「ぼくらの」あらすじ紹介【ネタバレを含みます】(10.マキ①~弟~)


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マキ(阿野万記・あの まき)編①

5巻表紙がマキです。

【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】

モジの次のパイロットは、マキ。

もうすぐ弟が産まれます。

マキは(今の)両親と血の繋がりはなく、

実母のネグレクトによって2歳時点で6キロしかない体重で保護され、

今の両親の養子になりました。

子のできなかった両親にとって、唯一の子であるマキ。

そのマキの勧めで不妊治療をし、初めて妊娠した母。

産まれてくる子は男の子。

予定日は一か月後。

そんな中で、次のパイロットになったマキ。

弟の誕生を心待ちにしていたマキですが、

その日まで生きていることは不可能と、諦めていました。

その前に戦闘が始まる、と。

高齢で初産の母親を案じ、学校帰りに買い物を手伝い、来るべき日に備えるマキ。

そんなマキには、心残りが2つありました。

一つ目はウシロ。

日ごろから妹に対して暴力をふるうウシロ。

それは自然学校にいた際も変わらず。

何度もその場面に遭遇していたマキ。

一度、ウシロに言いたいことがありました。

「お疲れシーモア、する?」


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夜中、コエムシを呼び出し、ウシロの家に転送してもらうマキ。

「寝る前の日課」「これをやるとよく眠れる」と、妹・カナに暴力をふるうウシロ。

話がある、とウシロを連れ出そうとします。

「寝る時間だ、明日にしてくれ」

というウシロに対し、

「私に明日はないかもしれないんだから、つきあいなさいよ」と。

説得力ありすぎですね。

いつ戦闘が始まるかわからないんですから。

この言葉にはウシロも従わざるを得ないでしょう。

カンジの両親が建設に関わった「沖天楼」が見える公園で話す2人。

全高500メートルだそうです。

カンジはこれを見ていたから、

ジアースが500メートルであることがすぐに分かったんですね。

自身の生い立ち、今の両親、産まれてくる弟の話をするマキ。

一方、ウシロの両親についても聞きます。

嫌々ながら、語りだすウシロ。

父親は中学教師。

自分は生徒の一人にすぎない、と。

母親が亡くなったのは3歳のころで、いたということを覚えているくらい。

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血のつながらない自分を叩くのに、父親にどれだけ勇気が必要か。

そういうマキに対し、おれは叩かれたことなんてないからわからない、とウシロ。

それに、人を殴るのに勇気なんて必要ない、と続けるウシロ。

カナちゃんと血がつながっている安心感に甘えている。

だから、カナちゃんに平気で暴力が振るえるんだと反論するマキ。

自分がいなくなり、弟が来る。

その3人のこれからの生活のためなら、私は戦える。

でもその後、あんたがちゃんと戦わないと、みんなのしてきたことが無駄になる。

あんたはカナちゃんを守って、ちゃんと戦いなさい。

諭すように、ウシロに話すマキ…。

次のパイロットになったマキ。

産まれてくる弟と、自分を育ててくれた両親のために戦う。

子を持つ親として、ウルっとくるセリフです。

母親の交際相手が子供を…なんてニュースが多い昨今。

マキは良い両親に育てられたんですね。

そして、自分の思いをウシロに…思うところがありそうな目で

マキを見ていたウシロですが、マキの思いが届くでしょうか…。

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次の記事:マキ編②


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