「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 」「203話☆先輩くんと後輩ちゃん④」の ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介します。
秀知院に転校してきた四条眞妃の弟・帝とも打ち解けた白銀会長。
日本に居られるのも夏休み前まで。
「四宮家と戦う」かぐやの力になれる期間は、長くありません。
白銀御行の戦い、開幕です。
第203話☆先輩くんと後輩ちゃん④
タイトルから会長&ミコ回ですね。
白銀会長の戦いは始まった……とは言っても、会長もまだまだ高校三年生。
出来ることには制限があり、背伸びをしても届かないものが多すぎます。
思い詰めた顔をした会長に、声を掛けてきたのは「後輩ちゃん」のミコ。
具体的な事は言えないものの、自らの無力さを愚痴る会長。
「先輩は何でも自分の力だけで解決しようとしてませんか?」
「人を頼らない」というのは美学でなく、単なる能力不足だと切り捨てるミコ。
「困ったら頼って、困っている人がいたら助ける」
それ一番効率が良いと。

修学旅行回で会長自身も言っていましたね。
何でも自分で解決しようとする早坂に。
ミコに「ダメ出し」される格好になった会長。
「伊井野なんだか、最近大人っぽくなったんじゃないか?」
「先輩も大人な私にどんどん甘えてくれて構いませんよ?」
いつものように会長をイジりながら、頭をナデナデするミコ。

ミコが会長をイジっている最中の生徒会室、入ってきたのは
「ファミチキとLチキを買ってきた」
という藤原書記。
「どっちが上でどっちが下か、白黒つける」
と意気込んで食べ始めますが……。
「無理だ、きまずい!!」
どうやら先ほどの「ナデナデ」を見ていた藤原書記。
「伊井野さんと会長の距離感がなんだか……!どういうアレで……!?」
混乱する藤原書記に
「今のできれば石上と四宮先輩には、内緒にしてもらえますか…?」
ミコの一言が余計に混乱を招きます。
最近「共通の趣味」で仲良くなってきたと、改めて説明するミコ。
共通の趣味……ポエムとか写経とか、会長的には「共通」と言う言葉に違和感あるようですが……。
「藤原先輩も知ってますよね。私が好きなのは…ね…?だから違うんですよ」
説得力のある言葉です。
ミコが好きなのは石上ですからね…。
それでも納得がいかないのは、ミコが自分と会長、どっちが好きかということ。
「勿論藤原先輩ですよ」
という答えに、やっと落ち着いた藤原ですが…。
向かい合わせに座る会長と藤原。
ミコが座ったのは会長の隣……。
「この席順は『カップルとその友達の席順』じゃないですか!!」
再びヒートアップする藤原。
そこに入ってきたのはかぐや。
「会長が私から伊井野さんを取ろうとするんです!陰でコソコソ仲良くなって!」
拗れる説明をする藤原に、ため息をつき
「会長たちにいらぬ言いがかりをつけてるんですか?」
と呆れ気味……。
「でも、興味ありますね。詳しく聞かせてくださいな」
態度とは裏腹に、完全に疑ってかかってます。
あくまで先輩と後輩として仲良くしてるだけ、と弁明する会長とミコ。
「なるほど、そういう事ですか。変なことを尋ねて申し訳ありません」
と謝るかぐやですが…全然分かってない顔してるかぐや。
『伊井野さん…マジメで良い子だと思っていたら…どうも油断できないタイプのようですね。どう処理すべきでしょう。なるべく根本から処理しないと…』
怖い事を考えるかぐやに、
「大丈夫ですよ、会長は四宮先輩にしか興味ないですから。私…会長と四宮先輩が付き合ってるの、知ってますから」

以前から2人はお似合いだと言い続けてきたミコ。
そんな2人の仲を裂くような真似はしない。
「そんな事になったら腹を切って死にます!」
『やっぱり良い子だわ』
思いを改めたかぐや。
なんとかかぐやに分かってもらったミコですが、会長に
「もしそうなったら、一緒に腹切って死んでくれるんですよね?」
やっぱり冗談の重いミコでした……。
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