「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 」「216話☆四宮かぐやの無理難題 「仏の御石の鉢」編①」の ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介します。
かぐやと会長のクラス担任・大林ヒカルは「やる気のない」教師。
秀知院のような「ボンボン学校」に通う生徒とは「住む世界が違う」ため、あまり関りを持ちませんでしたが…。
屋上での喫煙中、通りがかった教室前、聞こえてくるのは
「やったの?」「最後まで行ったの?」
自身の高校時代「女の子の事しか考えてなかった」大林ヒカル。
金持ちも一般人も大差ない、と言うことに気付きます。
件の会話は会長とかぐやの話。
校長に「チョットグータラな大人の視点デ、どうか子供達ヲ守ってあげて欲シイ」と頼まれ、秀知院に来た大林。
聞いていた話と実際のかぐやの乖離に気付きます。
『聞いていたよりずっと明るく、友達も多いようだ』
一方のかぐや、「不純異性交遊」で罰せられないかとヒヤヒヤ…。
大林の一言一言が「自分を脅している」ように聞こえてなりません。。
「お……お金ならあります……いくら出せば黙っててくれますか…?」
金で解決しようとするかぐやに、大人を必要以上に怖がる必要はないと諭し、教室を去る大林。
「……悪い人じゃないのかしら?」
第216話☆四宮かぐやの無理難題 「仏の御石の鉢」編①
身も心も結ばれ、生徒会メンバーにもその交際を認められた会長とかぐや。
屋上でお弁当を
「あ~ん」
「あ~…」
なんて、連載当初からは想像もつかないようなアホっぷり。
それを目撃していたミコ。
「はしたない!あの二人…校内でも堂々とイチャつくようになって…!!」
「はしたない…はしたない…」
相当ご立腹のようですが、内心は
『でも羨ましい!!』

正義を愛し、風紀に命を賭ける伊井野ミコと言えど、年頃の女の子ですから…。
もちろんミコの想い人は生徒会会計の「石上優」
つばめ先輩にフラれたばかりの「石上優」です。
会長とかぐやの「お弁当、あ~ん」よろしく、こちらも手弁当でも作ろうかと考えるミコ。
「手作り弁当…ですか?石上くんにですか?」
自称・恋愛探偵の藤原書記です。
周知の事実ではあるものの、本人の口から
「石上が好き」
と言うことのなかったミコ。
その言葉を聞きたいと画策する藤原ですが、ミコの心のカベは思ったより厚い様子。
他のメンバーのように「藤原が信用できない」ということではなく、
「今まで散々ケンカしてきたのに、手のひら返して好きとか言っちゃうのは”めちゃくちゃ悔しい”」
というのが本音のようです。
そしてつばめ先輩にフラれたばかりの石上を気遣い、「クールタイム」が必要ではないかと提案するミコ。
そういうのも確かに、と同意する藤原ですが、ミコの提示する期間は
「2年くらいは待つ必要があるでしょうね」
「長いよ!!」
さすがの藤原、間髪入れずツッコみます。



まぁ、2年も待ってたら卒業しちゃいますしね。
「恋愛は運の要素が大きいから、良い子ぶってたら掴めるものも掴めません」
珍しくまともなアドバイスをする藤原。
「恋愛は…良い子じゃなくて良いんですね?良い子ぶらなくて良いんですね?」
何かを「吹っ切った」様なミコ。
ミコにとってはこれが初めての恋愛。
ドラマのように運命が味方せず、戦略と駆け引きが渦巻くリアルの恋愛。
そこに初めて挑むミコ。
教室。
衆目の中、石上に声を掛けるミコ。
「石上……生徒会室行くでしょ?」
「ああ、後から行く」
「やだ」
良い子ぶらないミコにとって、恋愛における戦略や駆け引きは存外得意だった。
「一緒に行こ?」


前の記事:第215話☆大林ヒカルは守りたい
次の記事:第217話☆伊井野ミコは慰めたい
コメント