ワク編
改めて、1巻表紙の一番手前(右端)が「ワク」です。
【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】
ココペリの戦闘による流れ弾で家が何件か破壊されましたが、
幸い死傷者はありませんでした。
唯一、ロボットの戦闘に巻き込まれて墜落した、
国防軍の戦闘機のパイロットは死亡…。
興奮冷めやらぬ子供達は、なかなか寝付けません。
最も寝付けなかったのはワク。
モジを誘って海へ行きます。
うおおおお、おおおおお、おおおお~~!!
やってやんぜぇ~~!!
サッカーから離れ、思い悩んでいたワクにとって、
新たな目標が見つかったことによる気合いの表れなのでしょうか。
世間はロボット騒ぎ冷めやらず、自然学校の上空もひっきりなしにヘリが飛び交います。
そんな中、どこからともなく自分を呼ぶ声が聞こえたワク。
すかさずコエムシが現れます。
ココペリの戦闘の後、コエムシが言っていた子供達の
「マガジン」が装填されたようです。
再びロボットのコックピットへ転送される子供達。
ココペリの 戦闘の際には、色々な椅子が置いてあった
コックピットですが、今回は何もありません。
しばらくすると15人…正確には14人の子供達、
それぞれのイメージする椅子が現れます。
人によっては椅子でないことも。
もうすぐ弟が生まれるマキの場合、ベビーベッドが現れます。
それぞれの椅子に座り、戦闘開始を待つ子供たち。
コエムシにこのロボットの名前を聞くワク。
「そんなのねーよ」
「じゃあ俺たちで決めようぜ」
色々な名前が出ますが、どれもパッとしません。
おもむろにベビーベッドにマジックで文字を書くマキ。
こんなのはどう?地球を守るジアース。
本当は「the earth(ジアース)」だけど、究極っぽいから「Z earth(ジアース)」
満場一致でジアースに決定します。
「こうなると制服とかも欲しいよなぁ~!」
微妙に反応するナカマ。
敵のロボットが現れます。
今度のは槍…正確には槍の柄の部分がなく、矢先の部分だけのような形。
それに足だけがついている(腕はなし)ようなロボットですね。
「ジアース発進!」
ワクの掛け声とともに、ジアースが動き出します。
相手は切っ先の部分をジアースに向け、飛んできます。
攻撃を右腕に受け、右腕を失ってしまいます。
その後も相手ロボットのペース。
レーザーは効かず、捕まえることもできない。
焦るワク。
「ワク、敵の足の間すき間がある」
モジのアドバイスをきっかけに、ワクが何か思いついたようです。
「コエムシっ!!落ちた腕の位置は!?」
「オレ様に命令すんじゃねー
言っただろ、念じれば動くって」
コエムシの言う通り、コックピットにジアースの落ちた腕が映し出されます。
切っ先を向けて飛んでくる敵をかわし、反転、
落ちた腕を後ろ向きになっている敵の足の間
(いわばお尻でしょうか)に向けて蹴りこみます。
サッカー選手のワクならではの攻撃でしょう。
さぁ、反撃開始…!
「やめときな」
ワクの反撃をコエムシが止めます。
「見事やつの急所を潰した」
子供たちの戦い、初戦は苦戦しながらも見事な逆転勝利でした。
「外へ、出られる?」
コックピットの外の出してもらうと、怖いくらいに高い位置。
カンジの見立てでは500メートルはある、
とのことでしたから…500メートル弱の高さ。
しかもガラス張りでもない場所ですからね。
「うおおお、おおおおおおおぉ~~~!!」
ココペリの戦闘があった日の夜同様に、海に向かって叫ぶワク。
ロボットの出現で再び軍が戦闘機を飛ばしています。
見られる前に戻るか。
「恥ずかしいんだよ」
ウシロがワクを小突きます。
軽く「トン」と。
ワクはそのまま、500メートル近い高さから、真下の海へと落ちていきます……。
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