「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 」「211話☆四宮かぐやの無理難題「蓬莱の玉の枝」編」の ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介します。
会長の家に2人きりでお泊り……。
もう少しでアメリカに行ってしまう会長。
その前に身体の繋がりを焦るかぐやですが、
「焦る必要はない」
会長の一言で初体験は「次の機会」になると思いましたが……。
結局「盛り上がってしちゃった」2人。
「会長としちゃった…」
早坂に報告するかぐやですが、1つだけ心残りが。
「会長と付き合ってると噂になる前に、ひとり……自分の口から伝えたい人がいるわ」
1人「蚊帳の外」だった藤原書記に、会長との交際を告白……!
第212話☆四宮かぐやの無理難題「蓬莱の玉の枝」編
「大事な話がある」
改まった雰囲気に緊張気味の藤原書記ですが、当のかぐやもなかなか話を切り出せずにいました。
会長との交際は4か月を過ぎており、生徒会でそのことを知らないのも、おそらく藤原のみ…。
ストレートに伝えてしまえば
「なんで私にだけ秘密にしてたんですか!?友達だと思ってたのにひどいです!」
と言う展開も…。
「ぎょえーーーー!!」
みたいな展開で終わってくれないか…。
そう願うかぐやですが…。
「ぎょえーーーー!!」は完全に「昭和のリアクション」ですね…。
そもそも、長いこと友達だった藤原に、何故恋愛相談してこなかったのか?
茶化されるから?言いふらされるから?
何だかんだ藤原が「意外と弁えている」ことを知っているかぐや。
なら何故…?
「言いたくないことなら、言わなくてもいいですよ」
かぐやに助け舟を出す藤原。
そういうわけにはいかない、と返すかぐやに
「中学の時は思ったことズバズバとストレートに、口にしてたじゃないですか」
話は中学の頃に遡ります。
藤原がピアノの練習で、毎日防音室に籠ってた頃
「貴女ピアノやめた方が良いんじゃない」
通りがかったかぐやが藤原に言ったこの一言が、二人のファーストコンタクトでした。
一言一句を覚えていた藤原に対し、全く覚えていなかったかぐや。
その頃のかぐやは周りに縋る人もなく、早坂も「使用人」に徹しており、人生で一番荒んでいた時期。
そんな中発した一言で、藤原は本当にピアノを辞めていました。
最初はどうしてこんなにひどいこと言うんだろ、と戸惑った藤原。
やりたくもないピアノと毎日毎日向き合い、遊ぶ暇もない日々。
コンクールでいい成績を残し、皆が自分を「天才」という。
きっとこれが正しい、何も考えずにピアノを弾き、周りの期待に応える日々。
そんな中での
「貴女ピアノやめた方が良いんじゃない」
というかぐやの一言。
藤原にとってはとてもひどい言葉であり、一番言ってほしい言葉でした。
その頃既に「壊れかかっていた」藤原は、かぐやの一言に救われたのです。
ピアノを辞め、暇が出来た藤原。
「今までの分を取り戻すくらい遊ぼう!」
そう決めた藤原は、かぐやにゲームを持ち掛けます。
勝った方が負けた方に、なんでも一つ言う事をきかせる。
「私が勝ったら、私と友達になってもらいます」
かぐやにとって「初めての友達」である藤原。
そんな「特別な人」に対して、「他に特別な人が出来た」なんて言いづらい。
かぐやが藤原に恋愛相談してこなかった理由は、ここにありました。
「かぐやさん、安心してください。何があったって、私にとってかぐやさんは特別な友達ですよ」
藤原の一言で、素直に「会長と付き合っている」ことを打ち明けたかぐや。
「びっくり!どひゃー!!」
昭和でも、かなり古い方のリアクションでした。
「男女の仲」になっていることまで知り、動揺を隠せない藤原ですが…。
「あのかぐやさんが人を好きになって……好きになってもらえたんですね。おめでとう!かぐやさん!」
やっぱ藤原良い子……!
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