「死役所」第14巻あらすじ紹介【ネタバレ多数あり】


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今回は「死役所」第14巻をご紹介します。

表紙はウサギの折り紙を持った、楽し気な女の子。

そしていつものシ村さんです。

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死んでからしたい10のこと

【本記事には「死役所」第64条のネタバレを含んでおります】

単行本13巻は、シ村さんの過去話。

奥さんである幸子さんや、子供の美幸、美幸が普通の食事をせず、悩んだ幸子さんは宗教団体である「加護の会」を訪れ…。

幸子さんを迎えに行ったシ村さんですが、幸子さんは帰らず。

自宅に戻ったシ村さんが、庭で目にしたのは…娘の美幸の死体。

そんなところまでをお話ししたんですね。

冤罪で無期懲役になった金子さんと、シ村さん。

2人が話す近くを通りがかる、ニシ川さんとシラ神さん。

おさらいしておくと、ニシ川さんは不倫相手を3人殺害して死刑になっています。6巻に登場した「花平妙子」さんの夫も、ニシ川さんに殺害されています。

「笑顔のように」遺体の口角をはさみで切る、という猟奇殺人を犯しています。

性格はさっぱりしていて、面倒ごとには首を突っ込みたがらない。

口癖は「馬鹿ですか?」

シラ神さんの生前の罪は、まだ明らかになっていませんね。

罪どころか、生前のシラ神さんに関する情報はほとんどなく…。

ニシ川さん曰く「自己否定感が強く、自殺課に多いタイプ」。

控えめで、薄幸の美人という感じ。

すでに成仏したイシ間さんの憧れの女性。

口癖は「ごめんなさい」

こんな方でも、死役所職員ということは、死刑囚なわけですから…いったい何をしたのやら…。

今回は、ニシ川さん・シラ神さん回ですね。

今回のお客様は「犬飼 爽朝(いぬかい そあ)」17歳の女の子です。

ニシ川さん・シラ神さんが階段を登ろうとした際に、壁にもたれかかりながら階段を降りてきた爽朝ちゃん。

生前は小さいころから寝たきりでしたが、死んだら歩けるようになったので、階段を上り下りしているとのこと。

3巻に登場した「カニすべからく」という芸人コンビの佐尾も、生前歩けなくなりましたが死役所を訪れた際は歩いていましたね。

爽朝ちゃんは、成仏許可証の裏に、死んでからしたい10のことを書いていました。

その中に、階段の上り下りも含まれていました。

プールで泳ぐ、なども書いてありましたが、死役所にプールがないため無理。

ニシ川さんとシラ神さんと協力し、実際に死役所でできる「死んでからしたい10のこと」を書き起こします。

ハヤシくんに手伝ってもらい、「男の人と一緒に階段を上る/下りる」を達成。

走ってゴールテープを切る、縄跳びする、体操する、キャッチボールする、スキップする、赤ちゃんを抱っこするなど、次々したいことを達成していきます。

ちなみに、生前寝たきりだったせいか、縄跳びの際にジャンプできず、またスキップもできませんでしたが…。

赤ちゃんも死産課の赤ちゃんですしね。

この回、端々にシラ神さんの申し訳なさそうな顔がカットインします。

シラ神さんについて、何か分かる前振りなんでしょうか…。

赤ちゃんを抱っこするために死産課を訪れた際、死産課のシン宮さん(ごついオカマみたいなおばさん。若い男の子が大好き。もちろんハヤシくんのことも大好き)に、「お忙しいのにお邪魔して、ごめんなさい」と謝罪するシラ神さんですが、シン宮さんは完全無視。

この2人の間に何かあったのか、或いはシラ神さんの生前のこと、死刑になった原因等に関係するのか…。

取り付く島もない雰囲気なので、相当の事情があるのでしょう。

8つのしたいことを達成した爽朝ちゃん。

9つ目は「男の人と並んで歩く」

確かハヤシくんと並んで階段上り下りしてましたが……階段と歩くのは違うんですかね?

2人が歩く様子を見ながら、シラ神さんが「生きていた時の夢が死んでから初めて叶うって、何だか悲しいですね…」と。

「さあ 本人は楽しそうにしてますけど」

「でも 生きてた時はずっと寝たきりの生活で……つらかったでしょうね……」

「さあ…どうでしょうね」

相変わらずニシ川さん、素っ気ない対応です。

最後にしたいことは、「折り紙をして小さい子にあげる」

折り紙の得意なシラ神さんの教えで、ウサギを折ることになります。

特別支援学校に、車いすで通っていたという爽朝ちゃん。

お父さんがベッドから車いすに、抱っこして乗せてくれていたそう。

妹と同い年くらいの女の子に、折りあがったウサギをあげる爽朝ちゃん。

「今頃 わたしのお葬式してるのかな… 友達 皆来てくれてるかな…」

生前のことを思い出し、急に涙が零れる爽朝ちゃん。

「お父さん お母さん……」

最後に、「お父さんみたいに」ハヤシくんに抱っこしてもらい、成仏課へ向かう爽朝ちゃん。

爽朝ちゃんを見送り、仕事に戻るニシ川さん、シラ神さん、ハヤシくん。

急に寂しくなって泣き始めた爽朝ちゃんを思い出し、シラ神さんが

「……親は どんな子供でも 愛するものですよね……」

ニシ川さんはいつも通り「人によるでしょ そんなの」

ブレませんね、ニシ川さん。「周りに合わせる」とか皆無です。逆に羨ましいです。

「ま あの子は愛されてたんでしょうけど」

一瞬、昔を思い出すシラ神さん。

お祖母ちゃんに怒られているんでしょうか。

板の間で正座して、お祖母ちゃんの隣にはお母さんでしょうか。

怒られているのがシラ神さんでしょうか…。

背中側しか見えませんが、10代半ばから後半くらいなのか…。

「そう…ですね…」独り言のように、自分に言い聞かせるような、シラ神さん。

ほんの一コマだけでしたね、シラ神さんの過去(笑)

「死んで初めて願いが叶う」とか「親は子を愛するもの」とか、いくつかキーワードがありましたね。

お祖母ちゃんに怒られていたシラ神さんは、親に愛されていなかったのでしょうか…。

或いは、お祖母ちゃんの横に座っていた、怒られている女の子のお母さんが、シラ神さん?

ではないよなぁ…。

まだちょっとヒントが足りないですね。

二言目には「すみません」「ごめんなさい」のシラ神さんの生前のお話し、死刑になった理由、期待して待ちましょう!

知らない人達①

【本記事には「死役所」第65条のネタバレを含んでおります】

63条までの、シ村さんが語る過去話、それを聞く金子さんのシーンに戻ります。

いっぺんに聞いて気持ちが落ち着かず、疲れたという金子さん。

一旦過去話は休憩をはさむことに。

仕事に戻るシ村さんの微妙な笑顔と言うか…口角に若干の「悪」を感じるのは、深読みしすぎでしょうか?

しばらく他の話をはさんで、また過去話の続きに戻ってくれるのでしょうね。

美幸ちゃんがなぜ殺されたのか…シ村さんが死刑になった経緯は…そして、シ村さんの奥さん・幸子さんは「加護の会」でどんな存在なのか…。

話は変わって、現世の話になりますね。

トーク番組の収録に臨む、「ヘンジンカタギ」というお笑いコンビのお話です。

「ホウタ」「ノノコ」の男女コンビです。

売れてはいないようですが…。

見てくれは…あまりよろしくない感じです(察してください)。

お笑い芸人なんでね、見た目はどうでも笑いが取れればいいんです。

ネタ番組じゃなくトーク番組なので、2人のトークが繰り広げられます。

男女コンビですが付き合っているとかは無く、「ホウタ」の方は結婚してて、「ノノコ」の方は最近彼氏ができたと。

「めっちゃ男前で~」というノノコに対し、進行役が「もう結婚しちゃえば」と。

すかさずホウタが「いや、こいつ39ですよ?今結婚しても高齢出産ですやん、キツいですよ~!」

今時高齢出産なんて普通だし、自分の奥さんもそうだという進行役に対し、

「こいつは甘いんです。世間には1人で頑張っているお母さんがたくさんいて、1人で夫を支え、1人で子育てしてる。お母さんとして頑張りたいなら、まず芸人として頑張れ。その先に幸せがあんねん」

みたいな説教が始まります。

ノノコの突っ込み(というかビンタ)が入り、「こいつテレビ用にイキってますけど、普段は気の小さい男で…」

そんな感じで収録は終わります。

ツイッター(的なものだと思います)を確認するも、「ヘンジンカタギ」に関するつぶやきは20程度。

しかし今日の収録に手応えを感じ、オンエア後は増えてるかも、と考えるホウタ。

奥さんにLINE(的なもの)した後、帰宅。

後日バイト先のカラオケ屋で、先日のトーク番組のオンエアを確認するホウタ。

「かなりカットされている」放送が終わり、ツイッターを確認するホウタの表情が曇ります……。

ホウタは「ヘンジンカタギ」のキーワードでツイッターを検索したところ、「最悪」「不快」「ひどい」など、マイナスなワードが目につきます。

思わず画面を手で覆うホウタ。

自分で見る勇気が無く、バイトの同僚かつ芸人仲間の男性に見てもらうことに。

要約すると「高齢出産批判」「ワンオペ育児の賛美」が叩かれている、と。

ホウタ本人的には、ノノコの身体がキツイという意味で、高齢出産自体を批判したわけではない。

ワンオペ育児を賛美していたわけでなく、「1人で頑張っているお母さんがたくさんいる。お前にその覚悟があるか」という相方ノノコへの問いかけだったと。

本人の思惑と世間の受け取りは異なるようで、プチ炎上状態ですね。

「これで番組呼ばれるかも」という芸人仲間の励ましもありますが…。

翌日、ツイッターの方は更に燃え上がっています。

芸人仕事に向かう途中、「干された芸能人」でネット検索し、差別発言で批判を浴び、訴訟沙汰になった最近見かけなくなった芸能人を見つけ、凹みます。

ノノコの言う通り、「本当は気の小さい男」なのでしょうかね。

芸人仲間からは「炎上芸人」とからかわれるものの、笑い話程度のノリです。

相方ノノコも全く気にする様子なし。

仕事が終わって電車で帰宅。

車中でYahoo!(的な)ポータルサイトのトップニュースに「ヘンジンカタギが炎上 高齢出産批判とワンオペ育児賛美」の記事が。

ツイッターでもかなりの炎上になっており、ますます気落ちするホウタ。

電車の周りの席の人達が、スマホを操作しているのも気になり始めます。

奥さんにLINE(的な何か)で息子の写真を送ってもらい、

「大丈夫。大丈夫。」

と自分に言い聞かせるホウタ。

自宅マンションに着いたホウタ。

エントランスのホウタの後姿を、スマホのカメラに収める1人の男が……。

個人の言葉が簡単に世界中に発信できる世の中って、便利だけど怖いですよね。

そういうツールやインフラが無かった時代は、こんなことありませんでしたからね…。

また、本人が弁解する前に、色んな人の意見で「事実が決められてしまう」のも。

知らない人達②

【本記事には「死役所」第66条のネタバレを含んでおります】

相変わらず炎上は収束せず、落ち込み続けるホウタ。

公園で打合せする「ヘンジンカタギ」の2人。

ノノコから「顔が死んでるで。ネタも結構死んでる」

スマホで自分たちの情報を検索するうち、隠し撮りされたホウタの写真を見つけるノノコ。

奥さんと子供の顔は隠されているものの、奥さんに子供を抱っこさせていることで、更に叩かれるホウタ。

撮影場所が自宅の目の前ということで、住所まで晒されているのでは?と恐れるホウタ。

ノノコが調べたところ、住所は流出されておらず「良かったな」と。

この一言にキレるホウタ。

「ようないわ!こんなん時間の問題や!」

「でも…どうしようも出来へんし…」

「……俺がどうなってもお前には関係ないもんな、ピンで頑張ったらええし!今のお前は『可哀想な相方』やもんな!もうええ 解散や解散!」

一人でキレ、その場を去るホウタ。

帰りの電車で、奥さんからのLINE。

「ネタいい感じになった?ノノコさんによろしく」

自分の考えたネタのままだとダメだと、ノノコと練らないといいネタにならないということか?とイラつくホウタ。

心が荒んでますね……。

それでもノノコに当たったような八つ当たりはせず、「早目に終わったからこれから帰るな~」と返信。

返しで送られてきた子供の写真に、しばし癒されるホウタ。

劇場での漫才仕事。

客席の視線にたじろぐホウタ。

「炎上」していることで、皆の視線が厳しく感じられます。

すかさずノノコ「お前 何かあったんか?」

炎上してますからね、敢えてそこ突っ込むかと。そりゃ笑いますわ。

「ところで高齢出産の話やけど~」

さらに踏み込みます(笑)

炎上自虐ネタですね。

ホウタ本人はどう返したらいいか分からず、ノノコに「お前今日ポンコツやな」とか言われてますが。

本人が自虐にするんじゃなくて、相方が自虐にするんで、嫌な感じもせず笑いが取れてますね。

「しばらくはこうやって、目の前のお客さん笑かしていこうや」

ノノコ、高齢出産で若干不細工ですが、性格美人ですね。

仕事が終わり、マンションに着いたホウタ。

「周りの目」を気にして、非常階段から帰ります…。

ホウタが家に帰ると、息子がベビーベッドで泣いています。

しかし、奥さんの姿は見えず。

息子をあやしながら、奥さんを探していると、救急車の音が聞こえます。

ベランダに出るホウタ。

小さな子ってサイレンカー好きですからね。救急車とか消防車とか。

「救急車どこ行くんかな~」

近くで停まるサイレン。

下をのぞくと……。

真下に、女性がうつ伏せで倒れていました……。

死役所。

頭が包帯でぐるぐる巻きになった女性に、シ村さんが声をかけます。

「今日はどのようにして亡くなられましたか?」

今日は、って…。

病院行くと「今日はどうされました?」とか聞かれるのと同じ感じで…。

まぁ、いつもそういう風に聞いてますけどね、シ村さん。

マンションから飛び降り自殺を図った女性は、自殺課に案内されます。

「海宝 菜苗(かいほう ななえ)」さん、36歳。

ホウタの奥さんです。

自殺の理由は「毎日しんどくて、とにかく死にたかった」

「産後うつ」

でした。

現世では、ホウタと息子が奥さんの葬儀の準備をしています。

ツイッターに書き込む文章を打ち始めるホウタ。

妻が自殺したこと。奥さんが十分頑張っていることを伝えたくてテレビで話した言葉のせいで、炎上したこと。その言葉が世間を不快にさせたのなら申し訳ない、と。

そこから感情が爆発します。

その発言が誰かに迷惑をかけたか?

自分の正義を振りかざし、人を煽り、プライベートを晒し、それで満足か?

感情を爆発させた言葉を打ち込んだ後、それを削除するホウタ。

打ったことで感情が少し昇華されたのか、或いは更なる炎上を避けたのか…。

そんな中、相方ノノコのつぶやきを見つけるホウタ。

「こういう時、庇うと逆効果なんやろな。でもいいわ!ホウタ、これからも一緒に頑張ろうな!!」

更なる炎上を恐れてリプライを読むホウタ。

「同じ女性としてガッカリ」「もう1人で頑張った方が良い」

などのリプがある中、

「色々言われて大変だろうけど頑張って」「ちょっと騒ぎ過ぎ。オレは応援するぞ」

というリプ。

息子を抱きしめ、泣きながら

「世の中アホばっかりやねんから…」

叩かれまくった挙句、奥さんに先立たれ、ボロボロのホウタは、「味方の言葉」に救われたでしょうか…。少しでも、救われてほしいです。

産後うつ」かぁ…子を持つ男として、耳の痛い話ではありますね。

そこまで協力してあげられていたかな。

過去を振り返って、反省するところは多分にありますね。

そしてホウタの言葉にもあった「自分の正義を振りかざす

相対していない人への言葉は、思慮や配慮に欠けやすいですからね。

大勢と同じ方を向いていれば、勢いに乗って強い言葉も発せますから。

わたしも注意しなければならないところです。

「死役所」

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無自覚①

【本記事には「死役所」第67条「無自覚①」のネタバレを含んでおります】

冒頭のシーンは……左上に「●REC」とあるので、何かの録画映像なんでしょうね。

映っているのは……コンクリートに石を埋め込んだ、斜面防護でしょうか。

「展慕(てんぼ)」さん、「和夢(わむ)」さん、「アネキ」に呼びかけますが、応答がない模様。

事故か、或いは災害などに巻き込まれたのでしょうか……。

場面は変わって死役所。

2人の若い男性が言い争っています。

一方は「お前がイキって運転するから」と相手を非難し、「お前も喜んでただろ」と返します。

どうやら交通事故に遭ったようですね。

冒頭のシーンは、ビデオカメラかスマホか、或いはドライブレコーダーだったのでしょうか……。

そこへ「和夢~」と男性の一人を呼ぶ声。

冒頭のシーンで名前が出ていましたからね、「和夢」。

やはり交通事故で亡くなった「和夢」と「展慕」と「アネキ」なのでしょう。

「華音(かのん)!?」

声の主の名前を呼びます。

「アネキ」=「華音」なのでしょう。

呼んだ先にいた「華音」は、体に目立った外傷はないものの、頭が……ほとんど原形を留めていませんね。

和夢も展墓も、華音の姿に驚き(或いは若干引いて)ます。

通りがかった金子さん(12巻「夜ノ目町爆弾事件」参照)に、3人が死んだこと、これからどうすればいいか(成仏申請書を書く)、どこに行けば良いか等を聞いた3人は、「交通事故死課」に向かいます。

必要書類に記入する3人。

華音は口どころか目も残っておらず、どうやって話し、物を見ているんでしょうか…。

ふいに、「そういえば 兎之は?」と華音。

3人が書いている書類の、「事故に遭った時の状況」欄には、「4人で車にのっていて」と書いてあります。

事故前の回想。

ファミレスで食事をする和夢、展墓、華音3人。

華音の母親が車を買った話をします。

食事を終え、その車を見に行く3人。

自撮りで、車と一緒に3人で写真を撮りますが、うまく撮れず。

「兎之に撮ってもらおう」

呼ばれた兎之は、華音の弟で和夢、展墓とも面識があるよう。

兎之が3人と車の写真を撮ります。

新車との写真を撮り終えた後、華音(かのん)が海に行こうと言い出します。

運転は和夢(わむ)。

和夢に誘われ、兎之(うの)も車に乗り、和夢、展慕(てんぼ)、華音と4人で海を目指します。

車内での会話。

兎之は大学を目指しており、「あたしの弟のくせに大学目指すとかありえなくない?」と華音に冷やかされます。

正直、あまりお利口さんには見えませんからね…華音さん…。

「別にあり得ないとかなくね?本人がやりたいならやってみればいいじゃん」と運転手の和夢。

今時のチャラい若者って感じの和夢ですが、まともなこと言いますね。

車にドライブレコーダーが付いていることに気付く展慕。

そんなことより音楽が聴きたいが、やり方が分からない、ちょっとアレな華音ちゃん。

ダッシュボードの辺りを覗いていると、和夢が急ブレーキをかけ、ダッシュボードに頭をぶるける華音。

どうやら、急に車が割り込んできた模様です。

最近のよろしくない風潮よろしく、煽り、追い抜き、減速、クラクション等々、ありとあらゆる方法で割り込んだ車を追い立てる和夢。

囃し立てる展慕と華音。

一旦対象車の後方に回り、再度追い抜こうと反対車線に出たとき………目の前にはトラックが………。

急ハンドルを切った先は、前回冒頭のコンクリートに石を埋め込んだ、斜面防護壁です。

トラックの運転手、煽られた車の運転手、兎之の3人が、それぞれ110番或いは119番に通報します。

「僕と姉と、友達2人が乗ってて…それから…」

恐らく道路に倒れているのであろう、少ししわのある手…。

再び死役所。

なぜ兎之が来ないのか、あいつだけ死んでないとかズルい、とか言い出す展慕と華音。

仕舞には、手を叩きながら「死ーね 死ーね」と囃し立てる和夢。

バカですね、こいつら。

「死ね」コールを聞きつけ、歩み寄るシ村さん。

「先程もう一人亡くなったようで、もうすぐ来られると思います」

「来たら慰めてやろうぜ~」

姿を現したのは、50歳前後の女性…。

え・・・誰?

兎之が「それから…」と言ったのは、おそらく事故に巻き込まれた方がいて、その方について話そうとしたんでしょうね。

それが最後に現れた女性で…。

無謀な煽り運転の末の事故。

無自覚②

【本記事には「死役所」第68条「無自覚②」のネタバレを含んでおります】

冒頭、登場する女性は、兎之が死んで死役所に

来たものと思った3人が、

誰…?」と言った相手の女性ですね。

年齢的には50歳前後でしょうか。

名前は「牧田 園絵(まきた そのえ)」さん。

事故前の出来事なのでしょう、自分で車を運転し、

自宅に戻るところのようです。

仕事帰りなのでしょうか。

自宅前には、娘さんの車が停まっています。

妊婦の娘・百合は、旦那である章吾と喧嘩して予定を繰り上げての里帰り。

喧嘩の原因は、里帰り出産に反対されたため。

理由は「父親の自覚がわきにくそうだから」

個人的には分かる気しますね。

奥さんがしばらく離れた状態で出産しちゃうと、

男にしてみたら「いつの間にか産まれた」

って感じになっちゃう。

わたしの場合はハルミが里帰り出産で、

出産後2ヵ月ほど実家で過ごした後帰宅。

その1ヵ月後、わたしが単身赴任で数ヵ月

離れてしまったので、いつの間にか産まれて、

いつの間にか首がすわって、いつの間にか

寝返りしている、と言う状態でした。

話を戻しましょう。

百合は章吾と喧嘩になり、実家に戻って来たのです。

園絵さんは百合に、定期的に現状報告と写真を送って、あとは自覚なんて自然に芽生えるものだから。

自分もおばあちゃんになる自覚なんてないし、と。

百合に、冷凍庫にアイスが無いことを残念がられる園絵さん。

お父さんがプレ糖尿病だから買っていない、と伝えながら、百合が席を外すとコンビニに買いに行きます。

この辺りは親ですね。

娘はもう大人なんだから、と適当にあしらうような様子を見せつつも、「アイスが食べたい」娘に対し、「コンビニに買いに行く」。

歩いてコンビニに向かい、買い物を済ます園絵さん。

娘はいつもチョコ味を食べていたけど、チーズケーキの時もある。

娘が食べない方を私が食べよう。

そんなことを考えながら歩いていると、すぐ後ろで衝突音が。

振り向くと、自分に向かってくる軽乗用車。

咄嗟に逃げるも……。

前回、兎之が警察か救急に電話した際の会話。

「僕と姉と、友達2人が乗ってて…それから…

ひ、一人はねたかもしれなくて…」

やはり和夢の煽り運転の犠牲になってしまった方だったんですね。

亡くなったときのまま、右手にはコンビニの袋。

中には妊娠中の娘・百合のために買ったアイスが。

あの子、お風呂上りにアイス食べるの好きだから。

早く帰りたいのよ。

自身が亡くなったことを理解できていない牧田さんに、シ村さんがいつものように、淡々と説明します。

コンビニ帰りに、そこにいる若者の乗る車にひかれ、亡くなったことを。

突然のことで驚いたでしょう。

お辛いですよねぇ。

いつものように、感情こもってませんね。

まぁ、平常運転のシ村さんです。

わたし早く帰りたいんです、今日は暖かいから早く帰らないとアイスが溶け…自分が死んだことを理解し、号泣する牧田さん。

加害者である和夢、華音、展慕の3人は、牧田さんに一言の謝罪もなく、申請書を持ってそそくさと立ち去ります。

途中、金子さん(冤罪で無期懲役になり、同じく冤罪で死刑になったシ村さんの過去話を聞く、成仏手続き前のおじさん。過去話は休憩中)に会い、「やべ~よ!俺ら人殺しちゃった!」と。

俺らってなんだよ、殺したのお前だろ

こういうのは連帯責任だろ

兎之はどうしたんだよ

そういえばアイツシートベルトしてた

あたしもしてたし!

オレに言うなよ!

ズルい!ズルい!

ムカつく!

どうしようもないですね。

身勝手と言うかなんというか…。

悪いこと(煽り運転)をした挙句に、何の罪もない人を巻き添えに事故を起こし、反省どころか罪を擦り付け合い、生き残った仲間に恨み節。

救えませんね……。

場面は変わり、現世。

事故を起こした車で、唯一生き残った兎之が、警察に事情を聞かれています。

実の姉に、生き残ったことを「ズルい」言われる弟ですね。

これまでの描写で、煽り運転には全く加担していなそうな兎之でしたが…ドライブレコーダーにはしっかり残っていたのです。

煽り運転のきっかけになった兎之の一言、

ぴたーっと車、くっつけてやりましょうよ

という発言が。

その後も「和夢さん、ハイビームハイビーム!

と和夢を焚き付けた兎之。

やんちゃなお姉ちゃんの下、大学を目指すよくできた弟と思ってましたが、他の3人と同罪でしたね、この子。

亡くなった牧田さんは勤続30年のベテラン助産師であり、お産の介助だけでなく沢山の親子をケアし、相談に乗り、命を育んできた方でした。

娘・百合の子供、自分の初孫を、自分の手で取り上げる、と張り切っていた牧田さん。

警察からそういう話を聞かされても、

「そんなこと言われても…」

自覚も無ければ責任感も、自分の過ちを認める器もない、ただの馬鹿ガキでしたね、兎之くん。

再び死役所。

和夢、華音、展慕のやり取りを呆れながら聞いた後に、シ村さんに話しかけられた金子さん。

「世の中死んだほうがええ馬鹿だっておるよなぁ」

ニコニコしながら

「どんな屑でも誰かにとって必要な存在であるかもしれませんし」

相変わらずなシ村さん。

あまり表情を変えませんが、金子さん

「今屑って言ったなぁ…まぁええか」

ええんかい。

「他人の可能性を決める権利なんて誰にもありませんよ」

「それなら自分の可能性だって

ワイは再審の可能性信じて頑張っとったけど…

お前さんはどうなんじゃ?」

「私は……

選んだのかもしれません

この道を」

シ村さんの子、美幸が出血して倒れて…。

「美幸…美幸!」

呼びかけるシ村さんの回想……。

金子さんが「精神的に疲れた」から取った、シ村さんの過去話中の小休止、そろそろ再開でしょうか。

美幸ちゃんはなぜ死んだ(殺された)のか、真犯人は、奥さんの幸子さんは…。

次号、少しでも明かされることを期待です。


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