「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」(わたモテ、作者:谷川ニコさん)第11巻あらすじをご紹介するもので、ネタバレを含みます。
表紙は智子とネモ。
声優になる夢を「隠している」ネモ。
今まで智子との絡みは少なかったですが、前巻の「喪97:モテないし学食で食べる」では、かなり智子に対して心を開いた感がありました…。
これからどんどん絡む機会が増えていくんでしょうね。
喪99:モテないし友達の友達
田村さんが発熱でお休み。
修学旅行後、お昼は智子、田村さん、田村さんの友達(真子さん)の3人でしたが、今日は2人…?
真子さんは他の友達に誘われ、智子は独りで昼食…。
智子にしてみれば、「久しぶりに気を遣わないボッチ飯」で、スマホでくだらないサイトを見て、笑いをこらえながらの楽しい昼食。
その様子を見ていた真子さん、智子が「自分と昼食を食べてくれず、泣いている」と勘違い。
追い打ちをかけるように、田村さんから「黒木さんとごはん食べてるの?」とLINEが。
『黒木さんのことを裏切って、私って最低だ』と思い込んだ真子さん。
智子がトイレに入った個室にまで押しかけ、謝ります…。
「今日は独りで食べたい気分だったし、大丈夫」
と言う智子に「泣いていたのに…私を気遣って…」勘違いを重ねる真子さん。
一方智子は、真子さんにトイレの個室に追い詰められ「絶体絶命」感。
改めて「友達」になった二人ですが、お互い勘違いが…。
喪100:モテないし変わらない?
学校帰り、ゆうちゃんとカフェで待ち合わせた智子と小宮山さん。
久し振りに会ったゆうちゃんは、髪をバッサリ…。
何かあったか、聞くのを躊躇う小宮山さんに対し、
「てっきり、彼氏と別れて切ったのかと思った」
と、どストレートな智子。
どうやら核心をついていたようで、さらに詳細を聞くことに。
自分が女の子との用事を優先するのが、彼は嫌だったみたい。
それと、「体を触ってくるのを少し断ったり……」
「結局、彼氏とはしたの!?」
「ひみつ」
と答えるゆうちゃんに、
『あっ…非処女っぽい…!!』
と直感した智子と小宮山さん…。
喪101:モテないし思いを伝えられる
図書室に智子を呼び出した、変態姉妹の小宮山さんと井口朱里。
どうやら「喪91」での発言「私も見てみたいな…黒木くんのちんちん…」の誤解を解きたい様子…。
智子と智貴が付き合っていると勘違いし、2人の会話中に「チ●コ」というワードが出てきたため、無理して混ざろうと下ネタを言っただけだと。
しかし智子は深堀りします。
「ちんちん見たいって言ったのは、本心じゃないの?」
小宮山さんは「私は智貴くんも、智貴くんのあそこも好き…」
正直なのか変態なのか…。
「私は智貴くんのちんちんなんて、興味ありません!」
「じゃあ、ちんちんなんて興味ないし、大嫌いって言えばいいの?」
変な方向に拗れた話は…。
「私は……智貴くんの…ちん…が……好きです……」
という朱里の一言で終わり…。
喪102:モテないしいつかの冬休み
冬休み初日、おじいちゃんが倒れ、両親不在の黒木家。
智子と智貴、2人での夕食。
買い物をして食材を切り、肝心な調理は智貴に丸投げして、鍋をつつきながら「(涼宮ハルヒの)消失」を見る智子。
智貴が「微妙に見覚えがある」のは、小学生の頃にテレビシリーズを見せていたから。
「あの頃の夏休みや冬休みは楽しかったなぁ……」
昔を思い出す2人。
食事が終わり、風呂に入ろうとする智貴を無理やり連れだし、コンビニに行く智子。
ゲームセンターCX地上波でやるから、アイス食べながら見るんだ、と。
「今でも十分楽しそうじゃねぇか…」
喪103:モテないし初夢を見る
元日夜、「一富士二鷹三茄子」の夢を見るとよい、というテレビを見ながら、「明後日遊びに行くね」というきーちゃんからのメールを受け取った智子。
その晩に見た初夢は、富士の裾野(おそらく樹海)で肩に鷹を乗せ、両手にナスを持ったきーちゃんに追いかけられるホラーな夢…。
縁起物しか出てこない、最悪な夢から醒めた智子のベッド脇にいたのは、きーちゃん。
「本当は今日だったんだ、来るの。びっくりした?」
1月2日、初夢と共に悪夢(きーちゃん)がやって来ました…。
喪104:モテないしきーちゃんは普通じゃない
お正月から、相変わらずサイコなきーちゃん。
少しだけでなく「完全に智子のせい」でサイコ化したきーちゃん。
『なんとかして、普通の女の子に戻さなくては…!!』
手始めに「ときメモ ガールズサイド」的なゲームをやらせますが、無難な選択肢のみ的確にチョイスし、誰とも付き合わずに終わり…。
ゲームを通してきーちゃんの中身を見たかった智子ですが、見えたのは「闇」だけ…。
きーちゃんが「犬好き」というところから、きーちゃんの入浴時に「犬系男子」「動物」「ケモノ」「ケモナー」「メスケモ」という偏ったジャンルの検索をしているところを、お風呂上がりのきーちゃんに見られ…。
「私ね、動物っぽいキャラクターのちょっとだけエッチな絵とかすきなんだ」
あくまで智子を理解し、受け入れようとするきーちゃん…サイコからの脱却はまだ先のよう…。
喪105:モテないしお返しをする
冬休み明け、北海道に行った内さんは、お土産の「白い恋人」を友達に配ります。
6枚残ったところで、「修学旅行で同じ班」だった皆に、2枚ずつ配ることに。
田村さんには普通にあげますが、ヤンキー吉田さんは「お前なんか知らねーぞ何企んでやがる」と、威嚇されます。
実際食べてみると「うめーじゃねぇか、このやろう!」と何故か一貫してケンカ腰…。
最後は智子。
一連のこと(修学旅行最後の夜、チア姿の自分をオカズに飯を食う)があり、智子を恐れる内さんは、寝ている智子のポケットにお土産を突っ込みます。
実は起きていた智子、窓に映った内さん(智子の中では「絵文字」と呼んでいる)がくれたものと知ったので、お返しの手紙を内さんの下駄箱に。
「きもいきもい!」言いながら、若干顔を赤らめる内さん…。
喪106:モテないし最後の冬
ショートショート回です。
成人式で大暴れする新成人のニュースを見て、ちょっと元気な智子。
そんな智子を客観的に「やっぱりちょっと歪んでるなぁ…」と見る田村さん。
「吉田さんも張り切って花魁の格好とかしそうだよね」
と付け足す智子に、
「それ吉田さんに言ったらまた殴られると思う」
冷静に突っ込む田村さん。
その吉田さんは、ちょっと成人式が楽しみ。
「千葉市民なのでミッキーが祝ってくれるはず」
「あれは隣の浦安だけだぞ?」
ヤンキー友達に教えられ、ションボリする吉田さんは、やっぱりちょっと可愛い…。
喪107:モテないし気にかけられている
体育の授業はマラソン。
声優になるために体力は必須と、真剣に走るネモ。
「みんなが手を抜いているマラソンなら1位取れるから」
と言う理由で、智子も珍しく真剣。
気付けば2人の真剣勝負。
終了後、「2人ともよく頑張ったわね!何事にも常に全力で取り組むその姿勢があれば、きっと夢はかなうはずよ!みんなも2人に拍手!!」
と担任の荻野。
小さな声で
「死ね」
と言う智子に、ネモも心の中で同意……。
喪108:モテないし弟は思われている
学校の廊下で小宮山さんとすれ違った智貴。
「……どうも」と会釈。
『そういやあの人、俺の布団に入ってた人だよな?』
小宮山さんがどういう人か、智子に聞くと
「あいつはド変態だ。それ以上でもそれ以下でもねーよ」
翌日、智貴に挨拶された小宮山さんは上機嫌。
同じく智貴に想いを寄せる井口朱里に会い、挨拶されたことを話します。
智貴に「あの人どういう人なの?」と聞かれた井口朱里は、小宮山さんの変態さと純粋さに釈然としないながらも、「すごく…純粋な人…かな」
智貴の中での結論。
『…純粋なド変態って事か…?』
喪109:モテないし雪の日の学校
雪の日も母親に休みを許可されず、しぶしぶ登校した智子。
交通機関の乱れで登校できない生徒が多く、閑散とした校舎。
授業も「自習」で、図書室で本を読む智子は、田村さんや他の女子にも本を勧める流れに。
吉田さんにも「おすすめ」を求められた智子は、
「や…や…やざわ…」
一生懸命「矢●あい」を探しますが、図書室にはなく
「ごめん、吉田さんが読める本はここにないと思う…」
本を勧めた女子から「ネイル」を塗ってもらい、女子力が上がって下校する智子…。
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