「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 」「224話☆四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編⑨」の ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介します。
共通の友人・小野寺さんの目も憚らず、距離を取るミコと大仏こばち。
ミコと石上にくっ付いてほしくない。
ミコは自分にとって「上っ面の友達」
そんなこばちの言葉を聞いてしまったミコ。
二人の間には大きな溝が出来てしまいました。
そんな様子を快く思わないかぐや。
白銀会長を当選させるためとは言え、会長選の際に
「来年の選挙を全面的にバックアップ」
することを約束していましたが…今のミコを見ていると、それを躊躇うと。
みなまで言われずとも、自分の物差ししか持たず、他者の価値観で物を見ることの出来ていなかったミコ。
「だから石上を支えてあげられなかった」
ことに、気づいていました。
そんなミコにかぐやは…
「大仏こばちと仲直りして見せなさい。親友と仲直り一つできないような人を、私は生徒会長に認めないわ!」
第224話☆四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編⑨
「伊井野と喧嘩?」
図書室で、不意に石上に声を掛けられた大仏こばち。
石上は周りを気遣う優しい子ですから。
ミコとこばちの不仲にも気づいたのでしょう。
「喧嘩っていうか…たぶん絶交」
子供の頃は良く使いましたね。
「絶交」
絶交…仲たがいをしてつきあいをやめること。
「あの時はああだったとか、この時はああとか、昔話できる友達」
ミコとこばちの関係を羨む石上。
今でこそ友達も増えた石上ですが、元々は浮いた存在ですからね。
「頑張れよ。協力できることがあるなら手伝うし」
『まったく、君のせいで揉めてるってのに』
「渦中の人」である石上ですが、知る由もありません。
図書室を出たところで、ミコと鉢合わせするこばち。
2人は連れ立って屋上へ。
「こばちゃんは石上のこと…」
「好きだよ。多分ミコちゃんが思う10倍くらい」
石上への想いを隠さないこばち。
だからミコの応援はできない。
けど、気持ちに区切りをつけているから、邪魔しようとも思わない。
「だからまぁ………今まで通りっていうのも難しいよね」
教室で隣の席だったから。
そんなきっかけで友達になった2人。
友達がいないと思われたくなくて、何となくつるんでいた。
お互い見聞が広がり、もっといろんな人と関わっていく。
お互い、それまでの「繋ぎ」みたいな存在。
かぐやと藤原のような関係と、自分達は違う。
こばちに依存しており、それを知られながらも一緒にいた。
孤独感を埋めるために。
「でもさ、私はこばちゃんのこと好きだよ」
一緒に風紀委員に入り、選挙で涙してくれたこばち。
そんなこばちの嫌がることはしたくない。
「私、こばちゃんがそうして欲しいなら、石上は諦めるよ」
「ミコちゃんさ……そう言えば私が折れると思ってない?」
ニヤッとしながら
「バレた?」
「上っ面の友達」「繋ぎ」としながらも、付き合いの長い2人。
お互い、考えていることはバレバレなようです。
わがままで自分の願望だけを通そうとする。
そんな自分の欠点に気付いているミコ。
今のミコは、自分の願望でなく、こばちの願望を聞いたうえでどうするか決めたい。
「こばちゃんの願いは何?」
素直に、「石上に不幸になってほしくない」と応えるこばち。
ミコのわがままは嫌と言うほど知っている。
でもそのミコは、自身のわがままに気付き、変わり始めている。
石上と付き合ったら、ミコは間違いなく石上を不幸にすると思っていた。
「意外とそうはならないのかもって、今は思ってる」
ミコだけ大人になって、自分が子供みたいに2人の仲を認めない、なんてできない。
「石上を不幸にしないって、約束できる?出来るなら良いよ、多分納得できる」
「そっか、良かった」
まだ石上と付き合えるかは分からない、とするミコですが
「付き合いが長ければ、ミコちゃんの良さは分かってるはずだから」
と保証するこばち。
そして、久しぶりに2人で下校。

かぐやとの約束、達成……。

やっぱこの2人は仲良くしててくれるのが良い!
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