「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 」「200話☆藤原千花は超超超食べたい」の ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介します。
前話でかぐやは、四宮家長兄・黄光に早坂愛・白銀御行という、かぐやにとって非常に大きな弱点を握られていることを知りました。
そして、自分の思うように生きるためには、四宮家内で力をつけ、四宮家と戦い、四宮家と縁を切ること……。
そして会長がスタンフォードに行くのは、四宮家が「騙し取った」白銀父の会社を取り戻すため、そのために経営を学びに行くと知ったかぐや。
お互いの「夢」のため
「少し違う道を歩きませんか?」
会長に提案するかぐや……。
第200話☆藤原千花は超超超食べたい
前話のシリアスな雰囲気を吹っ飛ばす、記念すべき200話目(単行本掲載時は210話になります)に、まさかの藤原書記ラーメン回です。
藤原書記のラーメン回は「第43話☆藤原千花は超食べたい」「第157話☆藤原千花は超超食べたい」以来ですね。
「鬼滅」ブームに乗っかり、神保町にある集英社を訪れた藤原書記。
「お腹減ったからラーメン食べよ!」
入った店は「ラーメン五郎」
まぁ「ラーメン二郎」のパロなわけで、「とんこつ大盛り」を頼んだ藤原の前には、山盛りのラーメンが…。
その様子を見て入店した客が一言、
「よくないね」
「ラーメン四天王」の一人、「神保町のマシマシママ」でした。
ラーメン四天王は「渋谷のサンちゃん」「高円寺のJ鈴木」「巣鴨の仙人」がこれまでに登場し、最後の一人が神保町のマシマシママです。
最初に「ウチは大盛りだとこれ位の量」だと、注意するのが店側のマナー。
若い子を虐めるみたいな量が「よくない」と。
自分は太った女が好きで、
「俺のラーメンでデブらせる。俺はそのためだけにラーメンを作ってる」
と豪語する店主。
その歪んだラーメン観が気に入らないマシマシママ。
時間内に食べきったら無料となる「マシマシチョモランマ」を注文し、
「アンタの思想を飲み干してやる」

思想と書いて「ラーメン」と読み、飲み干すと書いて「否定」と読む……。
これ「かぐや様」だよね?
総重量「5㎏」のマシマシチョモランマ。
圧倒的な量に苦戦するマシマシママ。
インスタに「孫の写真」をあげる年齢のマシマシママは
「前線で戦える年じゃねぇ」
と否定されます。
そんなマシマシママは、過去に同じくラーメン四天王の「渋谷のサンちゃん」と交際し、別れを告げられた過去が…。
「ラーメンスタイルの違い」
と言う理由で…。
「美味しく食べる?笑わせる。私はそんな人並みの幸せなんか、とうに捨ててる!」
「チョモランマゾーン」と呼ばれる野菜を食べ尽くし、とうとう麺とご対面。
すると、食べ覚えのある味…。
店主は過去に、高円寺で蓬莱軒というラーメン屋を営んでいました。
その店のラーメンは女性にも子供にも優しかった。
なのになぜ今は、「女性を太らす」という憎しみに満ちたラーメンを作っているのか…。
それは店主の妹・ミチコが原因でした。
彼氏が「痩せてる子が好き」だから、ダイエットしなきゃならないというミチコは、無理がたたって倒れてしまいます。
「俺がもっと旨ぇラーメンを作っていれば…無理にでも胃袋にぶち込んでいれば…」
それ以降、「女を太らす」ためのラーメンを作り始めた店主。
その想いごと飲み干した、マシマシママ。
見事時間内にマシマシチョモランマ完食です。
一方、とんこつ大盛りを完食した藤原書記。


マシマシママの完食記念撮影に一緒に写った後、コンビニのトイレでめちゃくちゃ吐きました……。
そしてこの店主が圧倒的栄養価と、その中毒的な味で、多くの女性を健康的にデブらせた伝説の名店としてラーメン史に名を刻むのは、少し後のお話。
そのきっかけには、一人の大食い女王と、一人の少女があったと、ラーメン歴史家は語る……。



「かぐや様」だよね?
「かぐや様」でいいんだよね?これ。
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