「死役所」ネタバレ・あらすじ・感想 第82条 「シ役所のお仕事」



【この記事は死役所 ネタバレ 第82条 「シ役所のお仕事」のあらすじをご紹介します】

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第82条 シ役所のお仕事


今回は死役所にお勤めの、これまで登場していない職員さんのお話ですね。

死役所職員ということは、皆さん「元死刑囚」なわけですが…。

シノ塚さん


ニシ川さんと同じ「自殺課」のシノ塚さんは、「男尊女卑」思考の強い方

「こんなのは女の仕事だ!」

「何だ、女のくせに!」

気が強めのニシ川さんと衝突しますが、ハヤシくん、シ村さんが割って入ります。

「病死課」へのハンコ貰いに付き合う途中、話題は「楽しみ」「やりがい」について。

ハヤシくんには「漫画収集」という楽しみがありますが、ニシ川さんは

私は日々、仕事をこなすだけ

旦那
旦那

特に楽しみは無いようです……。


ホシ野さん


「老衰課」にお勤めのホシ野さんは、

枯れたババアの相手は、もううんざりだ

とご立腹。

老衰でなくなる方ですから…それなりにご高齢にはなりますかね…。

「異動願」を出しているそうですが、全然受理されないと。

老衰課以外ならどこでも、という希望だそうですが…。

「ホシ野さんが望む、小学生以下の女の子が多くいらっしゃる課など、ありませんからねぇ」

シ村さんに嫌味を言われますが

小学生以下じゃねーし、初潮前だし

旦那
旦那

かなりアブナイ性癖をお持ちです。

死刑になったのも、そういった類の犯罪だったのでは…?


イガラシさん


「自然災害死課」にお勤めのイガラシさんは、強面でゴツい方。

死役所に来たお客さんが、その強面で逃げ出すほど。

「久しぶりの客」に気分が高まっていたようですが…。

土砂崩れに遭ったおじさんを探している、と聞いたシ村さん。

「先ほど泥まみれのお客様が、走っていらっしゃいました。階段を上っていきましたよ」

その言葉を聞いたイガラシさんは、

待っとけよ客~!誠心誠意対応しちゃるけの~!!

階段を駆け上がっていきます。

旦那
旦那

強面、ガタイの良さ、広島弁…昭和の「仁侠映画」を彷彿とさせますね。

生前はそちらの方だったのかもしれませんね。


真シバさん


「心臓病死課」にお勤めの真シバさんは…何というか、「個性的な見た目」をされてます。

頭頂部のみの髪の毛、ギョロっとした目、ひし形の口にムキッ歯…ピアスの痕もいくつか見られますね。

そんな真シバさんはキレイ好き。

亡くなり方によっては、血を流されたままの方もいらっしゃいますからね…。

そんな血で汚れた階段、廊下を掃除して回っているようです。

先ほどイガラシさんが探していた方のことでしょう。

「泥まみれのお客様もいらっしゃいましたよ」

というシ村さんの話を聞き、掃除に向かう真シバさん。

旦那
旦那

この方は何をして死刑になったのか…。

見てくれや行動からは、想像つきませんが……。

異常に神経質な感じを受けますから、精神を病んで、とかかもしれませんね。


沼シリさん


第4巻の「吊るす者 吊るされる者」に登場した「死刑囚・沼尻」あらため、「癌死課」職員の沼シリさん。

死刑になった原因は…「資産家の若い夫婦と5歳の娘、家政婦の女性を殺し、金を奪って逃げた

強盗殺人ですね。

寝室で寝ていた3歳の息子には気付かず、その子だけは無事だったのですが…。

目が覚めた時、家族は皆殺され、家族を起こそうと懸命に呼びかけていたその子のことを知った沼尻は、

随分運のいい子供だな

とだけ言い放ったのでした…。

死刑になるには、充分な罪を犯した沼シリさん。

以前癌死課を訪れていた、元担当刑務官「杉さん」が亡くなったことを、最近知ったようです。

「お会いしたかったのですか?」

と尋ねるシ村さんに対し、

「ワシと刑務官先生の縁は、ワシが死んだところで切れとるけぇ…」

と答えますが、寂しげな表情を見せる沼シリさん。

死役所 ©新潮社/あずみきし


ヨタつきながら歩く「お客様」に、優しく手を貸し、目的の課に案内する沼シリさん。

旦那
旦那

生前に犯した罪からは、想像もつかない優しいおじさんなんですが……。

かといって、犯した罪が消えるわけでもないですからねぇ……。

でも、罪を悔いている様子は伝わってきます。

いつかイシ間さんの様に、成仏できるといいですね。


シン宮さんとニシ川さん


「お客様」の案内をするシ村さん。

その様子を見つめるニシ川さん。

「ちょっとォ、ニシ川ちゃん。今、シ村さんのこと見つめてなかった~??」

シン宮さんに絡まれ、不快さを隠さないニシ川さん。

「あんたっていーっつも、つまんなそうな顔してるわよネ」

「日々仕事をこなすだけ」で「楽しみは無い」と断言するニシ川さん。

確かにニシ川さんが楽しそうなところは、見たことがありませんね…。

「シン宮さんはいつも楽しそうでいいですね」

皮肉交じりに返すニシ川さんに、

当然よ。せっかく第2の人生歩めてるのに。楽しまなきゃ損じゃない


『第2の人生?楽しみとかやりがいとか、馬鹿じゃないの?死んでるでしょ?私たち』

シ村さんと楽しそうに話す、シン宮さんに向かって、聞こえない程度の距離で

「真面目に仕事しなさいよ。馬ー鹿」

死役所 ©新潮社/あずみきし


捨て台詞を残し、立ち去るニシ川さん……。

旦那
旦那

愛人を連続殺害して死刑になったニシ川さん。

美人さんですが、いつもつまらなそうで…。

仕事は真面目ですが、楽しそうなことは無く…。

そんなニシ川さんにも、心境に変化が現れることがあるのでしょうか…。

あってほしい、個人的な期待です。


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