ひぐらしのなく頃に 目明し編 其の四「仕返し」
魅音とお魎と会話、「聞いていましたね?」という魅音に対し、何も聞いていないと白を切る詩音。
園崎家次期当主になったときの魅音は、抑揚が無く、~です、~ます調になるんですね。
「聞こえた通りです。
富竹さんと鷹野さんは、オヤシロ様の祟りに遭われました。
本当にお気の毒なことです。
富竹さんは自分の手で喉を掻き毟り、鷹野さんは遠くの山奥で、ドラム缶に詰められ、焼き殺されました。
理由は一つ、『オヤシロ様の祟り』です。」
魅音が説明し終わった瞬間、詩音がスタンガンで魅音を気絶させます。
詩音は確信しました。
オヤシロ様の祟り。
すべては園崎家の仕業だと。
だとすれば昨年、悟史が遭った『鬼隠し』も園崎家の仕業。
詩音は悟史の仇討ちを誓います。
お魎も魅音同様、スタンガンで気絶させ、地下祭具殿に運びます。
ここが目明し編冒頭のシーンになりますね。
気絶させた魅音の髪の毛を掴み、引きずりながら地下祭具殿に運び入れます。
地下祭具殿の奥には大きな洞穴があり、中には無数の横穴が。
横穴墓(おうけつぼ)みたいになってますね。
穴の入り口には鉄格子。
自然の地下牢です。
地下牢に魅音を閉じ込めた詩音。
目を覚ました魅音は、「園崎家当主代行として命じます。ここから出しなさい」と。
「いつもの凄みがありませんわよ?次期当主様?」
と返されるほど、確かに迫力がありません。
詩音としても、ここまでやってしまった以上、引っ込みがつきません。
あとは悟史の仇討ちのため、突っ走るのみです。
「『オヤシロ様の祟り』は、ダム戦争の一環なの?」
「多分、そうだと思う。私はばっちゃの取次ぎをしているだけだから、詳しくは分からないけど…」
「富竹さんと鷹野さんは、なぜ死んだの?祭具殿を侵したから?」
「そんなことしたの!?そんなことしたら……仕方ないよ…」
魅音は富竹さんと鷹野さんが、祭具殿に忍び込んだことを知らなかった…?
「次期当主」の時は「死んで当然」みたいな話ぶりだったので、てっきり知っているものかと…。
閉じ込められた状態で、できるだけ知らない風を装っているのかもしれませんが…。
例年のオヤシロ様の祟りでは…1人が死んで1人が行方不明に。
鷹野さんの話では、犠牲者の分だけ生贄が必要…。
とすると、犠牲者(富竹さん、鷹野さん)2人に対し、生贄も2人必要…私と、圭ちゃん!?
魅音から情報を引き出せない詩音は、祭具殿のお魎の元に向かいます。
車いすに座り、両手を縛られた状態の園崎家当主・園崎お魎。
「鬼婆、そろそろ起きてください」詩音が話しかけても、返事のないお魎。
「寝たふりしても無駄ですよ」
ジッポライターで、お魎の鼻を焼く詩音。
それでも反応のないお魎。
『もしかして…本当に…死んだ!?』
詩音にスタンガンに食らわされた際、すでにお魎は死んでいたようです。
『こいつっ…!!悟史君への謝罪も無しに…!!苦しみもせず、勝手に死にやがって……!!』
お魎の亡骸に、何度も何度も鞭を振り下ろします。
お魎の乗った車いすを押し、地下牢に戻る詩音。
「お姉、昔親戚の誰かが、この地下牢には秘密の出口がある、そんな話を聞いたことがない?」
「それなら…向こうの牢の奥に隠し井戸があって、その穴の途中に横道がある、って聞いたことが…」
「さっすが次期当主♪」
教えられた場所に向かい、車いすを押す詩音。
「まさか…ばっちゃを落とす気!?」
「落とすんじゃない、捨てるんだよ。もう死んでるしね」
「悟史の仇討ち…なの?」
「嘘をついたから。
鬼婆は、爪を剥いだら許すと嘘をついた。
私は痛いのを我慢して、爪を剥いだ。
それなのに……悟史君は消された……」
園崎本家に電話。
雛見沢御三家の一角の公由家。
その当主であり、雛見沢村の村長でもある公由村長からでした。
夕方、緊急の役員会があるから、お魎さんに伝えておいてくれ、というもの。
入れ違いに、今度は葛西からの電話。
園崎本家への電話は、魅音のふりをして出ています。
声色とテンションを変え、「詩音」として電話を替わる詩音。
役者ですね。
葛西からの用件は、興宮に戻る足はあるのか、というもの。
何とかなります、と返した後、それよりも…
「昨日の犠牲者の富竹さんと鷹野さん、実は祭具殿に忍び込んで『オヤシロ様の祟り』に遭ったの」
「実は私も…鷹野さんに誘われて入っちゃったの」
葛西に真実を打ち明ける詩音。
まぁ、打ち明けたところで、詩音はいつでも「魅音」になれますからね。
「今度は、どうケジメをつけるおつもりです?」
「でも私、ばっちゃに嫌われてずっと興宮育ちだったし、知らなかったから…」
「私は詩音さんの味方です。しかし、いくら私でも庇い切れないことが…」
学園の脱走を手伝ったり、詩音のために人質にもなってくれた葛西。
葛西は最後まで自分の味方。
そう思っての告白だったのでしょう。
しかし、答えは「庇い切れない」。
「お姉が来たので切りますね、じゃ!」
『もう…引き返せない』
詩音に見せかけた魅音と、圭一の2人を『鬼隠し』することを決意する詩音。
魅音の代わりに学校に登校し、「二日酔い」が原因で帰る魅音(の格好をした詩音)。
綿流し編にもあったシーンですね。
綿流しの晩、富竹さんと鷹野さんに会わなかった?詩音に会わなかった?
いずれも会っていない、と答える圭一。
「誰とも会ってないなら良かった。アタシ言っとくね!みんなにちゃんと言っとくね!」
「みんな」とは…?祭具殿に侵入したことがばれたのか…?詩音はどうなっている…?
圭一に揺さぶりをかけ、不信感と危機感を植え付けた詩音。
圭一目線で描かれた「綿流し編」では、魅音にバレているんじゃないか…と思いながら見ていましたが、この魅音は中身詩音ですからね。
自分も祭具殿入ってますから。
知ってて当然。
双子とはいえ、「魅音」と「詩音」の使い分けがうまいですね。
公由村長から連絡のあった「役員会」に、当主・お魎の代理として出席する魅音(中身は詩音)。
話は「オヤシロ様の祟り」に。
富竹・鷹野の両名は何故死んだのか。
詩音が「2人は祭具殿の禁を侵したのです。」
との言葉を発した途端、出席していた役員たちが一斉に興奮します。
「なんて罰当たりなことを」「死んで当たり前だ」と。
「小さい頃から可愛がってくれた」「いつも優しい」公由のおじいちゃん(公由村長)までが激怒。
本人も言っていた通り、興宮で育ち雛見沢の慣習を知らない詩音にとっては、大きなカルチャーショックでした。
「祭具殿の禁を侵したのは全部で4人。残っているのは園崎詩音、前原圭一の2名です。園崎詩音は、すでに園崎家で身柄を抑えています」
詩音が自ら圭一を捕まえないのは、『オヤシロ様の祟り』の実行犯がいると考えているため。
圭一に身に何かあれば、その実行犯から悟史の失踪の謎に近づけるかもしれない…。
役員会で、圭一が祭具殿の禁を侵していること、そしてまだ捕まえられていないことを話せば、誰かが動く、と考えたのです。
役員会が終わり、帰途につこうとする公由村長を、詩音が呼び止めます。
本家に来てくれないかと。
おそらく、詩音の処遇をどうするか、お魎が直接相談したいんだ、という名目で。
「詩音はずっと興宮で育ったから、雛見沢のことをあまり知らないんです。
それなのに『鬼隠し』されるのは可哀そうで…」
「詩音ちゃんは反省しているんだろ?大丈夫!公由のおじいちゃんに任せなさい!」
自分の味方がいたことに、素直に喜ぶ詩音(見た目は魅音)。
「罰当たりの北条の坊主ならいざ知らず。あんなのは一族ごと皆呪われて当然だ」
あれ?私のケジメは?葛西と義郎おじさん、そして悟史を助けるために3枚の爪を剥いだのに…。
「あれは葛西さん、義郎さん、そして詩音ちゃんの分のケジメだと聞いているよ?」
最初から悟史君を許す気なんてなかった…。
詩音が、園崎家次期・魅音のような雰囲気に。
「どうして、北条悟史は鬼隠しに遭ったのでしょうか。
親がどうあろうと、子供である北条悟史には関係ないはず。
お前たち御三家が、北条の血筋だからと、勝手にそう決めたのだ。
悟史君に何の罪があったというのか!」
激怒した詩音、スタンガンで公由村長を気絶させます…。
綿流し編では、公由村長が行方不明になっていましたが…犯人は詩音だったのですね。
おそらく、公由村長も地下祭具殿に連れていかれるのでしょう…。
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