「死役所」あらすじ・感想・ネタバレ 第80条 「祖母にラブソングを」



【この記事は死役所 ネタバレ 第80条 「祖母にラブソングを」のあらすじをご紹介します】

タイトル聞くと、ウー●ー・ゴールドバーグとか出てきそうですが…。

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Red Pinos


今回のお客様は、「藤原ぬい」さんです。

孫の「明日香ちゃん」と2人暮らしのようです。

お歳は召されてますが、矍鑠かくしゃくとしたご様子で、デイサービスの送迎車にも、自分の足で歩いて乗り込みます。


一方、孫の明日香ちゃんは大学生。

Redレッド Pinosピノス」というバンドのギター兼ボーカルをしており、YouTubeにも動画をUPしていますが、いずれも再生数は数百回…。

ライブも近いのに、メンバーの片岡はバイトで練習を欠席。

「中山抜きでも練習しよう」

とLINEを送る明日香ですが、もう1人のメンバー・片山から

「揃わないならいいやー。また集まろー。」


旦那
旦那

音楽に対する、バンドに対する熱量には、差があるようですね。



セッション


デイサービスから戻ったぬいさん。

サービスセンターの職員が玄関先で、興奮気味に話しかけています。

明日香ちゃんが聞いてみると、センターで行われた音楽コンサートで、ぬいさんが急にチェロを弾き始めた。

それがとても上手で感動した、と。

昔楽団に所属していたぬいさん。

ぬいさんのチェロは家でも弾いており、聴き慣れた明日香ちゃんにとっては特別なものではなかったのですが…。


家に入ったぬいさんと明日香ちゃん。

バンドの練習が中止になり、持て余した音楽を発散すべく、

「おばあちゃん、セッションしよ」


死役所 ©新潮社/あずみきし




ぬいさんのチェロと、明日香ちゃんのギターボーカルでセッションを始めます。


「せっかくだから」

と、スマホで録画し、奏でる曲は

「この道」


作詞:北原白秋

作曲:山田耕筰

教科書にも載ってる名曲です。


この道  鮫島有美子
この道  鮫島有美子




お祖母ちゃんに許可を得て、このセッションをYouTubeにアップする明日香ちゃん。


解散


後日、Red Pinosの練習中。

ベースの片岡は不調のようです。

明日香ちゃんの注意にも、

「はいはい、すみませんー」

と不躾な態度。


何かあったのか、聞いてみると……。

「この動画、何?」

ぬいお祖母ちゃんとの、セッションの動画。

バンド(Red Pinos)のアカウントでアップされた動画は、再生回数「4.2万回」

他の動画の再生数が数百回なのに比べると、圧倒的に多い再生数です。


これが気に入らなかったご様子の片岡。

「もうよくね?このバンド。俺ら一緒にやる意味なくね?俺、楽しくないし」


旦那
旦那

ちょっと大人げないかなぁ…とは思いつつも、片岡もおそらく大学生。

まだまだ子供ですよね。

自分たちの演奏が「数百回」の再生数に対し、お祖母ちゃんとのセッションは「数万回」の再生数。

それをバンドのアカウント(チャンネル)でアップされ、「当てつけ」のように感じたのかもしれませんね。




ドラムの中山は、動画に対して思う所はないものの、貧乏学生であり、

「基本的に金が無いから、頻度低くしてもらえると助かるかなーって」


自分と2人とでは、バンドに賭ける想いに、だいぶ隔たりがあることに気付いた明日香ちゃん。

「ごめん、今まで付き合わせて……」

バンドの解散を決めます。


コメント


「明日香ちゃん、あんたのバンド、何て名前だっけ?」

矍鑠としたぬいさんも、「Red Pinos」というバンド名は、なかなか覚えられないご様子。

しかし、そのバンドはもう、解散してしまいました。

「明日香ちゃんは歌が上手なのにねぇ」


残念がるお祖母ちゃんの言葉を聞き、先日YouTubeにアップした動画のことを思い出す明日香ちゃん。

「この道」をセッションした後、

「明日香ちゃんは歌が上手だねぇ」

「ありがと!」

という会話も収録されていました。

動画のコメント欄には

「最後の会話ほっこりしたわ」

「確かに上手!おばあちゃんかわいい!」

「おばあちゃんと孫の演奏とかツボすぎる。」

たくさんのコメントが。


バンドを解散し、落ち込んでいた明日香ちゃんでしたが、動画のコメントに勇気づけられます。


「おばあちゃん!セッションしよ、セッション!」


再び、セッション


「銀座カンカン娘」

「チェリー」

「シャングリラ」

次々セッションし、動画をアップする明日香ちゃん。


旦那
旦那

「銀座カンカン娘」とか、もちろん知識としては知ってはいますけど、オリジナルは「昭和24年」ですからね。

「シャングリラ」は同名の曲が複数ありますが…「ファフナー」の方なら知ってます。




いずれも数万回、十数万回再生される人気動画に。

同時に、バンドを解散した明日香ちゃんには、他のバンドからの誘いの声も。

しかし本人は、

「ごめん、やめとく」


バンドで音楽をやるより、お祖母ちゃんセッションが楽しいのでしょう。

それを裏付けるかのように、セッション動画はカバー曲からオリジナル曲に変遷していきます。


ライブハウス。

明日香ちゃんをボーカルに誘ったものの、断られた子が、明日香ちゃんの歌声を聴きに来ていました。

「もう一回誘ってみよっかなー」

という言葉を、

「誘って無駄無駄」

と遮ったのは、明日香ちゃんとバンド解散した片岡。


「何あんたら、復活すんの?」

「いや、じゃなくてー」

舞台に登場したのは、明日香ちゃんとぬいさん。


死役所 ©新潮社/あずみきし




「勝てないっしょ、これは」


旦那
旦那

再生数の多い、おばあちゃんとのセッション動画をやっかんでいた片岡も、素直に脱帽。

生セッションに魅入られます。




別れ


しかし、そんな日々も長くは続きません。

急に元気がなくなってしまった、ぬいおばあちゃん。

明日香ちゃんとの音楽活動で、無理をしていたのかもしれません。


「この間の動画は、どれくらい再生してもらえた?」

「50万回だよ!デイサービスセンターでやったコンサートのは、なんと220万回!皆がおばあちゃんのチェロ聴いてるんだよ!」

「ああそう、明日香ちゃんは歌が上手だからねぇ…」


死役所 ©新潮社/あずみきし



旦那
旦那

何でしょう…慈母と言うんでしょうか。

祖母と孫なので、マッチする言葉ではないんでしょうが…慈しみが深いというか、深い愛、無償の愛、そんなものを感じさせる、ぬいおばあちゃんの笑顔。

ずいぶん昔に亡くなった、祖母の顔を思い出しました……落涙。




ありがと、おばあちゃん…」


そのまま、息を引き取ったぬいさん。

老衰でした。


死役所


死役所、老衰課。

「藤原ぬいさん、お忘れ物ですよ」

シ村さんの手元にはチェロの弓。

ぬいさんが亡くなる時に、明日香ちゃんが持たせてくれていたようです。


若い頃、楽団で全国を回っていたぬいさん。

イケメンの旦那さんに出逢ったのも、その楽団だった、と。


結婚した楽団を辞めた後、子育てが終わったぬいさんに、旦那さんがプレゼントしてくれたチェロ。

まだ小さな明日香ちゃんに披露した、チェロ。

その演奏が、明日香ちゃんに大きな影響を与えていました。


中学生になった明日香ちゃんは、

「あたしギター始めたんだ!小さいとき、おばあちゃんがギター弾いてくれたじゃん?あれ、かっこいいって思ってたんだー!」

チェロとギターを勘違いしていたようですが…間違いなく明日香ちゃんに大きな影響を与えた、ぬいさんのチェロ。


「孫はね、とっても歌が上手なの。きっといい歌手になるわ」

「そんなお孫さんと一緒に、音楽が出来て良かったですねぇ」

「うん。とっても、楽しかった!」


死役所 ©新潮社/あずみきし




「携帯で聴けるのよ?良かったら聴いてみてね!名前は…何だったかねぇ?」

「Red Pinos」は最後まで覚えてもらえませんでしたね。


現世の明日香ちゃんの身にも、変化が。

おばあちゃんとのセッション動画をずっと見ていた、という音楽プロデューサーから

「うちでデビューしませんか」

というお誘いが。


「もう祖母は亡くなっていますから…」

と答えると、それは承知の上で

「是非おばあちゃんの分まで、プロとして世に出てみませんか?」


旦那
旦那

祖母と孫のセッションで、有名になったYouTuber、という色モノ扱いではなく、「歌が上手な」明日香ちゃんを、スカウトしてくれているようです。




「アーティスト名だけは、決めさせてもらって良いですか?

ぬいあすか』」



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死役所
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ゆるハル、時々旦那

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