「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 」「229話☆Adolphe Pescaroloは守りたい」の ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介します。
つばめ先輩にフラれた傷が癒えぬ石上。
フランス校とのダンスパーティーに誘う相手もいない。
自称「陰キャ」石上は、屋上に通じる踊り場に逃げることに。
同じく逃げてきたのは「ツンデレ先輩」こと四条眞妃。
彼女は片恋相手の翼くんと、親友・柏木渚の「イチャイチャ」から逃れてきました。
同じく逃げてきた者同士、
「一緒に出ましょうか?」
と誘う石上ですが…。
四条眞妃の答えは「NO」
眞妃にはお見通しでした。
すでに石上は「陰キャ」でなく、誘う相手は大勢いる事。
そして、「誘いたい相手がいるのに誘えないから逃げてきた」ことも。
全てを眞妃さんに見透かされた石上。
勇気を出して誘いたい相手、ミコを誘い…
「……うん」
第229話☆Adolphe Pescaroloは守りたい
「傷舐めベツィー」
フランス校の生徒会長であり、昨年のフランス校との交流会で校長から会長を試すため、「刺客」として会長に挑むも…フランス語が分からない会長には「エグザクトマン!(それな!)」とかわされ、会長に暴言を吐いたことを聞いたかぐやからは「出版コードにひっかかるレベルの脅迫」を受けた女生徒です。
その「傷舐めベツィー」が、秀知院の生徒会室に。
「しのみや、いない?」
とかぐやの存在に恐怖しながらも、生徒会室を訪れた理由。
「準備の方は大丈夫なのか?結構大変だろ?」
「ぜんぶさいあく」
日本の業者にコネクションが無く、人でも不足し準備が滞っている。
それで会長に助けを求めてきたのです。
昨年の交流会では校長から「3日前」に開催を知らされ、大変な思いをした会長。
「今年はゆっくりするはずだったのに」
と不満げ。
愚痴の矛先は校長へと向かいます。
「相変わらず使えないな、校長は…サポートしてやれよ…」
その言葉に噛みついたのはベツィー。
校長は生徒を自分の子供のように思っている、と校長を擁護。
そして昨年のことも
「あなた、ためされてた」
その真意を校長に聞き出そうとすると…いまだ「ポケ〇ンGO」を続けていた校長。
やっぱりふざけた人だと、半ば呆れながら昨年自分を試した真意を尋ねる会長。
すると、校長の返答は意外なものでした。
たかだか高校の生徒会長を試さなくても、という会長に対し、
秀知院学園の理事長は、かぐやの兄であり四宮家の長兄・四宮黄光。
つまりこの学園も、四宮家の掌の上。
警察にも、裁判所にも、四宮の権力は存在する。
そして社会は、会長が思うよりずっと汚く、不条理である。
そんな中でいざと言う時、
「四宮かぐやを守れるのはダレでしょうか?」
「生徒会長トシテこの学校を背負ってきた貴方デスよ」
これからかぐやを巡って騒動が起きる。
そんな中、かぐやを守れるのは「強い人間関係」
権力に対する最大のカウンターであり、世の中は情で回っている。
会長が培ってきた信頼、尊敬、人間関係の全てを使って、かぐやを守ってほしい。
会長に対し、頭を下げる校長。
校長が試したのは、会長がかぐやを守れる人間かどうか。
普段はふざけた校長ですが、生徒を想う気持ちは本物のようです。
『案外…ああいう人を将来「恩師」とか呼んじゃったりするのかね……』
タイトルのAdolphe Pescarolo とは、校長先生の名前のようですね。
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