「死役所」最新話ネタバレ・あらすじ・感想 第91条 「うちの猫知りませんか」



【この記事は死役所 ネタバレ 第91条 「うちの猫知りませんか」のあらすじをご紹介します】




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第91条 うちの猫知りませんか


タイトルだけ見ると

「うちのタマ知りませんか?」

みたいですけどね。



昨年アニメ化されて少し話題になりましたが、初出は1983年です。

懐かしいです。


あんこ


今回のお客様は「菅沢峰子」さん。

近所の子供たちに人気の「あんこ」という猫の飼い主。

子供は自立し、旦那さんと2人で生活する70歳前後の女性です。


飼い猫のあんこが行方不明になり、手書きのビラを作成。

コンビニでコピーし、旦那さん共々あちこちに貼り、情報を募ります。


そんな旦那さんの口癖は

「ちゃんと左右見らんか」

子供に対するような注意で、峰子さんも辟易している様子。

「子供やないやけん、やめて!」


里親


苦労の甲斐なく、なかなか見つからない飼い猫・あんこ。

近所の小学生も探してくれますが、それでも見つかりません。


気が気でなく、夜も眠れない峰子さん。

そんな峰子さんの心配をよそに、隣ですやすや眠る旦那さん。


「よう呑気に寝ちょけれるわ」

階下に降りて新聞を読み始めると、「飼い主募集」の投稿が。


峰子さんもあんこの「里親」だったのです。

旦那さんと2人だけの生活が「窮屈だ」と電話で娘に愚痴る峰子さん。

その娘さんの

「動物でも飼ってみたら?保護猫の里親募集とか結構あるで」

という一言で猫を飼うことにした峰子さん。


気を付けれよ


あんこはなかなか見つからず、それでも小学生のあんこ捜索は人数を増やし、心強い峰子さん。

死役所 ©新潮社/あずみきし



そこへ、峰子さんお手製のビラを見た人から

「あんこに似た猫を見た」

と電話が。


「ちょっと行ってくるわ」

小走りに出かけていく峰子さん。

そんな様子を見て

「あー、また左右見らんで。悪い癖やわー」


あんこに似た猫がいたという銀行の近くに着いた峰子さん。

しばらく付近を見回ると、電話通りあんこに似た猫が。

一目散にその猫に駆け寄る峰子さんですが、旦那さんの注意

「左右をよく見て」

を守らず、道路に飛び出してしまいます。

そこへ車が……。


見つかったみたいだぞ


死役所。

「交通事故死課」で手続するのは峰子さん。

道路に飛び出した峰子さんは、車に撥ねられ亡くなってしまったのです…。


「旦那さんを遺して亡くなるのも心配ですよねぇ」

というシ村さんに対し、峰子さんは旦那さんの心配はしていないと。

車に気を付けろってあれだけ言ったのにって、通夜の席で散々言われている、とボヤキます。


それよりも…峰子さんの心配はあんこのこと。

シ村さんの持っている資料(峰子さんの人生史)にあんこのことは書かれていないか尋ねますが、

「見つかったとは書いていませんねぇ」

あくまで事務的な対応のシ村さん。


「見つかったみたいだぞ」

後ろから声を掛けてきたのは松シゲさん。

峰子さんが死ぬ少し前に、山の中で見つかったと。


加護の会


松シゲさんの「優しい嘘」によって、安心して成仏した峰子さん。

しかし、納得がいっていないのはシ村さん。

「これも”加護の会”の教えでしょうか?」

松シゲさん本人は真っ向否定するも、あくまで松シゲさんを「加護の会関係者」と決め込むシ村さん。

死役所 ©新潮社/あずみきし




自分の嘘は成仏する人を、気持ちよく成仏させたいだけ。

「私は嘘をつくのが得意でないもので」

「生前でっかい嘘ついたんじゃなかったっけか?人生変えづ大嘘をさ」

「……誰のせいでそうなったのやら」

シ村さんの言い方には、確信めいたものがありますね……。


現世。

あんこは無事に帰宅していました。

峰子さんのいなくなった家に。


知らないお爺さんの家で餌をもらい、世話になっていたというあんこ。

亡き妻が大事にしていた飼い猫を強く抱き、

「あんこ、今日は一緒に寝ろうな」

峰子さんに口うるさく「左右を見ろ」と言っていたのは、本当に峰子さんのことを心配していたからなんでしょうね……。




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死役所
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