「ぼくらの」あらすじ紹介【ネタバレを含みます】(09.カコ②)


「ぼくらの」目次ページ

スポンサーリンク

カコ編②

3巻表紙の左側がカコです。

本記事の途中に登場するチズは、3巻表紙真ん中の女の子です。

【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】

国防省の横田基地へ連れられるカコとチズ。

すでに、ほかのジアースパイロットメンバーは集まっています。

皆もカコやチズ同様、急に連れてこられたようです。

「わ…私が…」

現れたのは軍人の娘、コモ。

コモが父親にジアースのことを相談し、軍が動いたのです。

ジアースパイロットは政府の特別要人として保護される。

ジアースも政府管理下に置かれる。

なので、許可なく動かすことのないように、と。

無理でしょう…政府がどうこう、っていうレベルの話じゃないですからね……。

全員に身体検査と簡単な審問を受けてもらう。

これは命令、国民としての義務だと。

随分上からな物言いです、国防省の佐々見さん。

この方もこの後、少しずつ変わっていくんですが…。

「し…しりに指、つっこまれた…」とカンジ。

女性陣も同様だったのでしょうか。

皆一様に赤い顔。

「経験者」であるチズも同様。

アンコに至っては

お…おじさんだった…

と赤面放心状態。

佐々見さんから、また明日も集まってもらう、と。

家が近いもので口裏を合わせて、一日外出する口実を作るように。

我々は親御さんのところへ挨拶に伺っても構わないが。

完全に脅しですね。

ジアースを子供たちの意思で動かしている、との思い込みからなんでしょうが…。

子供達には24時間の監視がつく。

まるで犯罪者のような扱いです。

しかし、これまでの戦闘で1万人以上が犠牲になっており、

それは今後の対応次第でさらに増えることになる……。

やむを得ないのでしょうか。

翌日、キリエと出かける約束があることにして家を出たカコ。

道中、佐々見さんよりも物腰の柔らかい多手さんから、

これまでの戦闘の犠牲者(民間人)を教えられます。

第一次(ココペリ):0人

第二次(ワク)  :1人(ワク)

第三次(コダマ) :7,511人

第四次(ダイチ) :4,384人

第五次(ナカマ) :0人(重傷1人)

ココペリ、ワクに関しては戦場が海だったので、民間人の犠牲はありませんでした。

コダマは…「弱者は強者の糧」という考えでしたからね。

コダマの戦いでは7,500人以上亡くなってます。

ダイチも民間人の被害を出さないように、と一生懸命戦いましたが、

丸太がゴロゴロ転がりましたからね。

あれで下敷きになってしまった方が多いのではないでしょうか。

ナカマに関しては、相手ロボットが民間人の避難を待ってくれたのが大きかったです。

なぜ、ナカマの時は待ってくれたのでしょう…後々分かってくることですが。

自分たちは第五次のように被害者を最小限にしたい。

そして君たちを守りたい、と。

佐々見さんと違って随分いい人です。

多手さん。

着いた先は空母。

陸・海・空の三軍と連携をとるため、それぞれの担当を紹介されます。

いずれも一尉で、

空軍・田中美純(たなか みすみ)さん(女性)

海軍・関政光(せき まさみつ)さん

陸軍・庄治邦夫(しょうじ くにお)さん

日常の広範なサポートもしてくれるとのこと。

で、本題。

国防省はジアースを調査したい。

もっと言うと、ジアースを日本が保有することで、他国への牽制にしたいわけですね。

どこぞの半島の国が、核開発をしたり、

ミサイルをボンボン撃ちっ放したりするのと似たようなものかもしれません。

佐々見さんはコエムシに対し、「取引き」を持ち掛けますが、

他人の褌(ふんどし)を、あてにすんじゃねぇ

と一蹴。

そりゃそうですね。

500メートル級のロボット作れるテクノロジーがあれば、

日本と手を組むとかじゃなく、地球そのものを植民地にでもすればいいお話。

次元の違うお話なのです。

カッとなりやすい方なのでしょうか、陸軍の庄治一尉。

コエムシに銃を向け、ジアースに連れていけ、と。

お望み通り転送されます。

銃と、それを持つ手の一部を残されて…

脅してどうこうできる話ではないのです。

残念ながら。

海軍の関さん。

コエムシの言い分は分かったが、被害を受けているのはこの国。

それに関わっているものを調べたいという気持ちも理解してほしい、と。

ですが、そもそも子供たちは「国」というレベルで戦っていません。

負けたら「地球」が無くなるわけですから、「地球」を背負っているのです。

その理屈だと、地球上の全員がジアースを調べる権利を持つ、と返されます。

続けて空軍の田中さん。

「コエムシさん、調査は諦めます。

代わりに、見学させてください

この子たちの保護者として」

カナちゃんと同じ10歳の子を持つ田中さん。

説得力のある(?)申し出です。

てめーが気に入ったぜ

 気が変わった。調べさせてやる。

 そして自らの無力さを、理解しやがれ

いよいよ調査開始。

ジアースを見上げる佐々見さん。

「男の子の夢…だよなぁ。」

上からの不躾な物言いはどこへやら。

随分お茶目さんです。

並行して行われる子供たちの更なる検査。

脳波の検査なんですかね。

麻酔か何かで眠らされているのか…検査中に夢を見るカコ。

不安、不満をぶちまけるような夢。

自分をいじめた相手に、自分を見下す姉に、そしてチズに。

ぶちまけたと思ったら、全部…夢?

もしかしたら、ジアーズに出会ったことも…夢?

なんだ、そーいうことか。

夢だと思ってんじゃ

 ねえぞ

目を醒ますと、ジアースのコックピット。

正面には相手ロボット。

「わ、あ、ああ、ああ!!」

軍の介入で何か変わるか…というところでしたが、そううまくはいきませんね。

カコの戦闘が始まります。

夢から醒めたらジアースの中。目の前に敵。

極度の混乱から始まったカコの戦い。

大丈夫か?カコ。

「ぼくらの」全巻セット、中古ですとだいぶお求めやすい値段みたいです。

秋の夜長に、読んでみてはいかがでしょうか。

「お疲れシーモア、する?」
高橋一生さんのCMでおなじみの「コミックシーモア」です。


電子書籍ストアの最大手で、こちらで「ぼくらの」も読めます。
一冊ずつ本を買うこともできるし、月額制、ポイント購入や、読み放題プランにレンタルもあり、色々な電子書籍サイトのいい所を全て満たした欲張りサイトですね。
ポイントは100pt(100円)から、月額は300円から、読み放題(ライト)でも、月額780円です!
※2019年8月22日時点

前の記事:カコ編①
次の記事:カコ編③


「ぼくらの」目次ページ

ぼくらの
スポンサーリンク
スポンサーリンク
旦那をフォローする
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました