総大将の対話
戦中、その最前線で総大将が合い見え、
会話を交わす異様な状況。
更に、王翦の想わぬ言葉。
「わたしと一緒に来い 李牧」
勿論、李牧の答えは「NO」です。
あなたは国を亡ぼすことはできても、
国を生み出すことはできない人間。
更に、「この場にいる誰よりも愚かな人間だ」と。
悼襄王に仕えていては報われない、と言う王翦に対し、
報われる報われないではない、「大義」だと。
自分が第一と言う王翦には理解できないかもしれませんが。
「ある時」から、守るものがあった方が
燃えるようになりましたので…。
完全に交渉決裂ですね。
まぁ、王翦もハナから本気かどうか怪しいものですが…。
右軍の戦い
王翦の李牧登用交渉が決裂し、秦右軍の動きが重要になってきます。
王翦と李牧は互いに、
もうすぐ右軍が抜けてくる
右軍を頼みとしてもムダです
李牧は何か右軍（趙にすれば左軍）に策があるのでしょうか。
自信ありげですが。
右軍の飛信隊。
信はまだ力が出ません。
前日の趙峩龍との闘いが、思った以上に「重かった」様子。
尭雲の従える「十槍」に苦戦する飛信隊。
弓矢兄弟の兄・仁の活躍もありますが、陣の腕ももう限界。
弟・淡の矢は、いまだ当たらず……。
飛信隊が苦戦する中、玉鳳隊の王賁が尭雲と相見（あいまみ）えます……。
信は苦戦中。
その間に王賁が尭雲と一騎打ちの様相ですね。
誘いを断られた王翦、断った李牧の中央軍の戦いも気になります。
両軍とも、今日この十五日目で決着をつけなければなりませんからね。
長い一日は、まだ終わりそうにありません。
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