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【この記事では死役所 第100条 「ずっと笑顔で」のあらすじをご紹介します】
第100条 ずっと笑顔で
うん、ダメですこのお話。
面白くないとかいう意味ではありません。
ダメです、ダメなんです。
涙が止まらないんです…。
本当、ダメです。
ズルいです。ダメです。
ウマ娘のナリタトップロード並みの語彙力…。
笑顔
若い頃から笑顔の素敵な「皆川有理紗」さん。
息子の「凱くん」の描くお母さんの顔は「超笑ってる」顔。
そんな有理紗さんは凱くんが思春期を迎えるころ、病に伏せていました。
「がん」「ストーマ」というキーワードが出てくるので、おそらく大腸がん。
女性の癌による死亡数No.1の癌です。
病気のため自分は食べないのに、夫と息子のために夕食を作ろうとしますが…。
体調が悪くなり中途挫折。
それでも帰宅した凱くんと旦那さんが後を引き継いで夕食を作ってくれる。
そんな優しく温かい家族。
漫画
有理紗さん自身が少女漫画を描いていた影響か、息子の凱くんも漫画を描くようになります。
有理紗さんが「見せて欲しい」とねだっても、頑として自分の漫画を見せてくれない凱くん。
年頃の男の子ですから、難しいですね。
病状が悪化し、入院することになった有理紗さん。
凱くんも旦那さんも、頻繁に見舞いに来てくれます。
「退院したら温泉に行こう」
底抜けに優しい旦那さん。
でも有理紗さんは理解っていました。
自分の命が長くないことを。
最期
激しい痛み・苦しみを伴う治療。
有理紗さんは徐々に「生」を諦めるように。
「私、頑張ったよね?もう、いいかな?」
緩和ケア病棟に移った有理紗さん。
治癒を目指した治療を諦めました。
病室よりも広い部屋。
キッチンもあり、家族が「最期の時」を一緒に過ごすことが出来る場所。
痛みを和らげるためのモルヒネが投与されているのでしょう。
せん妄を起こしたり、意識レベルの低下も見られます。
「その時」が近づき、有理紗さんの親兄弟、親戚が集まってきます。
今際の際、凱くんが頑なに見せなかった漫画をお母さんに見せます。
残念ながらそれを読むことは叶わず、眠るように旅立ってしまった有理紗さん。
死役所
死役所を訪れた有理紗さん。
手続き中、シ村さんに指摘されるまで気付かなかった、胸に抱えた凱くんの漫画。
おっちょこちょいなお母さんは、おっちょこちょいすぎて病気に。
笑顔が病気に効くと凱くんに教えてもらうと、世界一の眩しい笑顔。
おっちょこちょいすぎて病気の方から逃げていった。
そんなお母さんが大好きだ。
感想
いや、だからダメ(語彙)
「私、頑張ったよね?もう、いいかな?」
でAIR思い出したし。
それでまず泣いた。
緩和ケア病棟に移った有理紗さん見て、チャイルド・ケモ・ハウスで病気と闘う米田一華ちゃんの話思い出して、また泣いた。
もう涙腺弱いんだから。
家族は大事。
改めてそう思いました。
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