*ネタバレ注意*「かぐや様は告らせたい」238話☆かぐや様は別れたい あらすじ・感想


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「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 」「238話☆かぐや様は別れたい」の あらすじ・感想をご紹介します。








かぐやが秀知院を辞める。

そのことを会長に伝えて欲しいと言付かった石上。

しかし、そんな重要なことを自分の口から告げることも出来ず…。


かぐやの置かれた状況に詳しそうな、柏木渚に相談を。

かぐやと同じ旧家に生まれた渚の見解は…

「四宮家の人たちは、かぐやさんを他の人と結婚させようとしてるんだよ」


資本力のある家、力のある政治家、皇族。

そういった家と繋がりを持つため、旧家の女は利用される。

会長とかぐやさんは上手く行って欲しかったけど…たぶんきっと……」


そして会長の元には、かぐやから直接電話が。

会長……ここで、終わりにしませんか?


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第238話☆かぐや様は別れたい


「それってどういう……え?別れたいって事………?」

動揺を隠せない会長。


柏木渚さんの予想通り、四宮の人間はかぐやを嫁に出すことで、屋台骨の揺らいだ四宮家を立て直そうとしたのです。

当然かぐやは断ります。

「いつまでこの家は旧い考えに縛られているんですか!それを強要すると言うならば……私は四宮の家を出ます!


そこに先ず「待った」をかけたのは…四宮本家の人間でなく分家の人間。

長男・黄光、次男・青龍、三男・雲鷹でもなく、「高潔な考えを持つ」かぐやについて行こうとしていた分家筋。

かぐやが四宮を離れるとなれば、かぐやについていた分家は三人の兄達によって「食い物にされる」

だから考え直してほしい、と。


「私にとって四宮家はとても重いのです。そう簡単に手放せないし、手放してもくれない……」

手放してくれないのは、本家の人間も同様です。

当主・雁庵の時代が終わりを告げようとする今、次期当主に最も近い長男・黄光。


「こんな一族全員で一丸にならなきゃいけねぇ時に、何を言い出してんだ!!

自身も学生の頃は好きな女性がいたが、雁庵によって政略結婚させられたという黄光。

かぐやにも同じ道を強います。


「私にだって兄様と交渉可能な手札はあるんです」

四宮家と戦う覚悟を決めていたかぐや。

そのための材料集めはしていたようです。

「何を掴んだ?脱税?癒着?殺し?脅迫?」

いずれにしても、四条家によって四宮家の悪事が次々と露見している状況下で、スキャンダルが一つ二つ増えようが、大局に影響はなく、かぐやの手札はあまり意味を成しません。


「お前がそう出るんならなぁ……」

反対に黄光が名前を出したのは白銀会長。

会長の父は昔、会社経営をしていましたが、四宮家(黄光)に騙されて会社を奪われました。

黄光曰く、会長の父が「俺に噛みついてきた」ため、それから数年後に結婚し、子供も出来た頃に「会社ごと叩き潰してやった」と。

かぐやが四宮家を捨て会長と一緒になろうとするなら、

「その息子には倍やってやる!日本で暮らせなくなる事位ワケねぇぞ!白銀家家族もろとも地獄見せてやらぁなぁ!」


やはり「かぐやの弱点」は会長です。

「お願いです。それだけはやめてください」

土下座して黄光に赦しを乞います。


かぐやの話を聞き、

「俺の心配なんてするな!自分のことは自分でどうにかできる!」

力強く返す会長ですが、

「ならないんですよ。私も、何とかなると思っていたんです」


四宮家と戦う覚悟をしたかぐやでした。

実際に手札を集め、切り方一つで戦えると思っていました。

でも現実は、そんなに簡単に行かない……。





雲鷹に連れられた会長同様、雁庵の病室を訪れていたかぐや。

「名夜竹……か」

意識もはっきりせず、かぐやをその母親と間違えている様子。

「教えてくれ、名夜竹。かぐやは本当に俺の子なのか……?」

自分の子かどうか調べようとしたが、「違う」と分かったらそれきりになってしまう。

それが怖くて、かぐやにどう接したら良いか分からない、と弱音を吐く雁庵。


花火大会の際、京都の本邸まで呼び出しておきながら

「ああ、居たのか。ご苦労」

とだけ放ち、早坂に

「くたばれ、クソ爺。」

と陰口を叩かれた雁庵。


「親に愛されたことが無い」

かぐやでしたが、親である雁庵も

「どう接したら良いか分からない」

それが真実でした。


「あいつにもいくつか会社を任せるつもりなんだ。」

将来、自分の会社をいくつか任せようという希望を語る雁庵。

若いから若者向けのアパレルがいいか、化粧品が良いか、メディア関係の会社が良いか…。

少しでも自分の残したものを継いでくれれば、血の繋がりなど関係ない。

自分の子だと思える。


死を間際に迎えた父の本音を聞き、心揺らぐかぐや。

最低な家だが、それなりに思い入れもある。

グループの幹部として、財閥をいい方向に導くのも自分の野望の一つ。


「四宮はそれでいいのか?」

「色んなことを踏まえたら、こういう結論がベターだと思ったんです」

自分の気持ちを殺しても、周りのことを考え、ベターな道へ進もうとするかぐや。


「世の中の人は失恋を繰り返して強くなるそうです。普通は……そういうものらしいです。」

かぐやにとって、会長との恋愛が楽しく、幸せだった。

だからここで終わりにしたい。

楽しい青春の思い出として、これからの人生に持っていきたい。

「会長、私達別れましょう」

頬を滴り落ちる、かぐやの涙………。




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かぐや様は告らせたい
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