この記事は「キングダム 第643話 覚悟の通達」をご紹介するもので、ネタバレを含みます。
李信将軍
信が「将軍」になって、三日三晩続いた宴も終わり、本格的に「李信将軍」軍が誕生します。
「飛信隊」の数は、五千人将の羌瘣部隊と合わせると、「一万五千人」

すでに「隊」ではなく「軍」となった飛信隊。
練兵を繰り返し、次の戦に向かう土地は「鄴」。
いよいよ、本格的に「趙」を滅ぼす準備段階です。
同じく「将軍」になった楽華隊の蒙恬、玉鳳隊の王賁の軍を合わせれば、三人で三万五千人の軍。

三人とも五百人将、千人将で「遊撃部隊」とかやっていた頃が、懐かしいですね…。
鄴へ向かう道中、「蒙恬将軍」に会った信。
前話で河了貂と蒙毅の意見が合致した、趙に対しては「今が攻め刻」。
蒙恬も同意見です。
「李牧が牢に繋がれているうちに」
しかし信は、王騎将軍を(直接討ったのは龐煖ですが、)まんまとその「策」で討った李牧を、自分の手で倒すこと。
李牧を倒して「天下の大将軍」になることに拘ります。
しかし、このまま李牧がいなくなってくれれば、間違いなく秦の「数万の兵」の命は助かる。
ならばこのままいなくなってほしい。
感情ではなく、「秦の兵の命」のことを考えれば、そちらの方がいい。
勿論、蒙恬も李牧には敬服しています。
この中華の中で、今一番「国のため」に戦っているのは、誰でもない李牧。
その李牧が死罪となれば、あまりにも可哀想だ…と。
覚悟の通達
一方、趙の王都・邯鄲では、舜水樹を筆頭に、李牧の腹心たちが、李牧救出のために「武力行使」に出ていました。
舜水樹は国の要人たちを派手に殺め、もし李牧を死刑にすれば自分たちは「本気の暴走」を始める、「覚悟の通達」でした。
対する朝廷側も王都の兵を動員し、互いに血を流す「内戦状態」に陥っています。
最前線で李牧救出を試みるカイネも、大怪我を負いながら、その頭には「李牧救出」の四文字しかありません。
李牧側の兵力をもう少し削ぎたい、趙王の家臣・ 郭開。


この郭開と、おバカな趙王によって、 李牧は死罪になってしまうのか……。
或いはこの郭開が、何か事を起こすのか……。
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