【この記事には「ひぐらしのなく頃に業」のネタバレを含みます】
梨花ちゃんの夢である、「雛見沢を出て、新しい生活を送る」
「今日は何が起こるのか」ワクワクしながら学園生活を送る。
「沙都子と一緒に、その夢を叶えたい」
梨花ちゃんの言葉に、最初は半信半疑ながらも、徐々に梨花ちゃんの「本気度」を目の当たりにし、自分も受験勉強に打ち込む沙都子。
2年半に及ぶ長い受験勉強の甲斐あって、2人は無事「聖ルチーア学園」に合格。
晴れて「ハイソサエティな学園生活」をスタートさせます。
「学園での生活」を楽しみにしていた梨花ちゃんは、その生活を十分満喫します。
一方「梨花と同じ学園に行く」ことが目的だった沙都子は、学業への意欲を維持できず、成績は下がるばかり。
自分そっちのけで学園生活を謳歌する梨花ちゃんに、一方的に憎しみを募らせる沙都子。
2人の間には、大きな「溝」が出来上がっていました……。
場面カットが公開されており、相変わらず勉強が嫌なのか、暗い沙都子の表情。
対照的に、優雅にサロンでお茶会を楽しむ梨花ちゃんのカット。
ルチーアの敷地外(?)に出ている沙都子…学園を辞めたのか、或いは長期休暇で外に出ただけなのか…。
夕方の雛見沢分校で、ニッコリ笑うレナのカットなどが公開されてます。
郷壊し編 其の参
「梨花さまがいらっしゃったわ!」
「梨花さまにご挨拶していただけるなんて!」
すっかり聖ルチーアの「アイドル的存在」の梨花ちゃん。
「ごきげんよう」
の挨拶も板についています。
「ごきげ…」
言いかけた梨花ちゃんの前に現れたのは沙都子。
「おはよう梨花、朝から随分ご機嫌のようですわね!」
梨花ちゃんの取り巻きが沙都子を窘めるも、
「ごめんあそばせ!私梨花と話をしていますの。部外者はすっこんでろ、ですわ!」
前話に続き、沙都子に嫌悪感を抱く梨花ちゃんの取り巻き。
「私と一緒に進学したいというあなたの夢を叶えるために、それこそ頭がおかしくなるくらい勉強しましたのよ!梨花の夢を、私が叶えて差し上げたというのに!」
自身は成績が落ち、補習漬けの毎日。
片や梨花ちゃんは、お嬢様学校のハイソサエティな生活を満喫。
沙都子の不満が爆発します。
「黙って!ここは雛見沢分校じゃないの。あなたもいい加減に、聖ルチーア学園に相応しい立ち振る舞いをした方がいいわ」
衆目の面前で、今や「ルチーアのアイドル」である梨花ちゃんにケンカを売り、ますます孤立していく沙都子。
沙都子が去った後、梨花ちゃんの取り巻きが沙都子の無礼を非難しますが、梨花ちゃんはそれを諫めます。
「私がピンチの時、沙都子のトラップに助けられたこともある」
確かにオリジナルのひぐらしのなく頃に解「祭囃し編」では、特殊部隊「山狗」を相手に沙都子のトラップが大きな戦果を上げていました。
間違いなく、今現在の聖ルチーアに通う「昭和58年7月以降」の世界を切り拓いた、立役者の一人です。
「本当は、沙都子は何をやっても私なんかより上手くやる。今は勉強で悩んだり、ルチーアの校風に馴染めないだけ。ちょっと意地を張っているだけなの。だから、悪く言うのはやめて…」
沙都子には直接、立ち振る舞いを直した方がいいと注意しながら、やはり沙都子のことを気にし、沙都子のことを充分認めている梨花ちゃん。
トラップ
深夜、寮の自室で勉強に励む沙都子。
寮は2人部屋のようですね。
梨花ちゃんと同室なら、沙都子もこんなに荒むことはなかったでしょうに…。
「本当に……もう沢山ですのよ」
勉強に集中しきれない様子で、部屋を後にします。
向かったのは校舎のエントランス。
大きなシャンデリアが吊り下げられる真下。
「分かってますのよ、梨花。ずっと田舎暮らしだったんですもの。洒落た空気に中てられて、少しおかしくなっただけなんですわよね。楽しかった雛見沢の日々を思い出せば、きっとすぐに元の梨花に戻りますわ」
翌朝、いつもの様に
「梨花さま、ごきげんよう」
周りの生徒からチヤホヤされる梨花ちゃんの頭上から、大量のタライが。
昨晩、沙都子が仕掛けたトラップでした。
「を~~っほっほっほ!久しぶりのトラップの味は、いかがでござい…」
沙都子の目に飛び込んだのは、梨花ちゃんの取り巻きの一人(巴マミさんみたいな髪型の子)が、頭から血を流している様子。
どうやらケガを負わせてしまったようです。
「違うんですの……わたしく、そんなつもりでは……」
梨花ちゃんと目が合うも、梨花ちゃんの厳しい眼差しに居たたまれず、逃げ出す沙都子。
密告
誰がやったか心当たりは?と言う教師の問いに
「いいえ」
沙都子を庇う梨花ちゃん。
前日のトラップの話を聞いていた取り巻きの一人が、梨花ちゃんに内緒で教師にチクりを…。
「生徒の一人から、貴女がああいう仕掛けを作るのが得意だという情報がありました」
沙都子を犯人と断定し、懲罰房に閉じ込める教師。
沙都子はとっさに「生徒の一人」を「梨花ちゃん」だと勘違い…。
こういうすれ違いの積み重ねなんでしょうね…。
防犯カメラで沙都子が昨晩、寮を抜け出したことも確認されており、言い逃れはできない状況。
囚人のような扱いを受ける沙都子が思い出したのは、中一の時、梨花ちゃんに
「ボクと同じ夢を見て欲しいのです」
と言われた時のこと。
「なぜあの時!否定しなかったんですの!!拒否しなかったんですの!!やり直させて!私をあの時に戻して!!」
独房で泣き叫ぶ沙都子。
召集
数日後、やつれ切った沙都子は、やっと独房から出されます。
その後も梨花ちゃんは楽しい日々を謳歌し、対照的に沙都子は没落の日々を過ごすことに。
季節が変わり秋、沙都子は教師から言い渡されます。
「あなたは2年から”特別クラス”に編入です」
補習室で上級生に忠告された「特別クラス」行きを言い渡された沙都子。
「すべての時間を勉強に費やすしかない」日々が始まるのです。
進級し、「特別クラス」に編集された沙都子は、放課後毎日「補習室」行き。
疲れ果てた沙都子の表情が、場面カットの1枚目ですね。
遅い時間まで補習室に残り、疲れて自室に戻った沙都子の机には、1通の手紙。
差出人は「園崎魅音」
初代部活メンバーに対する「召集令状」です。
外出許可を取り、魅音が迎えに来るルチーアの門の前で、久しぶりに「2人きり」の梨花ちゃんと沙都子ですが…。
この時の様子が場面カット5枚目ですね。
2人の間には微妙な距離感。
会話もありません。
雛見沢
魅音の運転する車に拾ってもらった2人。
車中の会話もぎこちなく…。
2人が高校生になった現在、魅音・圭一・レナは「大学生」に。
「ゲーム文化研究会」で、楽しく騒いでいる様子。
「2人も来なよ、待ってるからさ。ルチーアの学力なら、余裕でしょ?」
その学力について行けず、落ちこぼれの沙都子が話を逸らします。
「圭一さんとレナさんとは、どこで落ち合いますの?」
圭一とレナとの待ち合わせ場所であり、目的地。
それは……もちろん「雛見沢」です。
久しぶりに戻ってきた雛見沢。
「楽しみ……ですわね……」
「楽しみなのですよ、にぱ~☆」
部活
梨花ちゃんの言葉遣いも元に戻ってきて、沙都子との壁も感じられないほど元通りに。
「大学生」になった圭一とレナに再会し、相変わらずの威力を誇る「レナパン」を食らう沙都子。
すっかり「部活メンバー」の頃に戻っています。
雛見沢分校内に入ると、当時のゲームがまだ残っています。
トランプの傷も昔のまま……1枚のカードを魅音が取り出すと、全員が声を揃えて「スペードの6!」
ガン牌トランプの開始です。
「を~~っほっほっほ!やっぱり勝負はこうでなくてはいけませんわ!!」
魅音が卒業して以降、「イカサマ」がご法度になった部活。
久しぶりの「イカサマOK」ルールに、沙都子も元気を取り戻します。
勿論「罰ゲーム」も、当時同様に行われます。
「メイドさん口調でしゃべる」
「妹口調でしゃべる」
「スクール水着に着替える」
「ネコ耳&鈴首輪」
そして最後の罰ゲームを受ける圭一は……
「今まで出た罰ゲーム全部」
郷壊し
楽しい部活も終了し、興宮のエンジェルモートで夕飯でも食べよう、という一同。
しかし、沙都子だけは気乗りしません。
「また……雛見沢から離れますの……」
雛見沢を散歩してからエンジェルモートに連絡することにして、一人雛見沢を歩く沙都子。
農作業中の村の老人から「雛見沢分校が取り壊される」話を聞きます。
両親と、叔父夫婦と生活した北条家も、人が住まないまま放置され、荒れています。
古手神社の石段を登り、裏手にある倉庫兼家屋、梨花ちゃんと沙都子が2人で暮らした家を訪れると…。
「昨年の大雪で崩れてしまった」と。
2人の思い出の家は、跡形もなくなっていました。
自分がいた頃と変わってしまった雛見沢。
このあたりが「(故)郷壊し」なんでしょうかね。
「沙都子 壊し」と「故郷 壊し」
2つの意味で「郷壊し編」なのかと思ってます。
最後の訪れたのは、古手神社の「祭具殿」
神聖不可侵な祭具殿の中から、異音が聞こえてきます。
誘われるように、「鍵のかかっていない」祭具殿に入る沙都子。
オヤシロ様のご神体に触れると、ご神体がひび割れ、中から角の一部のような物体が床に落ちます。
その角を触ると、まばゆい光を放ち……。
気が付けばそこは「カケラの世界」
「久し振りであるな……人の子よ」
……フェザリーヌ??うみねこ??そっちと繋がるの???
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