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「死役所」第19巻のあらすじをご紹介します。19巻に収録されている5話のご紹介です。
第88条 社会貢献①
今回の主人公・青柳は、振り込め詐欺グループの一員。
しかし、憧れの先輩・多胡から
「年寄りどもが無駄に貯めてる”死に金”を”生き金”して、オレ達で経済を回そう!」
と言う言葉を純粋に信じ、真摯に(?)仕事に取り組みます。
借金まみれの家で育ち、ヤクザの取り立てに怯えて育った青柳は、極端にヤクザを嫌います。
そんな青柳を今の仕事に誘い、借金を返済させたのが多胡。
尊敬し、感謝しきれない先輩・多胡と共に、振り込め詐欺を続ける青柳…。
第89条 社会貢献②
振り込め詐欺で得た金で、母と弟妹を温泉旅行に連れて行き、「親孝行」する青柳。
犯罪で得た金にもかかわらず満足できるのは、尊敬する多胡の
「死に金を生き金に変えている」
と言う言葉。
そんな多胡と青柳の出会いは、高校時代。
部活を引退した多胡が、後輩のために中華まんを大量に買い込み、差し入れしているところに通りがかった青柳。
貧乏で常にお腹を減らし、部活とは無関係だった青柳にも、「オマエもどうだ?」と気さくに声を掛けて、ピザまんを3つもくれた多胡。
その時から多胡は、青柳にとって「憧れの先輩」でした。
多胡がグループの中で「番頭」と呼ばれる地位に昇進するにあたり、自分が務めていた「店長」の役職に就かないか、と青柳に打診する多胡。
突然の昇進話に戸惑う青柳。
立ち上げの資金について多胡に尋ねると、思いもよらぬ答えが……。
第90条 社会貢献③
「店長」になった際の立ち上げ資金について多胡に尋ねると、「ヤクザが出してくれる」と。
青柳少年と母親を追い詰めたヤクザは、青柳にとって最も忌むべき存在。
そのことは自分の面倒を見てくれた多胡には、何度も話してきたはず。
「ヤクザはな、変わってきたんだよ」
昔のように弱者から金を毟り取るようなことはせず、ケチな金持ちしか相手にしない。
青柳を苦しめたヤクザは、もう存在しないと。
青柳の翻意を期待した多胡でしたが、青柳の答えは
「店長の件、ナシにしてもらえませんか?」
何とか青柳を懐柔したい多胡は
「いいもん見せてやるから待ってろ」
青柳をドライブに連れ出した、多胡の狙いとは……。
第91条 うちの猫知りませんか
飼い猫「あんこ」を溺愛する菅沢峰子さん。
子供は自立し、旦那さんと2人きりの生活が窮屈になった峰子さんは、子供の助言で保護猫の里親になったのです。
しかし可愛がっている「あんこ」が行方不明。
ビラを作成、あちこちに貼り、懸命に探します。
そんな折、あんこに似た猫を見たという電話が。
急いで現地に向かう峰子さん。
旦那さんの口癖である「左右をよく見て」という言葉も聞かず……。
第92条 死後の世界へようこそ
死後の世界に興味を持っていた「森田椋」さん。
死に関する文献を読み漁るものの、それらはすべて「生者」が書いたもの。
満足のいく答えは見つかりません。
死後の世界への興味は抑えられず、とうとう自殺し、死役所へ。
「すみません。紙とペンを貸していただけませんか?」
ハシ本くんに紙とペンを借り、死役所のことを書き記していく森田さん。
念願の死後の世界に来た森田さんは、興奮を抑えきれません。
しかし、手続きしている最中のニシ川さんの一言が、彼の心に刺さります。
「好奇心が満たされた後の覚悟はできているの?」
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