ひぐらしのなく頃に 目明し編 其の六「断罪」
魅音から詩音に戻って、圭一に電話。
魅音と詩音が入れ替わりで、どっちがどっちかごっちゃになりそうですが…。
切り替えが上手なのか、演技が上手なのか、ちゃんと魅音と詩音を演じ分けてます、詩音。
「公由のおじいちゃんに打ち明けたんです!私が打ち明けたから、いなくなっちゃったんです!」
「きっと親しい人から順に殺して、私たちを怖がらせてから殺すつもりなんです!」
『いいよこれ、すごいアイデア!すごい残酷!!』
自画自賛な詩音。
「おれも…梨花ちゃんに話したんだ!!」
梨花ちゃんの身が危ない!
レナ・圭一・魅音(もちろん中身は詩音)は合流し、梨花ちゃんと沙都子の住む、古手神社の離れへ。
レナは古手家の本家に向かい、魅音と圭一は、はしごを使って2階からの侵入を試みます。
魅音の「沙都子は呪われた子なんだよ」の後、圭一が昇っているはしごをガタガタ揺らすシーン。
綿流し編にあったシーンですが、今なら意味が分かりますね。
詩音は沙都子を憎んでいますから。
更に、『北条家で沙都子だけがオヤシロ様の祟りに遭っていないのは何故?梨花が近くにいたから守られていた?』という発想に至り、ブチ切れた結果のはしごガタガタだったんですね。
レナが離れのカギを持って戻ってきたところで、我に返った詩音。
「助かったね、圭ちゃん♪」
人手を集め、梨花ちゃんと沙都子を捜索しますが、当然ながら見つかりません。
梨花ちゃんは既に亡くなっていますし、沙都子は…おそらく園崎家の地下に…。
案の定、地下祭具殿に囚われていた沙都子。
磔のように、両手足を拘束されています。
「この…人殺し~~!!」
傍らには事切れた公由村長。
「あぁ、聞いちゃったんだ。断末魔」
「わたくしを…どうするつもりですの!?」
「殺す」
祭具殿と地下牢を隔てる扉を開きます。
沙都子を殺す様を、魅音から見えるように。
「やめて!!沙都子を殺さないで~~~!!!」
懇願する魅音に対し、
「アンタはそれを悟史君の時にしなかった!それがアンタの罪だ!!」
「そうだね…1,000回『ごめんなさい』と謝ったら、沙都子を解放してあげるよ」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい………」
必死に、念仏を唱えるように誤り続ける魅音。
そんなことに目もくれず、沙都子をナイフで刺し始める詩音。
当然、泣き声を上げる沙都子。
「泣くのはあんたの専売特許だね、沙都子!
泣けば『にーにー』が助けに来てくれるのかな!?
あんたは泣きさえすれば、悟史君が助けに来てくれた!!
でも、悟史君は不死身のヒーローでも何でもない!!
あんたと同じ人間なんだ!!!」
沙都子を責めながら、刺し続ける詩音。
次第に泣き声が聞こえなくなる沙都子。
「何だい!?もうくたばっちまったのかい!?」
「わたくしも…分かっていましたのよ…
私がにーにーを追い詰めた…
私が甘えていたから…
私は縋(すが)りつくことを……やめられなかった…
それでも…私はにーにーを待っている!!
アンタなんかに負けるものか!!
もう泣かない!!」
「まだ言うかぁ~!!」
詩音に刺され続け、大量の血を流し、薄れゆく意識の中で、悟史への想いを口にしながら、命を閉じてゆく沙都子…。
沙都子の死を悲しみ、泣き叫ぶ魅音。
ふと、悟史の言葉を思い出した詩音。
「沙都子のこと、頼んだよ」
悟史が叔母を殺した、綿流しのお祭りの日。
自分は連れていけないから、沙都子を連れて行ってやってほしい。
お祭りに連れて行ってほしい、という意味合いでの「頼んだよ」
どういう形であれ、叔母を殺した後、自分が沙都子の傍にいられないだろうことを予期し、独りになった沙都子を「頼んだよ」
おそらく両方の意味が含まれていたと思います。
「私…悟史君とのたった一つの約束すら…守れなかった…」
茫然自失…そのまま失禁してしまう詩音。
「こんな私の許に…悟史君は帰ってこない……」
翌日、レナと圭一が魅音を訪ねます。
対応するのはもちろん魅音の格好をした詩音。
綿流し編にあった、レナの推理「魅ぃちゃんが、お醤油をもらいに来た梨花ちゃんと、梨花ちゃんを心配して電話してきた沙都子ちゃんを、『鬼隠し』してしまった」の後ですね。
自首を勧められる詩音は、「最後のわがまま」と、30分だけ圭一と2人きりになります。
地下祭具殿に向かう2人。
地下牢に閉じ込められている詩音(中身は魅音)と圭一を対面させ、直後、圭一を気絶させる魅音(中身は詩音)。
圭一を拘束し、拷問・殺害しようとする詩音。
「お前は…誰だ!!」
「はぁ?魅音でしょ?」
「お前が…魅音であるはずがない!!」
『まさか…私が詩音だと気づいた!?』
「お前は…鬼だ!!その身体を魅音に返せ!!」
当たらずとも遠からず…というより、むしろそれが正解、という感じですね。
「鬼」に憑りつかれた詩音の凶行…。
詩音は、「鬼」が目覚めた経緯を話します。
綿流し編でも話した通り、興宮での出来事。
ゲーム大会の後、おもちゃ屋の店長からもらった人形を、魅音でなくレナに渡した。
それがきっかけだった、と。
圭一はその言葉を額面通り受け取り、魅音に人形をあげなかった、魅音を女の子として扱わなかったことで、魅音の中の鬼が目覚めた、と。
実際は、その話を魅音が詩音に話したこと。
「圭ちゃんは人形をレナにあげたんだ。女の子として見てほしい。もう一度最初からやり直したい」
という魅音の話を聞くうち、詩音の中で、忘れようとしていた悟史への想いが再び現れた。
なぜ悟史はいなくなったのか。悟史を救えなかったのか。誰が悟史を『鬼隠し』したのか。誰が悪かったのか。
「詩音の中の鬼」が目覚めたわけです。
圭一は魅音(中身は詩音)に願います。
・詩音を解放してくれ
・その身体を魅音に返してくれ
命乞いはしないの?という詩音に対し、
・おれを助けろ
詩音は、最後の願いだけを聞き入れます。
囚われている詩音(魅音)は、「詩音」として死んでもらうことを、もう決めているから。
死んでもらう魅音の身体を、返すことはできない。
ただ、悟史のように優しく、自分の頭を撫でてくれた圭一だけは、助けよう。
再び圭一を気絶させた後、詩音は魅音と入れ替わるべく、地下牢に向かいます。
魅音:「詩音」として囚われ、一連の事件の犯人として、「魅音」として死ぬ。
詩音:「詩音」に戻り、魅音に囚われていた体で、救出される。
「魅音、底まで落ちて悟史君に謝って」
「詩音、ここに悟史はいないんだよ!私も悟史のことが好きだった!だからばっちゃに詰め寄ったんだよ!首絞めてやろうか!ってくらい。そしたらばっちゃは言ったんだ!『園崎家は手を下してない』って。詩音と悟史の交際を許したんだよ。爪を剥いだから、すべてを忘れて許すって!」
「祟りについて、ばっちゃはずっと調べてたんだ。だけど、誰も祟りを実行した人はいないんだよ!」
「私は……罪のない人たちを殺したの……?」
「信じてよ!詩音!!」
でも---もう引き下がれない-----
スタンガンで魅音を気絶させ、魅音はそのまま井戸の底に転落します……。
詩音の予定通り、警察によって救出される圭一と詩音。
元の生活に戻った詩音ですが、幻聴に苛(さいな)まれます。
魅音の声なのか、詩音の声なのか
「お前だけ生き残りやがって、死ね、死ね、死ね!死ね!!死ね!!!」
ベランダ伝いに非常階段に出て、圭一の家に向かう詩音。
服装は魅音。
あくまでも「魅音の犯行」として、圭一を刺し殺す。
そのためには、玄関から出て見つかるわけにはいきません。
綿流し編の最後と同じく、圭一を外におびき出し、包丁で腹を刺します。
「やった~~!全部できた~~!!!」
殺す予定だった人を全員殺し(圭一は命は助かりましたが)、自宅マンションに戻り、再びベランダ伝いに部屋に戻る詩音。
途中、柱に服が引っかかり、バランスを崩し、転落……空に浮かんだ月には、悟史の顔が見えます。
『悟史君…今度は間違えないよ、きっと…』
そのまま落下し、アスファルトに叩きつけられます……。
全6話の「目明し編」いかがだったでしょうか。
途中でも書きましたが、「綿流し編」の詩音目線でのお話になります。
魅音が皆を殺した、と思われていたのが、実は魅音は地下牢に閉じ込められっぱなしで、「魅音」を演じる「詩音」の犯行でした。
次はラストの「罪滅し編」のご紹介、レナを中心としたお話になります。
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