のお月見をしたとき、会長は話していました。
昔話の「かぐや姫」のことを。
愛した男に不老不死の薬を残し、月に戻るかぐや姫。
一方男は、かぐや姫のいない世界で生き永らえるつもりはないと、その薬を燃やします。
「俺なら絶対、かぐやを手放したりしないのに」
その想いは、会長の中で健在でした。
「軍資金を手に入れたぞ。さぁ、これを使ってどうやって戦おうか?」
かぐやからの「不死の薬」、その意図を汲んだ会長。
2人と四宮家の戦い、待ったなし!!
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