「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」(わたモテ、作者:谷川ニコさん)第6巻あらすじをご紹介するもので、ネタバレを含みます。
喪47:モテないし昔の知り合いを思い出す
前話で登場した「小宮山さん」は、智子の中学の同級生で、智子の弟・智貴に好意を抱いていました。
中2のバレンタイン、智子の家に遊びに来た小宮山さんは、智貴(当時中1)にチョコを渡したくて
「智貴君に…ちち…ち…こを…」
ピンときた智子、智貴を呼んできて、
「お前のちん●が見たいって……」

それ以来、智子を恨んでいた小宮山さん…。
しかし、智貴が同じ高校に進学したことを知った小宮山さんは、智子を通じて智貴に近づくべく、智子に接近します。
たまたま智貴と学校の廊下で遭遇する、智子と小宮山さん。
そして、ハッキリ思い出します。
「あーーっ!!おまえ昔、家に弟の●んこを見に来た、こみなんとかさんだーー!!」
再び小宮山さんに恨まれることになる、智子……。
喪48:モテないし低地で争う
トイレで一人飯を食う小宮山さんを、見下げる智子。
移動教室でボッチの智子を見下す(自分は友達と移動)、小宮山さん。
低レベルなマウントの取り合いですが、コミュ力に分がある小宮山さんがやや有利。
智貴を使って小宮山さんを見返そうと、画策する智子。
智貴を図書室に呼び出し、「仲良し姉弟」を見せつけ、小宮山さんを悔しがらせるつもりが…。
智貴を驚かしたところ、はずみで鼻に肘うちを食らう智子。
鼻血を出し、ポロポロ涙を流す智子を見かねて、
「ったく…しょーがねーなー」
手を引いて保健室に連れていく智貴。
『智貴くんに殴られ、鼻血出して、保健室に連れてってもらえる…いいな…くそー……』
智貴のおかげで、低レベルなマウントの取り合いに勝利した智子…。
喪49:モテないし行き先を決める
智子の高校では、修学旅行の行き先がアンケートによって決まる。
候補は「北海道」「新潟」「京都・奈良」「熊本・長崎・福岡」「沖縄」。

出来れば欠席したい智子ですが、さすがに修学旅行……それでも出来るだけリスク(?)の少ない旅行先を選ぶため、コンピューター室で、ネット検索。
消去法で京都にした智子は、とりあえず京都の良さを知るため動画(YouTube?)を流します。
動画を流しっぱなしで、トイレに行き戻ったところ、自席には「京都動画」を観る人だかり…。
結果、行先は京都に決定。
『修学旅行に行きたくない奴の行動で、旅行先が決まるとは…』
喪50:モテないし夕暮れの教室で一人佇む
体育の居残りで、放課後校舎に残っていた智子。
夕焼けの中、生徒会室に佇む生徒会長を見て、美少女ぶりにドキドキ…。
その後図書室に行くと、小宮山さんもそれなりにキレイに見える…。
『夕方の校舎は美少女をより美人に、いまいちな奴でもそれなりに補正がかかる!』
美しい自分を写すべく、夕方の教室で自撮りしまくる智子。
自撮りに飽きたら目的を変え、「恋の始まり」を期待し、放課後は空き教室で黄昏ることに。
1週間黄昏るも、恋の始まりる様子はなく…。
その代わり担任でテニス部顧問の荻野に「テニス部に入りたいんでしょ?毎日空き教室から見てたから」
と勘違いされ、テニスコートに連行される智子…。
喪51:モテないし同性を意識する
隣の席のネモ(根本さん)が、リップクリームを使ってるのを見ていたところ、「使ってみるー?」
『これって……女同士だけど…間接キスじゃねーのか!?いいのか…?』
その後も「教科書忘れた、見せてー!」とグイグイ来るネモ。

『もしかして…私のこと好きなのか?』
そんなことを考えながらトイレしてると、ネモの声が…
「このリップいまいちだから、早く使い切りたくって~」
他の女子にもリップを使わせるネモ。
『私じゃなくてもいいのか~!』
気を持たせ(?)、裏切られ(?)、傷心で廊下ダッシュする智子は、派手に店転倒。
そこに生徒会長が
「大丈夫?保健室いこ?」
『この人まさか…わたしのこと……』
めげない智子…。
喪52:モテないし作曲する
テレビにボカロPが出ていたのを見て、
『女子高生ボカロPって、注目されんじゃね?』
という安直な発想で、ボカロソフトを注文した智子。
5時間後、出来たのは「おー●ーんーちーんー」「おーいーなーりーさーんー」「おーみーそーしーるー」
テキスト読み上げ程度のもの…。
『出発点を間違えた…作詞で行こう!』
詞はできていないものの、とりあえず「作曲できるやつ」を探すため、掲示板を見ると…。
自分と同じように「詞を書いたので、作曲してくれる人」を募集する書き込みが多数……。
『考えることはみんな同じか…』
作曲も作詞も諦めたところで、同じ高2女子の「作曲募集」書き込みを見つけた智子。
1件も返信ない書き込みが、自分と被る…。
自宅の小宮山さんは、「作曲募集」の書き込みに返信が来たのを見つけ、大喜び。
早速、曲を聴いてみると…「おー●ーんーちーんー」「おーいーなーりーさーんー」「おーみーそーしーるー」

喪53:モテないしいいことある
出がけに母から、弟・智貴の傘も持って行って、と頼まれる智子。
登校中に見つけたミノムシを発見し、「流●星」を食らわそうか、「牙●」にしようか…。

「流●星」にしたところ、傘がすっぽ抜けて川にポチャン……
『あの傘は弟のだな…』
放課後、雨が降りそうにもないので、弟に「牙●零式」を食らわせ、傘を持って帰らせる智子。
帰りに漫喫に寄っているうちに、雨が降ったため、弟の傘に入れてもらおうと、駅の改札で待つ。
姉弟で相合傘で帰宅。
「女と遊ばないで玉蹴りばっかやって、つまんない一日だったけど、私のお陰でいいことあってよかったね!!」
智貴にとって「いいこと」など何一つありませんでした……。
喪54:モテないし変わらない
下校時の昇降口、ネモに話しかけられ、「ちょっと上のグループの女子から、話しかけられた私」的な空気で、小宮山さんにマウントを取る智子。
しかし同じバスで下校中、「図書室に本返しておいてよ」とクラスの男子に話しかけられた、小宮山さんが逆転。
「こみなんとかさんと違って、これから中学の友達に会いに行くんだから」
相手はもちろん、智子の唯一の友達「ゆうちゃん」。
が、もともと小宮山さんとは、ゆうちゃんとの繋がりで知り合ったわけで…。
気が付けば小宮山さんも合流。
相変わらず不仲な智子と小宮山さん。
別れた後、「もこっちとこみちゃん仲良くね」とゆうちゃんからメール。
翌朝学校にて、ぎこちなく、よそよそしい二人の「仲よくしよう」とするやり取りが、展開されます…。

喪55:モテないし七夕
生徒会が中庭に設置した七夕の笹に、智子はウケ狙いの短冊を飾る。
小宮山さんが
「好きな人と結ばれますように」
と書けば、
「結果私の天の川が、大洪水になりますように」
という感じで……。
生徒会長の「今江恵美」さんが「いっぱいお願いあるんだね」と話しかけてきます。

彼女の短冊は「ここにあるみんなの願いが届きますように」
彼女のきれいな願いの前に、自分のくだらない行動を反省し、短冊を外そうとする智子。
そこへ担任・荻野が
「友達欲しいって書いたんでしょ?もっとみんなに見えるように、高いところに飾りなさい」
と脚立を持って現れます。
皆に見えないよう、精一杯高いところに吊るした短冊は…
「大きな希望を忘れない 1年後の7月 非処女の自分を信じて」
特別編3
時は遡り、クリスマスイブ。
ゆうちゃん監視のために「30分おき」にメールを送っていた智子。
気が付けば眠っていた智子だが、最後のメールに対する返信だけ、「3時間」かかっている…。
「3時間」の間に……「ゆうちゃん」→「ゆうさん」になってしまったのか…
風呂に入り、シミュレーション的にぬいぐるみ相手に変態プレーを一通り実施した結果、所要時間は「3時間」。
「やっぱりか…」
ゆうちゃんが非処女になってしまった…嘆く智子が気付いたのは、最後のメール、よく見たら画像添付。
写真には、女子だけでカラオケをしている様子が写っていました。
『良かった、ゆうちゃんはまだ…クリスマスに変態BLゲーやって、ぬいぐるみ相手に変態プレーやってのは、私だけだったんだ……いや、良くない…!!』
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