「死役所」ネタバレ・あらすじ・感想 第83条 「あたしを助けて①」



【この記事は死役所 ネタバレ 第83条 「あたしを助けて①」のあらすじをご紹介します】




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第83条 あたしを助けて①


死役所。

「お前職員?名札してねーじゃん」

ハヤシくんに突っかかってきたのは、前話で登場したホシ野さん

初潮前の女の子が好き」というヤバい方…。


「気の毒っちゃ気の毒っすね。一生合法では性欲満たせないすもん」

とややホシ野さんに同情するハヤシくんに、

「そうですね。満たした人間は、ただの屑ですね

皮肉というよりは、だいぶいきどおってらっしゃる感じのシ村さん。


旦那
旦那

シ村さんの娘・美幸ちゃんと関係あるのかとも思いましたが…美幸ちゃん、暴行された形跡があったかどうかは、言及されてませんでしたね。

そういうことがあったために、憤ったのか……。



シュシュ


現世。

街中のベンチで、スマホをいじる少女をナンパする若い男性。

少女はまだ「中学生」だそう。

男性は…大学生くらいでしょうか?

「彼氏が迎えに来たから、ごめんね」


「シュシュちゃん」と呼ばれる少女は、「ハラノン」という男性の車に乗り込みます。

家出少女が、Twitterで泊めてくれる男性を探していたようです……。

「ハラノン」のマンションに着き、夕食を食べ、お風呂をいただき……。


ハラノン


シュシュちゃん……キスしていいかな?


旦那
旦那

胸糞ですが…まぁ、こういうもんなんでしょうね……。

家に帰れない少女がいて、その受け皿となる男がいる。

対価は「カラダ」……。



『またか…』

というシュシュちゃんの表情。

いつものことなのでしょう。

「そのあとはこうかな?おっぱい触っていい?指入れていい?先っぽだけ入れていい?最後までしていい?」

まぁ…そういう事なのでしょう…。

「いやっ!オレはシュシュちゃんが嫌って言うなら絶対…」

いいよ。最後までしても


死役所 ©新潮社/あずみきし


旦那
旦那

ハゲ散らかしてんじゃねーよ!このロリコンが!!

っと……取り乱しました…。




「ただ…」

シュシュちゃんには、「泊めて欲しい」ではなく、「別のお願い」がありました。

あたしを殺してほしいの。あたし死にたいの。でも自殺は嫌だから、殺してほしいの」

シュシュちゃんの本当の望みは「殺してほしい」……。





「辛い思いをしてきたんだね…オレが忘れさせてあげるからね…」

最後までした」後、ハラノンは「やっぱり死ぬなんてよくないよ」と。


家なき子


ハラノンのマンションを出たシュシュちゃん。

再びTwitterに書き込みます。

「家なき子です。どなたか泊めてください。お迎え希望です。」


「うちにおいで」「泊めますよ」

多くのリプが来る中、LINE通知が…。

そろそろ帰ってきませんか?

「あきこ」と表示された女性は、シュシュちゃんの身内…お母さんでしょうか…?

「ウゼッ」

チッと舌打ちするシュシュちゃん。





数多くのリプから「立脇」という男性に、泊めてもらうことに決めたシュシュちゃん。

「あなたのつぶやきを読んで、いてもたってもいられなくなりDMしました」

と送ってきた男性。

在宅ワーカーで大人しそうで、吃音の立脇さんの車に乗り込むシュシュちゃん…。


立脇さん


「立脇さん、あたしとエッチしないの?」

立脇さんの家の転がり込んで、もう1週間が経っていました。

その間、立脇さんはシュシュちゃんに手を出さず…。

純粋に、シュシュちゃんの力になりたいから、と。


「じゃあ、あたしのこと殺して」

恐ろしいことを、目を輝かせながら話すシュシュちゃん。

「今まで何人にも頼んできたんだけどさ、皆ズルいんだよ。はぐらかしてエッチだけして。『君は若い』『未来がある』とか聞き飽きちゃった。やるだけやって殺したくないなんて、卑怯だよね」

真面目な分、驚きを隠せない立脇さん。

「あたしの力になりたいなら殺して。あたし、それが一番うれしい。今すぐじゃなくてもいいよ。決心がついたらで」


数日後。

打合せがあるから出かける、という立脇さん。

意を決し、シュシュちゃんに話します。

「た、たた、頼まれて殺すのは嘱託殺人って言って、罪になるんだ」

シュシュちゃんにノートを渡す立脇さん。

「いい、一筆書いてほしいんだ。けけ、警察の人へ。私は頼んで殺してもらいましたって。死にたい理由とか、とにかくぼっ、僕の罪が軽くなるように……」


「わかった」

死役所 ©新潮社/あずみきし



どこか斜に構えた、諦めた雰囲気のシュシュちゃんが見せた、真剣な表情

「警察の人へ……私は立脇さんにお願いして……」

立脇さんに言われた通り、「自分が頼んで殺してもらった」ことを、ノートに書き記すシュシュちゃん。


ふと…ノートに落涙…。

「私は……加害者家族……」

書きながら、涙を堪え切れないシュシュちゃん……。



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