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「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 」「232話☆四宮家」の あらすじ・感想をご紹介します。
四宮グループ幹部が21人逮捕。
狙いすましたように、四条家によるTOB。
かぐやの身を案ずるも、一介の高校生にどうにかできる問題ではない、と諦めムードの会長。
そんな会長の前に、突然現れたのは四宮家三男・四宮雲鷹。
かぐやのお付きを辞める早坂を、攫って自分の陣営に取り込もうとした狡猾な人物。
その雲鷹が、会長を誘い出します。
「今、四宮家がどういう状況なのか知りたくないのか?」
今のかぐやが学校で「普通の高校生」の笑顔で過ごしていることを知り、
「誰だ、コイツは」
「もういらん」
と悪態をつきながらも、かぐやのことを気にかけている様子。
そしてそのまま会長を連れて向かった先は……四宮家総帥・四宮雁庵のもと…。
第232話☆四宮家
会長が初めて対峙したかぐやの父・四宮グループ総帥の四宮雁庵。
経鼻カニューレを付けた雁庵の容体は芳しくないようで、
「オヤジ、来たぞ」
枕もとの雲鷹に対し
「ああ……黄光か……」
四宮家長男・四宮黄光と間違えます。
グループ拡大のためなら手段を択ばず、逆らうものは叩き潰し、忠実なものには充分過ぎる蜜を吸わせ……。
そんな雁庵のカリスマ性でまとまっていた四宮グループ。
しかしその雁庵は「持って数週間」という状態。
四宮時代の終焉期を、四条グループは見逃しませんでした。
元を辿れば同じ四宮家。
しかし、手段を択ばぬ四宮のやり方に反発、四宮家を抜け「四宮憎し」の一念を原動力に成長を遂げた四条家。
クリーンな財界を望む官僚と手を組み、四宮の不正を告発。
離反組の株放出からの敵対的TOB。
荒れに荒れる四宮家内部。
雁庵が亡くなれば、後を継ぐのは長男の黄光。
早坂が長年、「本当に仕えていた主」。
次男の虹正は黄光の腰巾着で、跡継ぎの器ではない。
三男雲鷹と長女かぐやは正妻の子でなく、一族での立場は弱い。
ここで初めて会長に明かされましたが、かぐやは妾の子。
祇園で夜職をしていた「清水名夜竹」に、雁庵が60か70の時に産ませた子供がかぐや。
名夜竹はかぐやを産んですぐ、心臓病で鬼籍に入った…。
正妻の子でなく、四宮家の中でも「腫れ物」扱いだったかぐやを、同じく正妻の子でない雲鷹に預けた雁庵……。
これが雲鷹が、かぐやに絡む理由だったんですね。
「他の奴に預けていれば、もっマトモな人間に育っていた」
「恨むなら俺を恨むんだな」
という雲鷹に対し、
「四宮の人間」として、「自分の妹」としてかぐやを育てた雲鷹を「恨まない」と答える会長。
素直に褒められ
「コマとして使える人材になれば良かっただけ」
とか、ツンデレな雲鷹にかぐやとの「兄妹」を感じます。
話は戻って四宮 vs 四条。
四条との戦いになれば、血族としてかぐやの価値は高まる。
使い道のあるかぐやを、黄光が見逃すはずがない。
自分の言うことを聞かせるためには、かぐやの「弱点」を突く必要がある。
会長こそがその「弱点」。
会長が誘拐でもされれば、かぐやは黄光の言いなりになる可能性もある。
それは雲鷹にとって不利益な話。
だから会長に「護衛」を付ける。
「護衛」として紹介されたのは、「早坂」
雲鷹には修学旅行の際、誘拐されかけた早坂ですが…万一会長の身に何かあれば、早坂の心中も穏やかではないし、かぐやに対して立つ瀬がありません。
学園内はセキュリティが高いから大丈夫として、登下校や家にいる時が危険。
「しばらく一緒に住むから、家族に話し通しておいて」
あまりに急な展開に、困惑する会長。
「親父は良いとして圭ちゃんに何て説明すんだよ…」
「新しい彼女ですって説明したら良いんじゃないですか?」
多分一生口きいてもらえなくなるやつ……。
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