「死役所」第14巻掲載予定
【本記事には「死役所」第67条「無自覚①」のネタバレを含んでおります】
新車との写真を撮り終えた後、華音(かのん)が海に行こうと言い出します。
運転は和夢(わむ)。
和夢に誘われ、兎之(うの)も車に乗り、和夢、展慕(てんぼ)、華音と4人で海を目指します。
車内での会話。
兎之は大学を目指しており、「あたしの弟のくせに大学目指すとかありえなくない?」と華音に冷やかされます。
正直、あまりお利口さんには見えませんからね…華音さん…。
「別にあり得ないとかなくね?本人がやりたいならやってみればいいじゃん」と運転手の和夢。
今時のチャラい若者って感じの和夢ですが、まともなこと言いますね。
車にドライブレコーダーが付いていることに気付く展慕。
そんなことより音楽が聴きたいが、やり方が分からない、ちょっとアレな華音ちゃん。
ダッシュボードの辺りを覗いていると、和夢が急ブレーキをかけ、ダッシュボードに頭をぶるける華音。
どうやら、急に車が割り込んできた模様です。
最近のよろしくない風潮よろしく、煽り、追い抜き、減速、クラクション等々、ありとあらゆる方法で割り込んだ車を追い立てる和夢。
囃し立てる展慕と華音。
一旦対象車の後方に回り、再度追い抜こうと反対車線に出たとき………目の前にはトラックが………。
急ハンドルを切った先は、前回冒頭のコンクリートに石を埋め込んだ、斜面防護壁です。
トラックの運転手、煽られた車の運転手、兎之の3人が、それぞれ110番或いは119番に通報します。
「僕と姉と、友達2人が乗ってて…それから…」
恐らく道路に倒れているのであろう、少ししわのある手…。
再び死役所。
なぜ兎之が来ないのか、あいつだけ死んでないとかズルい、とか言い出す展慕と華音。
仕舞には、手を叩きながら「死ーね 死ーね」と囃し立てる和夢。
バカですね、こいつら。
「死ね」コールを聞きつけ、歩み寄るシ村さん。
「先程もう一人亡くなったようで、もうすぐ来られると思います」
「来たら慰めてやろうぜ~」
姿を現したのは、50歳前後の女性…。
「え・・・誰?」
兎之が「それから…」と言ったのは、おそらく事故に巻き込まれた方がいて、その方について話そうとしたんでしょうね。
それが最後に現れた女性で…。
無謀な煽り運転の末の事故。
運良く生き残った兎之ですが、「大学に行きたい」という願いは、おそらく叶わないのでは…女性を死なせてしまったことで、車の持ち主である華音の母=兎之の母に賠償責任が発生し、しかし運転していたのが家族でもない和夢となれば、(保険の種類にもよりますが)保険が適用されず、莫大な借金を背負うことに…。
また、危険な煽り運転の末の事故として、世間から容赦なく叩かれ…。
そんな展開ではないでしょうか。
危険運転、ダメ、絶対。
前の記事:第67条 無自覚① [前半]
次の記事:第68条 無自覚② [前半]
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