ひぐらしのなく頃に業 「郷壊し編 其の弐」あらすじ【※ネタバレあり】




【この記事には「ひぐらしのなく頃に業」のネタバレを含みます】





100年の繰り返しを経て、やっとのことで辿り着いた昭和59年の雛見沢。

1年前とは違い、魅音は分校を卒業し、圭一が委員長に。

梨花ちゃんと沙都子は中学生になり、部活は大所帯に。


それに伴って、「健全」になった部活は、梨花ちゃんと沙都子にとって、「物足りない」ものに…。

そんな中、梨花ちゃんは沙都子と一緒に「夢」を目指したいと……。



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郷壊し編 其の弐


今まで同じような雛見沢を100年繰り返してきた梨花ちゃんは、

「今日はどんな日になるだろう」

と楽しく考える、そんな学園生活を夢見ていました。


その夢を叶える場所が「聖ルチーア学園」

そしてそこには、沙都子と一緒に行きたいと。

「2人でハイソサエティな学園生活を送るのですよ、にぱ~♪」


旦那
旦那

ハイソサエティ…昭和59年とはいえ、なかなか渋い言葉のチョイスですね。




最近部活もおとなしくなってしまい、退屈している沙都子は、知らない世界に憧れる気持ちは分かるとしながら

「私達に受験はまだ早すぎますわ」


旦那
旦那

確かに、中学に進学したばかりの中1で、高校受験を考えるのは早い気がしますが…。

それだけルチーアのレベルが高いのか、早めに始めないと沙都子の学力ではヤバいのか…。




沙都子に負けず劣らず、勉強嫌いな梨花ちゃんですが、今まで口にする事が出来なかった「雛見沢の外に出る事」

そのためなら頑張れるし、同じ夢を沙都子にも見て欲しいと説得します。

「いつまで続くか分かりませんわよ」

梨花ちゃんの頑固さを知っている沙都子、渋々ながら了承します。


受験勉強


翌日の放課後、ルチーアの問題集でわからないところを知恵先生に聞く梨花ちゃん。

その様子を見て、圭一とレナも、梨花ちゃんと沙都子が聖ルチーア学園を目指し、受験勉強中であることを知ります。


旦那
旦那

ちなみに聖ルチーアは全寮制のお嬢様学校。

圭一が心配する「費用面」は、沙都子の分も含めて入江先生が面倒を見てくれるとか…。

「あしながおじさん」ですね、監督。




圭一とレナにも「勉強を見て欲しい」とお願いする梨花ちゃん。

2人とも二つ返事でOKします。


特に圭一は、都会にいた頃は進学校の上位クラスに通っていましたから。

頼もしい先輩です。


「梨花の勉強ごっこも、いつまで続くことやら…」

沙都子はまだ、梨花ちゃんの「ルチーアに行きたい」熱は、一時的なものだと思っている様子。


ある夜、深夜に目を覚ました沙都子は、隣に梨花ちゃんがいないことに気付きます。

倉庫兼住居の、2階の住居部分に住んでいる2人。

姿の見えない梨花ちゃんを探すと…1階の倉庫で、1人勉強する梨花ちゃん


梨花ちゃんの思いが「本物」だと知った沙都子。

自分も問題集を持ってきて、

「水臭いではございませんの。私達同じ学校を目指すのでございましょ?」

「みぃ…本気になった沙都子は、強力なライバルなのですよ~」

「を~~っほっほっほ!勝負でしたら負けませんわよ?梨花ぁ~」

沙都子も本格的に受験勉強を始めます。


合格発表


夏、秋、冬、そして春。

レナや圭一、知恵先生のサポートを受け、勉強に取り組む梨花ちゃんと沙都子。


©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会



旦那
旦那

オリジナルでは夏以外の雛見沢が描かれることがなかったので、夏以外の雛見沢は新鮮ですね。

梨花ちゃんと沙都子の冬服も可愛らしいです。




季節は廻り、昭和62年3月1日。

この日は聖ルチーア学園の合格発表です。


合格できているか、不安を隠せない梨花ちゃんに

「2年半、あれだけ頑張ったんですもの。大丈夫に決まってますわ!」

梨花ちゃんの手を引く沙都子。


先に受験番号を見つけたのは梨花ちゃん。

「2421」

見事に合格です。


沙都子の番号は

「3670」


「もし……私だけ不合格だったら、その時は私達、別々になってしまいますのね…」

いざ自分の番号を探すとなると、不安になる沙都子。

そんなことは絶対に無いのですよ!


梨花ちゃんに力強く励まされ、自分の番号を探しに行く沙都子。

『勉強なんて大っ嫌い…それでも頑張れたのは…梨花と離れたく…』

梨花ちゃんと離れたくない。

その一心で嫌いな勉強を頑張った沙都子。

その頑張りは……見事、報われました


聖ルチーア学園


晴れてルチーアに入学した梨花ちゃんと沙都子。

生徒同士の「ごきげんよう」という挨拶に戸惑いながらも、学園での新生活を始めます。


新学期初日、寮が別棟の梨花ちゃんと沙都子は、別々に登校。

始業ギリギリで登校した沙都子が、梨花ちゃんに声を掛けようとすると、始業のチャイムが。

チャイムが鳴ったら席につき、一切の私語を慎むこと

さすがお嬢様学校、礼儀にも厳しいようです。


自由奔放な沙都子にとって、一切の私語を禁じられた授業は、苦痛以外の何物でもありません。

眠るのを我慢するのが精いっぱい。


一方梨花ちゃんは、憧れの学園生活にやる気に満ちています。

そんな様子を教師も察したのか、一日の終わりに「古手さん、号令は貴女に任せます」と。

級長に任命されたようなものでしょうか。


周りから一目置かれるようになった梨花ちゃん。

自ずと人が集まります。


「社交界の予行演習に」と、サロンに誘われる梨花ちゃん。

戸惑い、沙都子に目をやると…

「行ってくるといいですわ。何事も経験でございましょ?」

沙都子自身は、堅苦しいのは苦手だから遠慮すると。

『やっと夢が叶ったんですもの、梨花のお好きになさいませ。それにこんな華やかな世界、きっとすぐに飽きてしまいますわ…』


ハジマリ


制服が夏服に変わる頃、すっかり学園に馴染んだ梨花ちゃん。

「同い年とは思えない」という梨花ちゃんの造詣は、100年の繰り返した生んだ賜物。

深みのある世界観で、仲の良い友達も出来た模様。


一方の沙都子は……学園生活に意味を見出せず、成績は落ちる一方。

補習を受けるか自主退学か、2択を迫られます。

梨花ちゃんと、この学園に入る」のが目的だった沙都子。

元々勉強嫌いだった沙都子は、そこからさらに頑張り続けることが出来ないのです。


サロンで交友関係を築く梨花ちゃんと、堅苦しい生活に疲れ切った沙都子との間には、少しずつ溝ができてしまいます。

沙都子の「なんちゃって」お嬢様言葉も、梨花ちゃんを取り巻く女生徒達には「下品」と捉えられ、悪い印象を持たれます。


©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会




せっかく苦労して入学したのに、退学なんてできない。

補習室に向かった沙都子が見たのは、一様に暗い表情で一心不乱に補修に励む生徒たち。


「あなた、一年生?」

隣の生徒が声を掛けてきます。

上級生である女生徒が言うには、補習室にいるほとんどが2年に上がる際に普通のクラスから弾き出されたのだと。


何よりも「名誉」を重んじる学園は、出来損ないに「卒業」の栄誉を与えない。

かといって、由緒正しき家柄の娘を、退学には出来ない

生徒たちも、安くない入学金を親に払ってもらっているので、簡単には辞められない

結論、落ちこぼれが学園にしがみつくには、全ての時間を勉強に費やすしかない…。

沙都子も成績が上向かなければ、補習特化の「特別クラス」行きになる、と忠告を受けます。


沙都子が苦しんでいる中、サロンで楽しく談笑する梨花ちゃん。

それを遠くから眺める沙都子。

『ねぇ梨花…あなた、言いましたわよね?私と一緒に学園生活を送りたい。そう言いましたわよね?ねぇ梨花……これは……どういうことですの?

沙都子の中で、梨花ちゃんとの関係はもはや修復不可能なほど、溝が広がっていました……。




前の話:郷壊し編 其の壱
次の話:郷壊し編 其の参


ひぐらしのなく頃に
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コメント

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