「ぼくらの」あらすじ紹介【ネタバレを含みます】(11.コモ③~犠牲~)


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コモ(古茂田孝美・こもだ たかみ)編③

6巻表紙がコモです。

【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】

敵ロボットのパイロットが、自分たちの地球に逃げ込んでしまい、

負けはしないが引き分けで相手の地球ごと「ポン」の危機。

国防軍の佐々見さんは、コモの父・小茂田巴を呼び出します。

小茂田一家に「犠牲」になってもらうために…。

まずは軍及び日本政府が公式に発表をします。

①頻繁に現れるロボットは「ジアース」という名前

②日本政府の管理下に置かれている

③搭乗者は1名である

同時に、裏からもう一つの情報を流します。

④搭乗者が中一の小茂田孝美である

テレビのニュースでは①~③しか流れませんが、

ネットでは④が、実名やら写真やら自宅住所まで流れる…。

ここまで作戦通り。

裏ニュースで搭乗者の情報が流れてしまったので、

仕方なく軍が搭乗者の氏名を発表。

搭乗者は「小茂田孝美」である、と。

これも作戦通り。

さらに追加情報。

「小茂田孝美」が出演するピアノの発表会が、明日行われる、と。

もちろん作戦のうち。

これらの情報はすべて、ある目的にために公表されていました。。

コエムシが敵ロボットに乗り込んで収集した情報によると、

敵ロボットのパイロットは戦闘の数日前に身内を亡くしていました。

コモと同じくらいの年頃の女の子を。

パイロットにとっては唯一の肉親を。

「敵の地球」で行われた戦闘の被災者家族によって、

殺害されたのでした…。

現在コモがパイロットということが公表されているので、

コモの両親が、過去の戦闘、例えばコダマやダイチ、チズの

戦闘の被災者家族に殺される、と同じことですね。

現にジアースパイロットがコモだということを発表した後、

コモの家には火を付けられています。

「妻と子を失った」という男性によって。

コモの母親は軍で保護されているため無事でしたが、

命を懸けて地球のために戦っていても、

被災者家族にしてみたら家族の「仇」なわけですよね。

パイロットが戦った後に死ぬことや、

ジアースが負けた時に地球がどうなるかを公表していない

(証明できないし、信じてもらえたとしてパイロットの危険性が跳ね上がる)ので、

仕方ないのかもしれませんが…。

コモや家族(お父さんは軍人なので、その辺は割り切っているかもしれませんが)

にしてみれば、やり切れませんよね…。

コエムシの収集した情報と、戦闘時の状況を鑑みて…。

勝利寸前のところで戦闘放棄した理由 → 自分の地球は捨てている?

自分が勝ったところで、唯一の肉親である娘はもう殺されている。

自分は戦闘が終われば死ぬ。

ならば…自分の地球を巻き添えに…をいうことと推測します。

さらにもう一点。

こちらの地球に関しては、まだ迷っているのでは?

自分の地球は道連れにするとして、関係のない相手の地球を

道連れにすることには、まだ迷いがあるのでは?

希望的観測ですが、実際そこに賭けるしかない、と。

つまりは敵ロボットのパイロットに対して、

あなたと同じ年頃の女の子が、こちらのパイロットです。

明日、その子がピアノ演奏をするので、

それを聞いてこちらの地球を残すか、判断してください。

そのメッセージ発信のための公表だったのです。

まぁ、そうですね。

肝心なこと、何を目的にジアースが戦っているのか、

相手は何なのか、負けたらどうなるのか、

等々ハッキリさせずにパイロットが誰ですとか、

政府が管理してますとか、挙句ピアノの発表会とか…。

何も知らない人にとっては「で?」っていう発表ですが、

敵ロボットのパイロットをおびき出すには、最低限必要な布石なんです。

あとは、相手が出てくるかどうか…。

とりあえずテレビは見てくれているようです。

街頭テレビ…とは言いませんね。

ビルに取り付けられたテレビ、デジタルサイネージと言うんですかね。

それで見てくれています。

懐には黒コエムシ。

罠でしょ

罠なんです。

罠なんですが…引っかかってくれないと、

まずはピアノ発表会の会場に来てくれないことには、

探しようがないですからね。

まずは現れてくれることを期待です。

しかしながら…一人の人間に、全地球、

ひいては(その地球が属する)全宇宙の命運が託されるって、

すごいことですね。

託された人間のプレッシャーは……でも、

自分が死んでしまうわけですからね。

プレッシャーはあるにしても、

カンジのように「100億を道連れに」という考えもあるのかな…。

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