※「キングダム 第657話 」をご紹介するもので、ネタバレを含みます
「かつての俺達に似ている。そう、『虚無』を悟る前の俺達にな」
満羽の矛一閃で、馬上から叩き落された蒙武。
秦軍の「武」の象徴・蒙武が討たれることになれば、戦況悪化は必至ですが……。
背負うもの
蒙武の落馬は、蒙武軍に大きな動揺を与えます。
自ら「汗明より弱い」と嘯く満羽。
その挑発に、再び立ち上がり、騎乗する蒙武。
そしてその様子を、ただ見ている満羽。
止めを刺すには、絶好の機会のはずですが、満羽はそれをしません。
一方、魏軍本陣の呉鳳明を目指す、千斗雲軍。
その勢いは止まらず、一気に最終防陣にまで到達します。
その勢いを止めるのは……千斗雲の右から現れた、魏の「龍范将軍」率いる黄金騎士団「光華狼」
更には後方から録嗚未軍…。
再び「挟撃」の格好にさらされる千斗雲ですが…まったく焦る様子もなく、不敵な笑みを浮かべます。
黄金騎士団「光華狼」ですが、装備が非常に豪華です。
登場が派手なだけに、「かませ犬」感が拭えないのは、私だけでしょうか…?
解放の意味
満羽と蒙武の一騎打ちは、やはり満羽が優勢。
しかし、血を吹きながらもなんとか喰らいつく蒙武。
そんな「追い込まれてから力を発揮する」蒙武を、理解している節のある満羽。
そして、自分も「かつては大きなものを背負っていた」と。
「今は解放された。楽なものだぞ、蒙武」
国が滅んだため、「解放された」のかと思いきや……そうではないようです。
「お前の本当の力を見せて見ろ!」
蒙武を煽る満羽。
満羽の目的、満羽の楽しみは、
「お前を背負うものごと打ち砕くこと」
満羽の言葉に反応し、反撃を開始する蒙武。
什虎軍の本陣には、秦魏同盟軍のもう一つの主攻、騰軍が攻め込んでいます。
その勢いは止まらず、最終防衛戦を突破。
什虎城までの退却を、軍師・寿胡王に進言する什虎兵。
しかしその頃、什虎城には魏軍の井闌車が。
合従軍の際にも使われた井闌車ですね。
什虎城を包囲し、一気に落とせるのか……。
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