※「キングダム 第652話 主からの言葉」をご紹介するもので、ネタバレを含みます。
臨武君の仇
什虎城を取らんとする秦軍は、蒙武軍への援軍として、旧王騎軍の謄軍二万を送りますが…。
対する楚は、禍燐が送った白麗と項翼率いる兵三万。
元々兵数で劣る秦軍が、余計にハンデを負う状態に……。
盟友であり、白麗にとっては義兄だった臨武君を、函谷関で葬った謄。
謄に対し、白麗・項翼とも抱く強い復讐心。
久し振りの戦に、水を差された干斗雲。
謄を倒すべきか、先に友軍を倒すべきか迷います……。
一方の謄。
楚の援軍が録嗚未軍に接近したのを見て、
「まずいな。このままでは録嗚未が死ぬ。すぐに」

謄の主君・王騎もそうでしたが、どうやっても録嗚未を死なせたいようですね。
楚の遠弓隊の、長距離弓撃を前に、早々に撤退する録嗚未。
謄は前線の蒙武が撤退できなくなる前に、脱出を手伝おうとしますが…。
相対する玄右が、それを許しません。
楚の遠軍三万の出現で、「全体での立て直し」が必須となった秦軍。
急がなければ全滅すると、「全軍退却」を指示する蒙毅ですが、それを許さない楚軍。
軍師・蒙毅の焦りは募る一方です。
またしても一方的な展開になったか…と、残念がる什虎城軍師・寿胡王が聞いたのは、数万の大軍の足音でした。
主からの言葉
呉鳳明率いる魏の大軍が、什虎城戦に姿を現します。
「助かった」一様に安堵する秦軍。
「そう来なくちゃ」一方的な展開に、これで面白くなってきた感を隠さない楚軍。
「えっ、えっ?何これ何これ?いいの?秦と魏、2人と同時に一緒にやっちゃっていいの?」
独特の表現で、喜びを隠せない千斗雲。




2国であって2人ではないんですが…。
基本的に表現が性的です、千斗雲。
楚と秦の戦いに魏が入ってきて…千斗雲的には3Pなんでしょうか?
この状況下、秦軍軍師・蒙毅は冷静です。
魏が現れたからと言って、援軍とは限らない。
自分たちはまだ、魏から正式に同盟を結ぶと聞いていないのだから。
最悪、楚ではなく秦に牙をむいてくる可能性も。
そんな蒙毅の不安を、呉鳳明の側近・荀詠が「主からの言葉」を以て払拭します。
「秦軍・魏軍で共闘し、楚軍を討ち倒す。単純な挟撃でそちらに合わせてやる故、自由に戦え」
念のため、魏は本当に秦との同盟を受け入れたのか、確認する蒙毅。
「3年だけだぞ」
と荀詠。




窮地にやっと、光が見えた秦軍。
ここから反撃、と行きたいところですが、什虎の四人衆と、援軍の白麗・項翼ともに強敵ですから…。
今度こそ本当に録嗚未が……ww
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